ガンヘッド

劇場公開日:

解説

近未来、コンピュータと、ロボット“ガンヘッド”を繰る人間との戦いを描くSFXアクション。脚本・監督は「さらば愛しき人よ」の原田眞人、共同脚本はジェームズ・バノン、特技監督は「アナザーウェイ D機関情報」の川北紘一、撮影は「STAY GOLD ステイ・ゴールド」の藤沢順一がそれぞれ担当。主題歌は、永井真理子(「TIME」)。

1989年製作/100分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1989年7月23日

ストーリー

西暦2005年。太平洋上の火山島8JOに世界初のフルオートメーション・ロボット工場「マザータワー」が建設された。家庭や工場などいたるところでロボットが活躍し、政治や経済の問題解決にはコンピュータが判断を下すというコンピュータ・ロボット社会の到来だった。軍隊の主力も人間から、「ガンヘッド」と名付けられた無人戦闘ロボットによる部隊へと移行していた。そして、8JO全体の管理は、巨大コンピュータ「カイロン5」に委ねられていた。20年間は何事もなく過ぎたが、2025年に突然カイロン5が全世界に対して宣戦布告。世界連邦政府はガンヘッド大隊を投入し、400階建てのマザータワー上部にあるカイロン5の中枢を目指した。が、開戦から373日目に大隊最後の一機「ガンヘツド・ユニット507」も、マザータワーの守護神「エアロボット」に破れ、人類は自ら作り出したコンピュータに全面降服することとなった。カイロン5は勝利と共に活動を停止。8JOは汚染地域として封鎖された。そのロボット戦争から13年後のある日、世界をトレジャーハンティングする男女7人組「Bバンガー」が、カイロン5のコンピュータ・チップを求めて、8JOに入った。このメンバーにはメカには強いが、軍隊時代の事故が原因で極度のコクピット恐怖症に陥っている日本人青年ブルックリンもいた。無人と思われたマザータワーに突如黒い影が現われ、4人の命が奪われた。ブルックリンら3人は辛うじて393階に逃げ込んだが、そこにテキサス・エア・レンジャースの美しい伍長ニムが現われた。彼女はダラスの研究所から「鉱石」を盗んだバイオロイドを追って、8JOまで来たのだった。4人は協力することになったが、間もなくブルックリンの仲間2人がバイオロイドに殺された。その時マザータワーに不気味な轟音が響き、カイロン5が甦った。エアロボットが残ったブルックリンとニムを襲ったが、危うく難を逃がれて地上近くの廃屋にたどり着いた。そこで2人を助けたのは、セブンとイレブンという2人の子供だった。彼らはロボット戦争後の奇跡的な生存者で、8JOで生き続けていたのだった。この8JOから脱出するには、カイロン5を倒すしかない。ブルックリンらは再びカイロン5の中枢に向かい途中で伝説の戦闘ロボット「ガンヘッド・ユニット507」を発見。カイロン5中枢部への攻略ルートもインプットされたままだった。ガンヘッドは鉱石を「テキスメキシウム」と分析、カイロン5はこれを武器に人類の歴史とデータのすべてを抹消してしまおうと画策していた。ガンヘッドは損傷がひどかったが、ブルックリンはメインコンピュータ機能を有人用への改造で補い、ガンヘッドを甦らせた。通信機からは先にカイロン5に向かったニムの悲鳴が聞こえてきた。ブルックリンは迷いながらもコクピットに入り、ガンヘッドと一体になった。そして、長い苦闘の末にガンヘッドはカイロン5を倒したのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0ストーリーの構成がよく分からない。

2023年2月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

SFXを駆使して使ったロボットアクションだったが、ストーリー事態意味不明だったし
面白い展開もなかったです
また、ブルーレイに収録されたTV吹替版も観ましたがちゃんとした解釈での吹替だったと思います。

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HIDE Your Eyes

3.0「パーティやろうぜ、ガンヘッド!」

2022年7月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波
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共感した! 2件)
かせさん

2.0う〜ん、二点のみ

2022年6月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

寝られる

・ガンヘッドかっこいい、よく作り込んである。
・若さいっぱい23歳高嶋兄の演技は、空回り気味だけど凄い頑張ってる。無理に言えば「スピード」の時のキアヌみたい… とか
評価したいのはこの二点です。で☆も2点、でもこれはだいぶオマケしているつもりです。

本作は、海外展開を考えて普通のつづりの”GUN-HEAD”ではなく独自性がありクールな”GUNHED”にするなど、なかなか粋なところもあって、今思えば公開前に少年マンガ誌などで巻頭カラー特集が組まれているのを、当時期待を込めて見ていました。

が、褒めるor冷静ニュートラルに語れるのはここまで。
苦労して作品作りをしたであろう邦画界の方々に30+年前作品の悪口をあまり聞かせたくないので控えたいのですが、この映画は若いワタシに邦画SFに期待するのを諦めさせた作品(の一つ)になってしまいました… 脚本・演出・キャスティング(配役)・撮影・照明・音響・特撮・大道具(操縦席の可動レバーがお兄ちゃんのハッスル演技で壊れたので以降はアップ映像のみ、とか。直せよ)、全てに日本映画の悪しき、ショボイ面が濃縮されている、とても典型的に残念な映画。

内容は端的に単純かつ支離滅裂(物語の発想は良いですが、竜頭蛇尾もしくはしっぽバラバラなのも典型的‥)で画面は終始薄暗く或いは真っ白、人肌は油っぽい土気色、普段の台詞からあまりよく聞こえず、騒音下では全く聞き分けられず、進行がよく分からない。でも結局全てが最後の戦いに突進していく単純ストーリーなので、寧ろ細かいところはあまり気にしない方が楽しめたりします。

実はこのサイバーアクション大作、サンライズが中心になってアニメ映画にしてたら普通に面白い作品になったと思うんですよね。実際、90年以降ゴジラ等の定番以外のオリジナルSFは実写でなくアニメばかりになっていったし。実写モノはこの10年前の「宇宙からのメッセージ」で大コケ(観た私もコケた)し、本作でトドメを刺された感じでしょうか。でもそれでも、いやそれだけに、敢えてまだ優位性のあった模型特撮と、高嶋兄やミッキーさんらキャストの(空回ってるけど)渾身のSFチャレンジに2☆付けたいと思う、自分きはそんな映画でした。

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keebirdz

3.0主役ロボの健気さに大幅加点。でも…それだけの作品。

2022年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 4件)
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