新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に

ALLTIME BEST

劇場公開日:2025年10月24日

解説・あらすじ

1995~96年に放送され、社会現象を巻き起こしたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の劇場版。テレビ放送時に物議を醸した最終2話を、完全新作として描きなおした完結編。テレビシリーズ第24話から分岐し、もうひとつのエンディングとなる第25話「Air」と第26話「まごころを、君に」で構成される。

最後の使徒であった渚カヲルは倒されたが、カヲルを自らの手で殺めたことにより、碇シンジは深く心を閉ざしてしまう。一方、「人類補完計画」を進めるゼーレは、NERV(ネルフ)司令・碇ゲンドウと決別。NERV本部を制圧すべく、戦略自衛隊や量産型エヴァンゲリオンを次々と投入し、本部は凄絶な戦場と化していく。

第25話「Air」の一部は、1997年3月に公開された劇場版「シト新生」内の「REBIRTH」編で公開済みであったが、アフレコや画面の修正などが若干行われている。

2025年10月には、「エヴァンゲリオン」シリーズ30周年を記念した上映企画「月1 エヴァ EVANGELION 30th MOVIE Fest.2025-2026」にて期間限定リバイバル上映。

1997年製作/87分/日本
配給:カラー
劇場公開日:2025年10月24日

その他の公開日:1997年7月19日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・声優・キャスト

総監督
庵野秀明
監督
摩砂雪
鶴巻和哉
企画
GAINAX
庵野秀明
原作
GAINAX
庵野秀明
脚本
庵野秀明
演出
摩砂雪
鶴巻和哉
プロデューサー
石川光久
製作
角川歴彦
池口頌夫
山賀博之
倉益琢眞
キャラクターデザイン
貞本義行
メカニックデザイン
山下いくと
庵野秀明
エヴァンゲリオンコンセプトデザイン
山下いくと
エヴァシリーズデザイン
本田雄
♯25絵コンテ
鶴巻和哉
樋口真嗣
摩砂雪
♯25キャラクター作画監督
黄瀬和哉
♯25メカニック作画監督
本田雄
♯26絵コンテ
庵野秀明
樋口真嗣
甚目喜一
♯26作画監督
鈴木俊二
平松禎史
庵野秀明
ビジュアルウォーターアーチスト
摩砂雪
♯26作画監督補佐
古川尚哉
吉成曜
♯26レイアウト協力
貞本義行
設定デザイン
黄瀬和哉
鶴巻和哉
庵野秀明
色彩設定
高星晴美
色指定
高星晴美
美術監督
加藤浩
撮影監督
白井久男
編集
三木幸子
音響監督
田中英行
音楽
鷺巣詩郎
アニメーション制作
Production I.G
GAINAX
全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第21回 日本アカデミー賞(1998年)

ノミネート

話題賞 作品部門/俳優部門  
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.0 できればテレビアニメ26話分を見直してから見たい作品

2025年10月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

映画館では今回が初鑑賞。

できる限り、テレビアニメ26話分を見直してから本作品を見た方が良いと思いました。とはいえ、上映期間が非常に短いので、本作を映画館で見るのを優先して、テレビアニメ版を見返すきっかけにするのが現実的かもしれませんが。

エヴァンゲリオンシリーズ(とひとくくりに呼んでいいのか自信ありませんが)をある程度でも好きな方向けの作品です。作品名くらいしか知らないが、この機会にちょっと見てみようかの方々には向かない内容と思います。見ようかどうしようか迷っている方は、そのつもりでご検討ください。

上映期間や上映場所で迷っているのではなく、内容がどうかで迷っている方には、無理して見ることはおすすめしません。

ただ、今回冒頭に追加された緒方さん(主人公のシンジ役の声優さん)の音声コメントだけは、配信版やディスク版では見られないはずなので、そこが気になる方は上映終了前に見ておいてください。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Bigcat

5.0 他者への「恐怖」の行く末

2025年10月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

1997年の夏に公開された2作品が、奇しくも同じタイミングでスクリーンに蘇ったということで、当時生まれさえしていなかった私はもののけ姫と同日にこの作品を鑑賞した。
映画館での鑑賞は実は2回目である。1回目は感受性豊かな高校生のときで、「終劇」の2文字が出てからしばらく動けなくなってしまった体験を鮮明に覚えている。

生々しく描かれる生と性、他者と触れ合うことによってできる心の傷の見せ合い、甘き死よ来たれをバックに流れる鮮烈なフラッシュカット…人間が持てる最大限の負の感情をこれでもかと劇場という逃げ場のない密室で突きつけられ、脳に刻まれる。

人間誰しもが内に持っている、他人への恐怖。でもその恐怖が他者を他者として認識し、その他者と歩んでいく為の礎となっているのも事実である。

あの時と同じく、上映後呆然となり、しばらく動けなくなった。あの思春期から感受性はちっとも変わっていなかったようだ。感情を暴力として行使されるとこうなってしまうのだろうか。でも、この強烈な感覚も、命をかけて作品を作ってくれた「他者」がいるからこそ味わえる。人類補完計画が失敗してくれて、良かった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ぴこ

4.5 生存か、実存かーー“自分探し”の果てに見えてくるもの

2025年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
nonta

他のユーザーは「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」以外にこんな作品をCheck-inしています。