シルクハットの大親分

劇場公開日:

解説

「緋牡丹博徒」の人気男、豪胆無類の、熊虎親分を主人公に仕立てた新シリーズ第一作。脚本・監督は「関東テキヤ一家 天王寺の決斗」のコンビ高田宏治と鈴木則文。撮影は「極道釜ケ崎に帰る」のわし尾元也が担当。

1970年製作/88分/日本
原題または英題:A Boss with a Mustache
配給:東映
劇場公開日:1970年6月25日

ストーリー

頃は明治。日露戦大勝に湧く内地一党とともに凱旋してきた、四国道後の侠客、熊虎親分はさぞかし大観迎をうけると思いきや、出迎えたのは妹清子と代貸の二人だけで大いにつむじを曲げた。その上、大陸で軍の高官と結託して、金品をピンハネしていた悪党、熊本鎮台一家総長、谷垣伝次の歓迎会が盛大に開かれると聞いて、激怒し、会場を大混乱におとしいれるのだった。陸軍中佐、鬼頭太一郎を掌握する鎮台と赤馬一家の親分、大坪駒造は遼東半島における新要塞構築の工事請負一任を約束させていたが、酔った鬼頭にからまれる芸者蝶子の危機を救った熊虎は、彼女に迫られほうほうの態で逃げ出した。そして、ひょんなことから熊虎は陸軍省防衛部長・松村良徳から遼東半島の要塞構築についての作業員と食糧調達に一役買ってくれと頼られ、感涙にむせんだ。新しい仕事の下準備に九州へ乗り込んだ熊虎に、鎮台の執拗な妨害が始まった。そんなとき、熊虎を勇気づけたのは堂島のおたかの陣中見舞だった。鎮台は態虎から作業員を奪う餌にと、内地の女達を船で国外へ連れ出そうとしていた。これを知った熊虎は勇躍船中にもぐり込むが、ハシカに感染、危機に瀕した。ところが、銃声一発、颯爽と現われた緋牡丹のお竜さんの活躍で熊虎は救出された。女達を奪われた鎮台の報復は死のダイナマイト爆発となってあらわれた。熊虎一家や作業員はもとより、お竜の身内新二郎、そして蝶子までもがその犠牲となった。鬼神と化した熊虎は、折から現われたお竜に“兄弟いくで!”と吠えると、鎮台めがけて斬り込んでいった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5若山富三郎の喜劇演技が光る

2015年3月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

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