ミヨちゃんのためなら 全員集合!!

劇場公開日:

解説

「いい湯だな 全員集合!!」の渡辺祐介と田坂啓が脚本を書き、渡辺が監督したシリーズ第三作。撮影は、「喜劇 深夜族」の荒野諒一が担当した。

1969年製作/89分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1969年12月31日

ストーリー

漢方薬製造工場を経営する伊刈長吉は、女房のお菊に赤ん坊を置いて逃げられた。その上、従業員四人が揃ってやめると宣言した。忠次、風太、工作、ヒデオの四人は、長吉の後輩だが、給料は安いし、工場の異臭が、町の非難を浴びて肩身がせまいという。結局、ヒデオを残して、三人はやめた。ヒデオは長吉に恩があり、忠誠を誓っていた。そんなある日、配達の帰りにヒデオはヒッチハイクの女性を便乗させたが、その中の一人が初恋のミヨちゃんそっくり名前も美代といった。一方、悪臭をまき散らす工場への町民の非難は日毎に高まり、長吉に同情的なのは、高校時代の恩師花山大造だけだった。美代が花山の妹だと知り、二人は驚いた。やがて美代は、見合いをしたがその相手は、アジア観光御曹司石田だった。石田は町のボス熊寅と結託して、悪事を企んでいた。長吉の工場周辺の土地を買い占め、バイパスとモテルを建設、地価の値上りでひと儲けしようというのだ。工場存廃の町民投票に敗れ、問屋にもボイコットされた長吉はヒデオと自殺を図ったが、ヒデオは逃げた。一方、石田らを探っていた美代は芸者ぽん太の協力で、熊寅と石田の密談のテープをとり、町民に公開し、石田らは検挙された。逃げた三人も工場に帰り、長吉も反省して、悪臭除去装置を取りつけた。やがて、お菊も帰ってきた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0アッと驚く為五郎~~~

2022年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 給料千円って酷すぎる。残ったヒデオ(加藤茶)が女房代わりで工場の仕事+雑用係を押しつけられる。工場から出る煙や臭いによって公害問題にもなっている日ノ出町で、その伊刈堂本舗排斥の跡地をどうするかで町民が盛り上がっていた。実はその土地の周りがこっそり町のボス熊寅(上田吉次郎)により買い占められいたという社会派要素もああった。

 一方、一人残ったヒデオは偶然初恋のミヨちゃんそっくりの女性花山美代(倍賞美津子、二役)に出会い、恋に落ちる。女房に逃げられた伊刈も美代に惚れていたが、美代は兄のヒゲゴジラこと花山先生の将棋相手の警察署長の策略により、不動産屋の石田(左とん平)と見合いをさせられる。そして花山先生は仕組まれた暴力事件ネタでブタ箱行きに・・・

 終盤の展開はよくあるパターンではあるが、無線機で録音という当時のハイテク技術(?)を使ったりする。倍賞美津子は女子大生役ながら色っぽすぎる反面、芸者の松岡キッコが似合わなすぎる。むしろ女子校の花山先生の可愛い教え子たちが初々しい。ちなみに仲本工事はロン毛!

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kossy

3.0やっぱりハナ肇

2018年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

ドリフ映画だけどハナ肇が核となって引っ張っていくので、引き締まった喜劇になっている。
漢方薬の工場を受け継いだいかりや長介、その子分が加藤茶、二人の恩師がハナ肇、その妹が倍賞美津子。

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いやよセブン

2.0前作と似たり寄ったりな大量生産品

2014年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

総合40点 ( ストーリー:40点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 とりあえずNHKBSでやっていたこのドリフの連作ものを、この三カ月で三本観てみた。どれも似たり寄ったりであり、水戸黄門なんかの時代劇と同じくらいのマンネリだった。多分映画が大きな娯楽だったこの時代、同じような作品を安直に大量生産してとりあえず興行収入を簡単に稼ごうという作戦だったのかな。調べてみるとドリフの映画は21本あるらしいが、もう十分です。

 当時23歳の女子大生役の倍賞美津子、服装や化粧もあるのかもしれないが、女子大生には見えなくてむしろ主婦に見えた。この人はもっと歳を重ねてからのほうが持ち味が出る。

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Cape God

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