突然炎のごとく(1994)

劇場公開日:

解説

田舎町の少女のさりげない日常と心の動きを、音楽の一切ないモノクロームの映像の中で描くドラマ。監督は「罪と罰 ドタマかちわったろかの巻」の井筒和幸。脚本は井筒と木田紀生の共同。撮影は「夏の庭 The Friends」の篠田昇が担当。衛星放送のWOWOWが取り組んだ映画シリーズ〈J・MOVIE・WARS〉の第2期の1本として6月に放映ののち、劇場公開された。

1994年製作/62分/日本
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:1994年10月15日

ストーリー

かおりの日常は、男友達の太郎とのセックス以外これといったものはない。そんな日常に対する飽和感と飢餓感を感じているところに、ふとしたことで知り合った都会の匂いのする中年男・浩介が登場し、かおりは突然の情熱とほのかな期待を覚えた。しかし、なおみの出現もあり、浩介もまた単なるセックスの″条理″に甘んじた日常に埋没した男にすぎないことを知り、愛は次第に冷めていく。一方太郎は、かおりの気を引くことが出来ず、彼女と浩介の関係も知って不安と怒りがいや増す。かおりはやがて浩介に肉欲だけではない愛情を求めるが、その″不条理″を受け入れる″条理″のない浩介は、かおりを殺してしまう。そしてそこへ駆けつけた太郎の目の前で、自らも拳銃で頭を撃ち果てる。もはやなす術のない太郎は、かおりの幻影を求め、冷えた夜を彷徨い歩く……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0よかった

2018年9月30日
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鑑賞方法:DVD/BD
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吉泉知彦