Zの回路 復讐の裏ゴト師

劇場公開日:

解説

今は静かな生活を送っている優秀なパチンコ・プログラマーが、再びパチンコ業界の裏に潜む欲の世界に巻き込まれてしまうサスペンス・シリーズの第2弾。監督は「乱行教室/私の顔にかけて!」の石川均。主演は前作と同じく藤竜也がつとめている。1996年1月27日より大阪・天六ホクテンザ1にて先行上映。

1996年製作/82分/日本
配給:パル企画
劇場公開日:1996年3月2日

ストーリー

汚名こそ晴らしたものの戻る場所を失ってしまった狩野は、今は土木作業員として静かな生活を送っていた。ところが、彼がかつて勤めていたセントラル電工の奈緒美という女が訪ねてきて、かつての狩野のライバルであり、また彼をここまで追いつめた張本人でもある神崎の死を知らせた。奈緒美は、神崎に代わって新機種“Z2”の開発を引き継ぐよう、狩野に依頼する。二度とパチンコ業界に戻らないと決めていた狩野だったが、セントラル電工の強引なやり方に屈して引き戻されてしまった。その上、彼はセントラル電工をよく思わない組織からも狙われるはめに陥る。組織の魔手は狩野ばかりでなく、狩野の一人娘の理沙にまで及んだ。神崎の遺志を継いでZ2のプログラムを開発することになった狩野は、実は神崎の婚約者であった奈緒美の協力も得て、困難の末、見事にZ2の開発に成功する。そのお披露目の日、プログラムに仕掛けを施しておいた狩野の機転によって、新装オープンのパチンコ店は大混乱となった。これにより、狩野を利用しようとした元警官の弓削も、パチンコ業界を裏で牛耳る国会議員・葛岡によって解雇され、さらに奈緒美は神埼の仇を討って弓削を殺した。こうして、自分の生活を乱した組織に復讐を遂げた狩野は、本当のプログラムが入ったフロッピーを奈緒美に託すと、無事に取り戻した理沙を現在の父親である山辺刑事の元に帰し、また孤独な生活に戻っていった。

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