裸足のピクニック
劇場公開日:1993年10月30日
解説
キセル乗車がバレた平凡な女子高生に次々と襲いかかるトラブルをスラップスティック調に描くスピード感あふれるコメディ。8ミリ作品「雨女」で09年度PFFアワード・グランプリを受賞した矢口史靖の第一回劇映画作品。脚本は矢口と鈴木卓爾、中川泰伸の共同。16ミリ。
1993年製作/92分/日本
配給:ぴあ
劇場公開日:1993年10月30日
ストーリー
ごく普通の女子高生のはずの鈴木純子は、その日に限って借りた定期券からキセル乗車がバレる。祖母の家に逃げ込むが、待ち構えていたのは両親。祖母は死んだばかりだった。骨を抱いて東京へ帰る途中バイクと事故を起こし両親は入院。ふらふらしていたところを祥子という謎の女性に助けられるが彼女は他人の家に不法侵入する常習者で、またもや逃げ出した純子は山奥の食堂で食中毒を起こし、入院。その間に実家は交通事故の賠償問題から一家離散の憂き目となり、妹の陽子は純子に恨みを持つキリコらと復讐を誓う。一か月後に純子は戻ってくるが、家はなく、かつての恋人は新しい彼女と同棲中。すがれるのはまたもや現れた祥子だけとなったが、彼女は今度は売春の斡旋をはじめ、そうとは知らない純子は池田という客に襲われる。怒りのあまり彼女はフォークで祥子をメッタ刺しにし、祥子は慌てて逃げる最中キリコたちの運転する車に跳ねられ真っ二つ。純子はショックで口もきけなくなり、その後は家族の間をタライ回し。だが、彼女の妊娠が分かったとたん目覚ましい回復を遂げ、家族もまた一つにまとまっていく。純子も高校を無事卒業、一児の母となりシアワセな生活を送るのであった!