女王蜂と大学の竜

劇場公開日:

解説

終戦直後の外国人と日本人やくざの対決の実話にヒントを得た牧源太郎の原案から、内田弘三と石井輝男が脚本を書き、「黄線地帯」の石井輝男が監督した。撮影は「怪談海女幽霊」の岡田公直。

1960年製作/81分/日本
原題:When a Woman Loves
配給:新東宝
劇場公開日:1960年9月1日

ストーリー

終戦後間もない頃、新橋附近の露天地区では、外国人が横暴の限りを尽くしていた。この地区の縄張である関東桜組は、露天商人達のためにその地区を必死に守った。広岡竜二またの名を“大学の竜”という若い豪の者が桜組にワラジをぬいだ。組長の千之助が見込んで学資を出すといっても、竜二はそれを断った。千之助の一人娘珠美は、一家の指揮もとる男勝りで、竜二の加入を心から喜んだ。かねて外国人と桜組の争いに乗じ、シマ乗っ取りを企らむ土橋組の魔手がのびて来た。桜組の幹部、血桜の達を籠絡して双方をそそのかし、大喧嘩をさせようという企みだった。しかしこの計画は千之助と竜二の活躍で粉砕された。夏祭りの季節が来た。土橋組が神輿の上にストリッパーを乗せると、負けん気の珠美も半纏をぬいで神輿に上る。そこへ祭りの面をつけた一団がなだれ込んで、千之助を人気のない運河のほとりまで拉致した。必死に抵抗するうちに、竜二と珠美がかけつけて、千之助は危急を免れた。堪忍袋の緒を切った千之助は、関東一家の親分衆に回状を廻し、珠美に代をゆずると、土橋一味を敢然叩き伏せてしまった。三年の月日がたった。かつてのマーケットの跡にはビルがたち、桜組は桜建設となった。ヤクザのいなくなった復興祭の舞台では、夫婦約束をした珠美と竜二が楽しそうに踊る姿が見られた。

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