バトル・ロワイアル

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

中学生が殺し合うというセンセーショナルな内容で物議をかもし、社会現象を巻き起こした高見広春の同名小説を、「仁義なき戦い」の巨匠・深作欣二が映画化した青春バイオレンスアクション。新世紀のはじめ、ひとつの国が崩壊した。子どもたちを恐れた大人たちは、新世紀教育改革法・通称「BR法」を施行。年に1度、全国の中学校から無作為に選ばれた1クラスが、無人島で最後の1人になるまで殺し合いをさせられるのだ。修学旅行の名目で無人島へ連れて行かれた城岩中学校3年B組の生徒たちは、かつての担任キタノによる容赦ない指導の下、この恐ろしいゲームに強制参加させられることになり……。北野武が教師キタノを圧倒的な存在感で演じた。

2000年製作/113分/R15+/日本
原題または英題:Battle Royale
配給:東映
劇場公開日:2000年12月16日

スタッフ・キャスト

監督
原作
高見広春
脚本
深作健太
製作総指揮
高野育郎
企画
佐藤雅夫
岡田真澄
鎌谷照夫
香山哲
プロデューサー
片岡公生
小林千恵
深作健太
鍋島壽夫
協力プロデューサー
麓一志
富山和弘
加藤哲朗
大野誠一
松橋真三
竹本克明
撮影
柳島克己
照明
小野晃
録音
安藤邦男
美術
部谷京子
装飾
平井浩一
衣装
江橋綾子
特殊メイク
松井祐一
劇中画
北野武
VFXスーパーバイザー
大屋哲男
道木伸隆
編集
阿部浩英
音響効果
柴崎憲治
音楽
天野正道
音楽プロデューサー
山木泰人
主題歌
Dragon Ash
アシスタントプロデューサー
小林勝江
藤田大
製作担当
田中敏雄
監督補
原田徹
スクリプター
牧野千恵子
スチール
原田大三郎
加藤義一
全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第24回 日本アカデミー賞(2001年)

ノミネート

作品賞  
監督賞 深作欣二
脚本賞 深作健太
主演男優賞 藤原竜也
音楽賞 天野正道
新人俳優賞 藤原竜也
新人俳優賞 前田亜季
話題賞 作品部門/俳優部門  
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(C)2000「バトル・ロワイアル」製作委員会

映画レビュー

5.0戦争を経験した監督だからこそ生まれたエポックメイキング

2024年12月30日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

当時のドキュメンタリーによると、幼き日の深作欣二は、【大人たち】から「米兵を殺せ、国のために死ね」と叩き込まれ、その言葉を疑うことなく信じていた。だが、敗戦が訪れると、彼らはその言葉を簡単に覆し、全く別の価値観を語り始めた。その豹変ぶりは、無垢だった深作の心を激しく揺さぶり、【大人たち】への激しい嫌悪、彼らが押しつけた価値観そのものへの反発が、深作の中で生涯ずっと燃えているのだという。

戦争の記憶と政治への不信。その痛みは、数年ごとに戦争を繰り返す欧米人には決して理解されることはないだろう。この映画は、だからこそ、独自の「日本の声」を持つ(海外批評家からも高評価を得ているが、深作の反骨精神と日本の歴史観に触れていない)

「バトル・ロワイアル」は、深作の描く壮大な様式美と、10代の刹那的な青春が炸裂する傑作だ。血に濡れた教室、友情が崩壊する中で響く銃声、愛と裏切り、そして生きたいという切なる祈りが込められている。
そして、「生の意味」と「理不尽な権威への抵抗」を問う壮絶な詩であり、青春という一瞬の輝きへの鎮魂歌だ。そして、その特別な価値を深く理解できるのは、一億玉砕を叩き込まれた日本人だけなのかもしれない。

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エライ

3.0おしいよなー

2024年12月22日
iPhoneアプリから投稿
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髭と筋肉とハゲ

2.5いまひとつ何か足りない作品

2024年12月12日
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怖い

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rain

3.52000年ってこういう時代だった

2024年9月1日
iPhoneアプリから投稿

学生だった2000年を思い出した。
この映画が学校ですごく流行ったんですよね。

時々出てくるテキストとラストの謎展開が気になるけど、全体的な雰囲気がとにかくカッコいい。
ビートたけしの演技もカッコ良すぎる。惚れる。

子供に殺し合いをさせるという倫理観の無さ。
令和には放送出来なさすぎる。

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セツ

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