NINE 9(2000)
劇場公開日:2000年11月4日
解説
ビリヤードを通して、自由を求めて生きる若者たちの姿を描いた青春ドラマ。監督は「借王3」の香月秀之。脚本は、香月監督と「紅」の後藤法子の共同。撮影を千葉真一が担当している。主演は、「ピンチランナー モーニング娘。」の高田宏太郎と「安藤組外伝 掟」の渡瀬美遊。スーパー16ミリからのブローアップ。
2000年製作/109分/日本
配給:ベンチャーフィルム
劇場公開日:2000年11月4日
ストーリー
東京・渋谷。仲間と自由を引き換えに、裏世界の賭けビリヤードのスポンサーである千尋と契約を交わし、“不自由のない生活”を手に入れた筈のトオルは、しかし型にはめられた窮屈で退屈な大人の世界から抜け出したいと思うようになっていた。一方、政治家の娘として親の敷いたレールの上を生きてきたリカは、人形のような生活に耐えきれず家を飛び出してしまう。そんな、自由を求めるふたりが渋谷の町の片隅にあるプールバー「9-NINE」で出会い、恋に落ちる。だがその矢先、トオルのかつての仲間のユウジがドラッグ中毒の男に大怪我を負わされ、莫大な手術代が必要となる。賭けビリヤードで手術代を稼ごうとするトオル。しかし、彼はあるプールバーで的場という男に勝負を挑まれ、惨敗を喫してしまう。実は、その男は裏世界でも名の知れたハスラーであり、トオルが千尋の下で勝負する次の相手でもあったのだ。それを知ったトオルは、再び的場に勝負を挑む為、そしてユウジの手術代の為に、リカとの再会を約束して千尋の元に戻っていく。果たして、トオルは的場との勝負に勝利し、リカとの約束の場所へ急ぐのであったが、途中、遭遇したドラッグ中毒の男に刺され命を落とす。