咬みつきたい

劇場公開日:

解説

ふとしたことからドラキュラとして蘇った善良な男の悲哀をユーモラスに描くファンタジー。脚本・監督は「香港パラダイス」の金子修介。共同脚本は「キッズ」の塩田千種。撮影は「つぐみ」の川上皓市がそれぞれ担当。

1991年製作/98分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1991年6月1日

ストーリー

ドラキュラ研究家の祖父に育てられ血液の研究をするまでになったゆづ子は、幼いころからの夢であったドラキュラの血を手に入れる。ところがそれを病院の保管室にしまいこんだことから、交通事故で病院に運び込まれた高島製薬薬品開発部長の石川に手違いで輸血されてしまうが石川はそのまま死亡。ゆづ子は石川の葬儀の日に娘の冴子に「あなたが処女なら、その血を石川の遺骨にかけると一年と三日後に蘇る」と告げる。一年後、ひとりで留守番をしていた冴子の前にドラキュラとして蘇った石川が現れ、冴子はビックリ。それを知ったゆづ子は自分が死んだという感覚すらない石川に一年前に死んでいることやドラキュラとなって蘇ってきたことなど一年間の事情を話し、とりあえず石川はゆづ子の家にしばらく身を隠すことになる。冴子に見守られながらゆづ子の研究にしぶしぶ協力する石川は次第に自分が殺された上に会社の贈賄事件の罪をきせられていたことを知るのだった。一方、高島製薬では事件の張本人であり、石川を死に追いやった北原が社長に就任していた。そして石川が蘇ったことを察知した北原は、手下の黒田を使って再び石川やゆづ子を襲う。そして、怒りを爆発させ北原に復讐を果たした石川は「もう人間には戻れない」と冴子に別れを告げるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第15回 日本アカデミー賞(1992年)

ノミネート

主演男優賞 緒形拳
新人俳優賞 石田ひかり
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映画レビュー

1.0ルーマニア

2019年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 糸井重里とか森本毅郎なんかを平気で起用したおかげで全くメリハリがなくなったのではないか?天本英世博士が血液を持ってきたなんてのは面白いのに・・・まぁ、1年後見事に甦ったパパ。石田ひかりも処女だったというわけだ。

 中盤は淡々とした邦画にありがちの映画。コメディとしてもゆるすぎるため、全くのれない。殺し屋が現れるところなんて、60年代のギャング映画風のつまらなさ。日本人にドラキュラが無理だったか・・・じゃなくて日本映画に無理なんでしょうな。

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kossy