俺っちのウエディング

劇場公開日:

解説

結婚式の当日、恐しい事件に遭った平凡なカップルが曲折を経て、真実の愛にめざめるまでを描くサスペンスロマン。脚本は「汚れた英雄」の丸山昇一、監督は「キャバレー日記」の根岸吉太郎、撮影は「軽井沢夫人」の前田米造がそれぞれ担当。

1983年製作/104分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1983年4月29日

ストーリー

結婚式場の廊下でウエディングドレスの花嫁小椋真紀子が腹部を刺され、被害者と同じ姿の犯人は、倉庫で自爆を遂げてしまった。出張先から式場に駈けつけた新郎大村勉は事件を知り病院に向かった。幸い真紀子の傷は軽くてすんだが、勉は警察で事情聴取を受ける。警察は勉の結婚を怨む、過去の女の犯行と目星をつけ、チーフの田島刑事は、岡村刑事を専任につけた。彼もまた、この日その式場で結婚式を挙げたばかりだった。勉は思い当る二人の名を警察に言った。そして調査した結果二人共生きており、リストからはずされる。もう一人帰省で長崎に戻った帰り、寝台急行で知り合った太田時子がいたが、言いだしづらくて警察には話さなかった。勉は時子が勤めていた美容院、次の職場となったキャバレーと消息を追うが、そこで切れてしまう。マスコミはこの事件をセンセーショナルに扱い、勉は“無責任時代の典型”といった調子でレッテルを貼られ、職場でも閑職に追いやられてしまった。ヤケ酒をあおった帰途、勉は陸橋の上から誰かに突き落とされそうになったが、目撃者がいなかったことから、警察では逆に狂言として彼を疑った。勉は時子のことが気になり、長崎の時子の家を訪ね、彼女が勤めていた中華料理店に向かうが、そこも辞めていた。泊ったホテルで、勉は入浴中に又も危険なめに会う。その頃、真紀子も勉のマンションにあったメモから、彼が実家に帰ったことを知り長崎に来ていた。真紀子は勉が泊ったホテルの関係者の証言から、中華料理店を訪れ、そこで初めて、勉が追う時子の存在を知った。帰京した時子はパトロンに囲われている佃島を訪れ、勉の姿を見つける。時子との関係を告白し、過去とのケジメをつけようとする勉を見て、真紀子は心から彼を理解した気がした。時子は生きていたのだ。そして二人は真紀子が誰か彼女の名に似た名の人物と間違えられたのではないかと考えた。調べた結果、それは岡村刑事の妻たまきしかいなかった。芝居を装い橋に佇んだ勉を案の定、岡村が襲う。そこにマスコミを連れた真紀子が走って来た。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5時任三郎でした

2024年6月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

寝られる

結婚式。突然乱入した女に腹部を刺された新婦・真紀子。命には別状ナシ。刺した女は用意していた爆弾で自爆(…!)。
遅れてきた新郎・勉はリポーターに囲まれ訴えるも、加害者は新郎の過去の女と疑われた事をきっかけに…
警察は信用してくれず。唯一、偶然にも同じ日に同じ式場で結婚式を挙げていた岡村刑事は親身になって。
新婦の両親には嫌われ、会社では冷たい視線で見られ、新婦にすら愛想を尽かされ…。
自分で犯人を探そうとするが、謎の襲撃者が…。

人生晴れの最大のイベントの日に起きた災難。
今で言う所のデマに振り回されてや炎上。何者かに二度も襲われた(陸橋から線路に落とされたのと、酒をのんで風呂に入ってうたた寝していたら…!)のに、誰も信じてくれない。
同情はするが、この勉という男も優柔不断と言うか煮え切らないと言うかいい加減と言うか面倒臭いと言うか…。新婦がうんざりするのも分かる。
1980年代特有の気だるく、シュールコメディな感じ。根岸吉太郎監督とアクションやハードボイルドを得意とする丸山昇一脚本では異色の作品。
基本長回しで撮られた時任三郎のナチュラル演技、若くキュートな宮崎美子、昔の女・美保純が印象残す。

このまま破談…? いやいや、とんだハプニングを経て、若い二人はお互いを見つめ直す。
動機はあれにせよ、犯人も見つける。
何だかんだ無事事件解決&ハッピーエンドラブストーリー。
時・任三郎でした。

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近大

3.0結婚式の悲劇・・・からの

2021年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

3.0宮崎美子と美保純

2020年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

時任三郎さんの婚約者は宮崎美子 さんで、元カノが美保純 さんだった。外見は似ていて、そういう女性がタイプということで一貫性はありますね!

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とし