劇場公開日 1997年9月13日

OL忠臣蔵のレビュー・感想・評価

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3.5アドバイザーは山一證券♪

2022年9月29日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

97年の作品
U-NEXTで鑑賞
初鑑賞
わりとその存在は前世紀から知っていてタイトルに惹かれたがなかなか観る機会がなかった
久米田の漫画にも忠臣蔵を語る上で冷蔵庫の野菜中心蔵と共に例として挙げられたがこの作品を観た人は少ないだろう

監督と脚本は『夜逃げ屋本舗』シリーズ『いらっしゃいませ、患者様。』の原隆仁
脚本は他に『大奥 永遠 右衛門佐・綱吉篇』の神山由美子と『伊賀カバ丸』『夜逃げ屋本舗』シリーズの長崎行男と『ぷりてぃウーマン』『夜逃げ屋本舗』シリーズの真崎慎

過激なリストラ案を押しつける乗っ取り屋から会社を守るため女性社員たちが立ち上がる企業を舞台とした痛快コメディー
わりとよくまとまっていて案外面白かった

M&A

サルでもわかる労基法

はっきりいって忠臣蔵とは全くといっていいほど関係ない
忠臣蔵のどこもパロってない
なぜこんなタイトルをつけたのかよくわからない
だけど作品の出来は娯楽作品として悪くない
全国のTSUTAYAやゲオに置いていてもいいと思う
片岡千恵蔵が主演した忠臣蔵の隣に置いておけば間違えて借りる客も少なからずいるかもしれない

今から四半世紀前の作品だがそれほど古さは感じなかった
パソコンの厚みくらいか
坂井真紀演じる主人公佐倉ふぶきの仲間たちOLのメンバーにも若干感じるものがあるが

クレーム処理で東京から気仙沼に浜松に北海道とお客さまの自宅に訪れるって凄いな
僕は一度だけ某企業に電話でクレームをつけたことがあるが教科書通りの対応でインスタント味噌汁の詰め合わせが届いただけだった
味噌のメーカーでインスタントの味噌汁の中にベルトコンベアの白くて小さい切れ端のようなものが入っていたのだ
この対応が普通なのに全国飛び回るって馬鹿みたい

社長室で社長交代に激しく抵抗する塩嶋前社長演じる長門裕之のコミカルな演技が良い

クレーム処理部門の課長の女性社員たちに対する暴言が酷い
「女はすぐ泣くし馬鹿だしすぐ辞める」
職場では女性社員が沢山働いているのに
今ならあり得ないと思う人もいるだろうけど現実は甘くないし少なからず今でも存在する
生まれつきの性分で法律がいくら厳しくなっても人間の本質はそう易々と変われるものではない

この頃から既に坂井真紀の演技力高い
グッとくる

悪役だが南果歩がカッコいい

エンドクレジットも続きがあり
日本映画らしい良心的なサービス

山崎一の裸逆立ちが観ることができなかったのは複雑な思いだ
男色ではないが約束を守らないのは狡い
パンツくらいは履いてやれよと思ったのは確か

日本の通販会社オレンジハウスで商品企画部に所属するデザイナーだったがクレーム処理担当のカスタマーサービス課に左遷される佐倉ふぶきに坂井真紀
オレンジハウス秘書課の紅葉山綺麗に細川直美
インサイダー情報で自社株を大量購入し株の暴落で大損するオレンジハウス総務部のメガネ花祭鯛子に中島ひろ子
オレンジハウス配送センターの契約社員として働く元ヤンキーのシングルマザー香車銀子に吉野公佳
オレンジハウスでカタログ編集を担当しているが同僚のフィアンセ会田が学歴詐称で解雇される小暮日向に奥山佳恵
会社の備品のトイレットペーパーをパクって自分のロッカーに集めていたオレンジハウスのカスタマーサービス課に所属している井戸端美和に井出薫
提携先破綻による株価暴落の責任を取らされオレンジハウスの社長を解任される塩嶋秀次郎に長門裕之
塩嶋の社長解任後専務から社長に昇格する栗林重吉に小坂一也
提携反対派のオレンジハウス常務の家永良明に江藤潤
女性を蔑視するカスタマーサービス課課長の多古裕次郎に山崎一
リストラ問題で悩み体調を崩し入院し会社を辞めさせられる商品企画部課長の大石亮子に中村久美
佐伯常務に大林丈史
メインバンク秀和銀行支店長の石田哲雄に大河内浩
宗方総務部長に伊藤洋三郎
オレンジハウスの社員だったが学歴詐称(大学中退を卒業)で解雇される会田宏に見栄晴
オレンジハウスの社員に並樹史朗
自分の会社を計画倒産させオレンジハウスの解体売却を目論むアメリカ大手の通販会社「JJドリーム」代表取締役の朝吹希里子に南果歩
朝吹の仲間で乗っ取り屋のアンディに高杉亘
朝吹の仲間で乗っ取り屋の岩国正宗に斉木しげる
ふぶきがクレーム処理で出会うオレンジハウスの商品のファン田辺志津代に草村礼子
花祭鯛子の親戚の証券マン白滝正彦に中島陽典
賭場の親分に南州太郎
オレンジハウスの株主の一人で占い師に河原さぶ
そのほかに諏訪太郎や揚田亜紀も出演

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野川新栄