ゼノ かぎりなき愛に

劇場公開日

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解説

戦後日本の人々の心の救済に尽力を尽くしてきた実在の修道士、ゼノ・ゼブロフスキーの半生を描いた長編アニメーション。監督は「森の伝説」の宇井孝司。脚色は、宇井監督と「マザー・テレサとその世界」の千葉茂樹の共同。撮影を「SPRRIGAN」の白井久男が担当している。声の出演に「ムーミン谷の彗星」の平田康之。文部省選定、厚生省中央児童福祉審議会平成11年度推薦文化財作品。

1999年製作/74分/日本
配給:「ゼノさんの映画をつくる会」(配給協力 エム・プロジェクト)

ストーリー

1930年に来日して以来、戦中も帰国せず、長崎の修道院で人々の心の救済に勤めてきたポーランド人修道士、ゼノ・ゼブロフスキー。彼は長崎原爆で被爆しながらも、戦災にあってお腹を空かせた子供たちを・カワイソウボウヤ・と呼んで占領軍からの救援物資を配り歩いたり、修道院に連れ帰って面倒をみていた。ところがある日、修道院の暮らしに不満を抱く子供たちにそそのかされたゲンタロウ少年が、脱走を図ろうとして修道院に放火。しかし、ゼノは決してゲンタロウを罵ることはなく、彼には愛が足りなかったのだと嘆くのであった。さて、ゼノの救済活動は東京へも及んだ。彼の行動に心打たれた寺の住職と上京したゼノは、孤児たちに食料を配り歩く中で、ゲンタロウと再会する。そして、彼を離ればなれになっていた病気の母と妹の元へ連れていってやるのだが、母は息を引き取ってしまう。それから長い年月が経った。相変わらず、ゼノは沢山の救援物資を持って人々の救済に汗を流していた。ところが、遂に彼は倒れてしまう。彼が担ぎ込まれた病院には、立派に成長したンタロウが医師として働いていた。ゲンタロウとの再会を喜ぶゼノ。しかし、人々の心に火を灯し続けてきた彼は、そのまま帰らぬ人となる。82年4月24日のことだった。

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