ゴンドラ(1987)
劇場公開日:2017年1月28日
解説
1987年に当時20代の若者たちが中心になり独立プロで製作された作品で、美しい映像と幻想的な色彩でひとりの少女の心の対話を描いた。青森県下北半島から上京し、ゴンドラに乗って高層ビルのガラス拭きをする仕事に就いた青年・良。一方、音楽家の母れい子と高層マンションに2人で暮らす11歳の少女かがりは、仕事で忙しい母のいない部屋で、2羽の白い文鳥と音叉の響きに耳を澄ますことがささやかな遊びになっていた。ある日、学校から帰宅かがりは、文鳥の1羽が傷ついているのを見つける。マンションの窓ガラスを掃除していた良は、窓の外からその様子を知り、文鳥を動物病院に連れて行くかがりに付き添う。しかし、文鳥は死んでしまい、母親に死骸を捨てられたかがりは家を飛び出す。そんな彼女と偶然再会した良は、かがりを故郷の下北半島に連れて行くことにするが……。87年10月に渋谷のホールで先行封切りというかたちで上映して反響を呼び、88年にテアトル新宿で劇場公開されて話題を集めた。2017年、オリジナル35mmフィルムおよびデジタルリマスター版で30年ぶりにリバイバル上映。メガホンをとった伊藤智生は、劇映画(一般映画)の監督作はこれ1作のみで、本作以降はアダルトビデオ界でTOHJIRO名義で活躍。
1987年製作/112分/日本
配給:Teamゴンドラ
劇場公開日:2017年1月28日
その他の公開日:1987年10月12日(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
- 監督
- 伊藤智生
- 原案
- 伊藤智生
- 棗耶子
- 脚本
- 伊藤智生
- 棗耶子
- プロデューサー
- 貞末麻哉子
- 撮影
- 瓜生敏彦
- 照明
- 渡辺生
- 美術装置
- 張ヶ谷実
- 美術小道具
- 村上孝夫
- 衣装
- 藤井操
- メイク
- 立川須美子
- 録音
- 大塚晴寿
- 効果
- 今野康之
- 編集
- 掛須秀一
- 音響
- 松浦典良
- 音楽
- 吉田智
- 助監督
- 長村雅文
- 飯田譲治
- 撮影助手
- 佐藤文男
- 菅野幸悦
- 照明助手
- 上林栄樹
- 森本幸雄
- 監督助手
- 松田行二
- 杉盛樹
- 編集助手
- 松村将弘
- 磯部文弘
- 石田悟
- ネガ編集
- 小野寺桂子
- 記録
- 佐々木薫
- 加藤琢実
- 特機
- 秋山薫
- スチール
- 林久平
- 福田栄夫
- アニメーション制作
- スタジオぎゃろっぷ
- 制作進行
- 四海満
- 小宮真
- 制作デスク
- 鈴木かがり
- 坂井一郎
- 磯野好司