次郎長血笑記 秋葉の対決 殴り込み道中
劇場公開日:1960年3月8日
解説
「江戸の悪太郎」の共同執筆者・村松道平の脚本を、「富嶽秘帖」の工藤栄一が監督した新次郎長シリーズ。撮影は森常治。
1960年製作/日本
配給:東映
劇場公開日:1960年3月8日
ストーリー
〔秋葉の対決〕--新興の次郎長一家を煙たく思った武居の安五郎は、貸元矢部の虎次郎と計って、次郎長一家の石松と熊次郎をいためつけた。片眼に傷をうけた石松はそれにも屈せず、次郎長や乾分たちと虎次郎一家に殴りこみをかけ、虎次郎を殺した。その時法印くずれの大五郎という旅人が、実はこの事件の元兇は甲州の銀造という男だと教えた。大五郎をつれた一家は銀造を追った。ども安こと武居の安五郎一党や、万七や留吉など銀造ゆかりの男たちの襲撃をしりぞけて、一家は日坂の女親分お竜のもとにのりこんだ。彼女の夫は銀造の悪計により万七の手で殺されたということであった。お竜を加えた一家は秋葉にのりこみ、祭りを明日にひかえた日、ども安をたたき斬った。ども安一家に親分森の五郎を殺された三五郎や、浪人くずれの政五郎が次郎長にほれて一行に加わった。ども安につながる銀造も一家の手によって見事にしとめられた。せいぞろいした清水一家は朝日を背にうけて秋葉山をおりた。 〔殴り込み道中〕--森の石松を名のる強盗が甲州紬の文吉の乾分六蔵に傷をおわせた。六蔵の仇をうつため文吉一家は袖師の浜で次郎長一家と対決した。しかし、本物の石松を六蔵に対面させた次郎長の機転で騒ぎはおさまるかにみえた。この時、何者かの密告で目明しの文蔵がのりこみ、次郎長一家は旅に出ねばならぬハメになった。立浪助五郎一家の者にいんねんをつけられている雪太郎を救ったり、お君と信吉という姉弟を助けたりしながら、楽天的な一家の風まかせの旅は続いた。一家は追分の三五郎の家にわらじをぬいだ。一家をもてなそうとして、一行の持物いっさいをもった三五郎は賭場にむかい、いちかばちかの金策を試みた。賭場の主である下戸狩の団七は、立浪助五郎一家に縁のある者だったので、イカサマで三五郎の持物をとりあげた。雪太郎の急報でこれを知った次郎長達は、裸で賭場にのりこみ団七を斬った。帰り道で石松を名のる、助五郎一家の政蔵という男を見つけとらえようとした。一家は、彼には逃げられてしまった。助五郎一味は罠をかけて次郎長一家を待ちかまえていた。が、一家は見事一味を全滅させ、政蔵をしばった。実は男装の女お雪だった雪太郎を加えて、一家は清水に向った。
スタッフ・キャスト
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清水の次郎長黒川弥太郎
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森の石松品川隆二
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政吉南郷京之助
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増川の仙右衛門和崎俊哉
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大野の鶴吉若杉恵之介
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法印の大五郎尾形伸之介
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山本政五郎楠本健二
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お蝶千原しのぶ
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お蓮藤田佳子
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お竜雪代敬子
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おしず光美智子
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森の五郎高松錦之助
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常吉中村幸吉
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新虎大城泰
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勘助原京市
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永尻の熊次郎津村礼司
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武居の安五郎阿部九洲男
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花輪の銀造富田仲次郎
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金六那須伸太朗
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矢部の虎次郎大邦一公
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小富木島修次郎
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万七堀正夫
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留吉富久井一朗
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三次有馬隆司
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茶店の親爺熊谷武
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源次浜田伸一
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おとわ滝千江子
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紬の文吉加賀邦男
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見付の友蔵浪花五郎
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御油の忠兵衛長田健
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追分三五郎伏見扇太郎
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大政楠本健二
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小政南郷京之助
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雪太郎(お雪)花園ひろみ
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追分の三五郎伏見扇太郎
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お千代三原有美子
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お君中里阿津子
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信吉宮土尚治
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立浪の助五郎戸上城太郎
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三馬の政蔵徳大寺伸
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豊松遠山恭二
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伝十南方英二
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新吉月形哲之介
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不戸狩の団七清川荘司
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岩松木南兵介
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秦野の五郎蔵原健策
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おしん東龍子
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鬼吉片岡栄二郎
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儀作長島隆一
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三助長田健二
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芝川の六蔵有馬宏治
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勘五郎泉好太郎
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安藤の文蔵香川良介
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茶店の親爺石丸勝也
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茶店の婆さん赤木春恵
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宿の番頭大崎四郎
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安井屋女将凰衣子
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馬吉山波哲太郎
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虎造倉丘伸太朗
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卯八伊吹幾太郎
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丑五郎山手宏太郎