OL忠臣蔵
劇場公開日:1997年9月13日
解説
悪質な企業解体屋の魔手から会社を守るために立ち上がったOLたちの奮闘ぶりを描くコメディ。監督は「大夜逃 夜逃げ屋本舗3」の原隆仁。脚本は神山由美子と「大夜逃 夜逃げ屋本舗3」のチーム・長崎行男、真崎慎、原の合作。撮影を「さすらいのトラブルバスター」の浜田毅が担当している。主演は「タイム・リープ」の坂井真紀、「天使のわけまえ」の南果歩ら。
1997年製作/112分/日本
配給:松竹=松竹富士
劇場公開日:1997年9月13日
ストーリー
中堅の通販会社・オレンジハウスに、アメリカの業界最大手であるJJドリームが業務提携の話を持ち込んできた。オレンジハウスの社長・塩嶋はこの話に乗り、JJドリーム代表取締役の朝吹季里子と手を結ぶ。しかし、彼女はアメリカ経済界で悪名高い企業買収解体屋が送った企業キラーで、すでに買収済みのJJドリームを悪用してオレンジハウスの買収、解体を狙っていた。ついに動きだした季里子はJJドリームを倒産させ、オレンジハウスの株を意図的に大暴落させる。臨時株主会議が開かれ、手始めにこの不祥事の責任を押しつけられた塩嶋が解雇された。さらに季里子は暴落した株を買い占め、塩嶋に次ぐ大株主の座につくと、専務の栗林を新社長に押し上げて理不尽なリストラを開始する。仲間のOLが次々に解雇されていく中、クレーム処理を担当するカスタマーサービス課に左遷されていたOL・佐倉ふぶきは、季里子のやり方に疑念を抱くようになった。そして、信頼する上司が解雇されたことに憤りを感じたふぶきは、仲間のOL・綺麗、結婚を目前に控えその相手がリストラされてしまった日向、自社株を買って大損してしまった鯛子、配送センターの契約社員の銀子、ふぶきと同じ課に属す美和らとともに、解体屋から会社を守るべく立ち上がる。彼女たちは乗っ取りを防ぐため、株主総会で季里子の持つ株数より多い株数でこれに対抗しようと、委任状を送って会を欠席しようとしていた株主たちを連れて、総会に出席した。そこでふぶきたちは季里子の悪行を暴露し、乗っ取りから会社を守った。