仁義 JINGI(1991)

劇場公開日:

解説

ひょんな事から出会ったチンピラやくざと銀行マンくずれの若者二人が暴力社会に生きていく姿を描く。立原あゆみ原作の同名コミックの映画化で、脚本は「泣きぼくろ」の田部俊行が執筆。監督は新人の長谷川計二。撮影は「あの夏、いちばん静かな海。」の柳島克己がそれぞれ担当。

1991年製作/105分/日本
配給:東映
劇場公開日:1991年12月21日

ストーリー

黒川組系砂川組の若いやくざ仁は、黒川組会長の黒川をとるためにチャカを片手に潜んでいた。だが、チャカの銃口は誤って見知らぬ男の足に。義郎と名乗るその男は、元エリートの銀行マンくずれ。翌日、黒川襲撃を命じた兄貴分の堀内から、黒川との手打ちを知らされる仁。そのために使い込んでしまった逃走資金の半額を組に上納するハメになってしまう。そんな仁に金を作ってきた義郎は、自分を舎弟にしてくれと彼に頼む。その日、銃で打たれた堀内の死体が発見される。一方、黒川は関東一円連合会の常任理事になるために、砂川組を含む子組に対して三千万円の義理がけを押し付けてきた。そこでまた義郎の頭脳プレイによって三千万円を企業から脅し取る仁。それを資金に二人は「神林通商」を設立。やくざ世界のトップを目指して仁と義郎は大きな賭けに出る。そして膨張する平成バブル経済の真只中でやくざ渡世をのし上がっていく仁と義郎。しかし、そんな二人の前に再び黒川の魔の手が迫って来る。遂に怒った仁と義郎は、黒川を相手に敵陣へと乗り込み、黒川の野望を打ち崩すのだった。

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