地雷を踏んだらサヨウナラ

劇場公開日:

解説

70年代初頭のインドシナ半島の動乱期を背景に、実在の日本人フォト・ジャーナリスト、一ノ瀬泰造の生き様を描いた青春ドラマ。監督は「サワダ 青森からベトナムへピュリッツァー賞カメラマン沢田教一の生と死」の五十嵐匠。脚色は「明日なき街角」の丸内敏治と五十嵐監督の共同。撮影を岡雅一が担当している。主演は「白痴」の浅野忠信。

1999年製作/111分/日本
原題または英題:One Step on A Mile, It's All Over
配給:シネカノン
劇場公開日:1999年12月4日

ストーリー

72年、民族解放軍クメール・ルージュと政府軍との闘争が激化するカンボジアの首都プノンペン。25歳のフリーカメラマン・一ノ瀬泰造は、解放軍の聖地である遺跡アンコールワットの撮影に燃えていた。そんな彼の心の支えになっていたのは、親友の高校教師・ロックルーや彼の親類でレストランを営むマダム、そしてソッタとチャンナの幼い兄弟を初めとする子供たちだ。その子供たちがロケット弾の犠牲になったことで、益々アンコールワットへの想いを強めていった泰造は、しかし政府軍によって国外退去を命じられてしまう。カンボジア以上に戦火の激しいベトナムへ移った後、姉の結婚式に出席する為に一時帰国する泰造。だが、アンコールワットへの想いを断ち切れない彼は、再び戦地へ旅立つ。毎日新聞の松山記者の計らいで、カンボジアに密入国を果たした泰造は、ロックルーの結婚式に出席した後、「地雷を踏んだらサヨウナラ」という言葉を残してジャングルの中に入っていく。ところが、彼はクメール・ルージュに捕まってしまう。必死の思いで逃走を試み、遂にアンコールワットを目にすることが叶う泰造。だがその時、彼の背後には追いついた兵士が銃を構えていた----。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0無駄死にでは無いと…

2025年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

報道カメラマン、一ノ瀬泰造氏の、実話に基づいたドキュメンタリータッチの映画
「ドキュメント的」であり、完全な真実ではない
映画として面白くする嘘の話が入っているのは、重々承知
2004年に起きた、イラクに入国した日本人が拘束された事件
彼等は、ジャーナリストやボランティアとしてイラク入りした…
しかし、彼等に対して日本側は「自己責任論」を展開し、マスコミが世論調査
して、国民の過半数が「国が指定した危険地帯に、入った本人達が悪い」と
完全に「自己責任論」として片付けてしまった
…この一件以降「触らぬ神に祟りなし」で、安全な日本を出て、遠く海を越え
危険な国に入るのはバカであり、更には「良い子ぶっている」という
バッシングまで受けた…
この頃より、報道番組にて「戦争」や「反戦・平和」のニュースを流すと
明らかに視聴率が落ちるため、夕方の報道番組は数字を稼げるグルメレジャー
情報や、芸能人のスキャンダルを放送する「本末転倒」を起こしてしまった…
現在、これを書いている2025年1月の今、世界で2つの大きな戦争が起きている…
「第3次世界大戦」が、いよいよ現実味を帯びてきている…
世界戦争になれば、確実に「世界核戦争」になる…
「日本被団協」がノーベル平和賞を受賞したが、なぜか受けた日本国内で
「世界から核兵器を無くせ」という主だった動きは見られない。
実際に「第3次世界大戦」が起き「世界核戦争」と体験しないと、その恐怖や愚かさを
理解できない国民ならば、あまりに悲劇だ…
一ノ瀬泰造氏は、無駄死にではなかったと信じたい…
そして、現在でも戦火の中を、くぐりぬけて戦争報道をするジャーナリストに
哀悼の意を込めて…

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777

3.5戦争の写真家

2024年3月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

アンコールワットを目指す写真家の話。

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karasu

0.5សូមអរគុណ។  ប្រសិនបើអ្នកដើរលើមីន ចូរនិយាយលា

2023年5月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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アンドロイド爺さん♥️