恋と花火と観覧車

劇場公開日:

解説

恋愛の現役ではないという気後れから肝心な一歩が踏み出せない中年男と、年下の女性の恋愛模様を描いたロマンティック・コメディ。監督は「勝手に死なせて!」の脚本家として知られる砂本量で、本編で監督としてデビューした。秋元康による原作を、秋元と砂本が共同脚色。撮影を「風のかたみ」の加藤雄大が担当している。主演は「絵の中のぼくの村」の長塚京三と、映画初出演の松嶋菜々子。

1997年製作/101分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1997年2月15日

ストーリー

妻を病気で亡くしてから8年、森原邦彦は一人娘のひとみを育てながら、やもめ暮らしを続けていた。ひとみがこっそり申し込み書を送った結婚情報サービスのイベント・パーティにとりあえず参加した邦彦は、そこで取引先の会社のOL・野々村史華と出会う。史華は以前つきあっていた男が結婚していたことを知ってから、同世代の男に興味を持てなくなっており、邦彦に想いを寄せるようになった。しかし、邦彦は娘ほども年の違う史華の存在が眩しすぎて、彼女への気持ちを抑えてしまう。史華に一目惚れした西荻に頼まれて史華との食事会をセッティングさせられたりの日々が続く中、邦彦は史華に夜の観覧車で自分に対する気持ちを打ち明けられた。だが、それでも自分が恋愛の現役ではないという想いが、邦彦に煮えきらない態度をとらせる。そんなある日、カクテル・パーティの席で、史華への想いを断ち切れない西荻が、気持ちを告白しようとして想いとは裏腹に彼女をなじってしまった。はっきりしない自分の態度に責任の一端を感じた邦彦は、後日、史華からのティー・パーティの招きに西荻を連れて彼女のマンションを訪れる。しかし、邦彦はそこで彼女が紅茶のインストラクターの勉強をするためにイギリスへ渡る決心をしていることを知らされた。史華の出発の日、邦彦は西荻たちに説得され空港へ向かうが、彼の声はもう少しのところで史華に届かなかった。数日後、史華からの絵葉書を受け取った邦彦は、ひとみの「行ってあげなよ」という言葉に押されてイギリスへ渡り、史華が働くホテルのラウンジで自分の思いを伝える。それからしばらくして、西荻たちの合同結婚式を祝福する邦彦と史華の姿があった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5シンプルなラブストーリー

2021年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

冒頭の風吹ジュンが素敵だった。
あの人が奥さんなら、死ぬまで忘れられない気持ちはわかる。
それぞれ個性の強いキャラクターが、みんなハッピーでよかったのではないかと思う。

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まこべえ

2.0観覧車キス♡

2019年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 娘はなぜか明るいおばさんが好みで、何かと後押ししようとしている。グループ交際っぽくなって積極的になる史華。観覧車でのキスって、なんだか懐かしい・・・あぁ。

 最後に二人がキスをすると、周りの客が次々と・・・これを日本でやったらサマにならないだろうなぁ。花火は綺麗だけど、それだけの映画。エンドロールではみんな結婚してたし、なんだか結婚相談所のPR映画のような気もする・・・ううむ。紅茶のエピソードが良かっただけに残念な作品。

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kossy

3.0王道すぎて笑える

2012年1月4日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

幸せ

美人すぎるOLとしがない中年サラリーマンの恋模様を描いた作品。
主人公の森原を長塚京三、OLの史華を松嶋菜々子がそれぞれ演じる。

森原は妻と死別し、次の一歩を踏み出せずにいる状況。時折妻との回想が入って、物憂げな表情をするあたり、彼はまだ妻の影を追っているようだ。そんな一途な森原に光明を見いだすのが史華である。紅茶を好み、優しい性格をしている彼女は、親子ほど歳が離れている森原に次第に恋をする。2人の前には様々な障害が立ちはだかるが、彼らはそれを乗り越え、結ばれることができるのか!?物語の大筋はこんな感じである。

可もなく不可もなく、といったところだろうか。テーマは分かりやすい"出会いと別れ"。キャラクターがしっかり描かれているので、難なく森原と史華に感情移入できる。

突然停電になったり、四角関係になったりなど、ラブストーリーの王道を地でいく展開が笑いを誘う。個人的にはもうちょっと頭を捻り、脚本を煮詰めてほしかったが、こういうお約束のシチュエーションを楽しみながら観るのも良いだろう。上記した以外にもまだまだある。

どう見ても史華が結婚相談所に登録するタイプではないなど、口を挟みたくなる点はあるが、とやかく言うつもりは無い。

単純なラブストーリーを観たい方、家政婦とは違った一面を見せる松嶋菜々子を見たい方にオススメしたい。

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tatsught

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