カリブ・愛のシンフォニー

劇場公開日:

解説

メキシコを舞台に、日本からやって来たデザイナーと建築家の愛を描く。脚本は「ロングラン」の小林竜雄、「コータローまかりとおる!」の志村正浩、同作の鈴木則文の共同執筆。監督は鈴木則文、撮影は「生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件」の岸本正広がそれぞれ担当。

1985年製作/100分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1985年4月13日

ストーリー

ファツンョンデザイナー、沢木彩は、人間関係に疲れ勤め先を退社し、メキシコへやって釆た。世界的有名なデザイナー、最首俊輔を訪ねるためであり、また、15年前、行方不明になった画家であった父親がメキシコにいる事を知ったからだ。彩は案内役である日系三世の建築家、ミツアキ・フカヤと空港で知り合った新聞社特派員の松永治と共に、わずかな手掛りを頼りに父親探しに奔走する。そして、辿り着いた父の住む街で、彼の死を知った。翌日、帰国するため、空港にいる彩のもとにミツアキが現われ、「お父さんが何故、この地に命を捧げたか納得できるまで、自分の目で確めるんだ」と彼女を連れ戻した。ミッアキに街中を案内され、彩はいつしか、筆とスケッチブックを手にとっていた。そして、最首の配慮でアトリエを与えられ、憑かれたようにデザイン画に取り組みはじめる。ミツアキは、上司の家に下宿しておりそこの娘イルマは彼を愛していた。アトリエを訪ねた最首は、彩のデザイン画を見て感嘆し、彼のオート・クチュールで発表しようと約束した。彩はこの歓びをミツアキに知らせた。彼は彩を自分の一番好きな場所に案内し、ある城の悲しくも美しい愛の伝説を話して聞かせる。お互いに惹かれるようになっていた二人は、愛を確め合った。ある日、彩はミツアキの案内でイルマの誕生パーティに出席した。嫉妬するイルマは、彩にミツアキの子供を宿していると嘘の告白をする。たまらなくなって街に戻った彩を、ミツアキが追いかけ、その晩、二人は結ばれた。「明日、結婚しよう」とプロポーズするミツアキ。翌日、花嫁姿の彩は、父の住んでいた街の教会でミツアキを待つ。そこに彼が衝突事故に遭ったという知らせが入る。駆けつけた彩は、動かないミツアキを見て気を失った。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

1.5メモリアルも今や…苦笑

2021年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

公開当時、上野の映画館で「さびしんぼう」と同時上映でした。(昔は2本立てなんて当たり前にありましたからね。)仕方なく(失礼)本作も観たのですが、ひどい出来でした。「これ、花婿が事故で死ぬパターンじゃね?」と小声でささやいたのが、周囲に響き、ストーリーをばらすんじゃないと、ひんしゅくを買った覚えがあります。
確か、この共演をきっかけに、主演の二人は結婚したんだったと思います。

2013.3.16

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うそつきカモメ

2.0☆☆☆ 監督鈴木則文がアイドル映画を隠れ蓑に、自分のやりたい放題遊...

2018年2月26日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆

監督鈴木則文がアイドル映画を隠れ蓑に、自分のやりたい放題遊び呆けたカルトコメディー。

終盤の闘牛場を背景に描く再会場面のバカバカしさは、トラック野郎シリーズでの破茶滅茶な喧嘩場面を自身で踏襲。
何も知らずに観に来ていた聖子ファンの度肝を抜き、劇場内がザワザワしたのは良い思い出(笑)

当時はまだ無名に近かった神田正輝。真面目に演じれば演じる程に、則文マジックにかかりどんどんとコメディー演技になって行く下りは、当時腹を抱えて笑いましたね^_^

松田聖子は、やたらと声を潜めて話す辺りは、当時から演技の質がコメディー寄りでしたね。
その辺りが鈴木則文コメディーの持ち味にマッチしたんではないでしょうか?

京成名画座

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松井の天井直撃ホームラン

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