拳銃無頼帖 明日なき男

劇場公開日:

解説

赤木圭一郎の拳銃無頼帖シリーズの第四作。城戸礼の原作を、松浦健郎と朝島靖之助が脚色し、「幌馬車は行く」の野口博志が監督した。撮影は「竜巻小僧」の藤岡粂信。

1960年製作/84分/日本
配給:日活
劇場公開日:1960年12月3日

ストーリー

抜き射ちの竜は、サブという男からコルトの譲が岐阜の病院にいることを聞き、この宿敵を見舞ってやろうと思った。が、これは罠だった。岐阜の暴力団清流会会長の辻堂の仕かけた罠なのだ。三年前、辻堂は竜に大事な取引きの邪魔をされ、そのために指をつめるハメになった。その復讐の機会を狙っていたのである。岐阜駅の物かげから、三人の殺し尾が竜を狙っていた。だが、この辻堂の計画は失敗した。竜が駅から出てきたとき、若い男が自家用車にひき殺され、その騒ぎのために殺し屋は竜の姿を見失ってしまったのだ。殺されたのは、清流会と勢力を競う暴力団有村興業の三島だった。竜は警察で取調べを受けたが、その留置場で重病のはずの譲に会った。翌日、清流会の事務所に行った譲は辻堂に殺しを頼まれた。一方竜は、有村に用心棒になるよう頼まれた。辻堂の所へ妹のスミが上京してきた。スミは麻薬王高の情婦で、ペイを五千万円でさばいてくれと辻堂に頼んだ。その頃高は有村にペイを六千万円でさばいてくれと頼んでいた。竜は有村の娘道子と話した。彼女は自分が家を出ようとすると不幸が起きるという。有村は高と取引きをした。そして、有村は高を殺させた。辻堂とスミは高のペイが有村に奪われたことに怒り、一計を案じた。スミは高が取引きに持っていったペイは偽物で、本物は自分が持っているから取引きしたいと有村に言った。取引き場所は瀬戸の採掘場。スミと有村が取引きを始めたとき、スミは拳銃を抜いた。辻堂以下の清流会の連中も現われ、有村たちを囲んだ。辻堂は竜を射った。が、その瞬間辻堂の拳銃は譲のコルトにはじき飛ばされていた。乱戦になった。有村は竜のパンチにのびてしまった。事件が解決した後、竜と譲ははじめて対峙した--。

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