王立宇宙軍 オネアミスの翼

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劇場公開日:

解説

後に「新世紀エヴァンゲリオン」などを手がけるアニメ制作会社GAINAX(ガイナックス)の第1作として製作された長編アニメ映画。

“もう1つの地球”にあるオネアミス王国。落ちこぼれの軍隊として世間から見下されている王立宇宙軍の士官シロツグは、やる気のない同僚たちと張り合いのない日々を送っていた。そんなある日、街で神の教えを説いていた不思議な少女リイクニとの出会いをきっかけに、シロツグは王立宇宙軍の存亡をかけた人類初の有人宇宙飛行計画のパイロットに志願する。

原案・脚本・監督を山賀博之、キャラクターデザイン・作画監督を貞本義行が手がけ、庵野秀明が作画監督として参加。坂本龍一が音楽監督を務めた。公開10周年となった1997年には、音響を当時最新のデジタル技術でリニューアルした「サウンドリニューアル版」が公開。2022年10月には、公開35周年記念で4Kリマスター版(音声は1987年オリジナル版のもの)でリバイバル公開。

1987年製作/119分/G/日本
配給:バンダイナムコフィルムワークス
劇場公開日:2022年10月28日

その他の公開日:1987年3月14日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)BANDAI VISUAL/GAINAX

映画レビュー

4.0アニメ異次元宇宙開発プロジェクトX

実際の米ソの宇宙開発競争がベースになっているのだろう。アメリカのフォンブラウン、ソ連のコロリョフ、人類史上初、有人人工衛星、有人月探査、その後アメリカは2度のスペースシャトル事故によって停滞、後継国家ロシアは21世紀現在までコロリョフが開発したR-7ロケットで、1500以上の打ち上げに成功し続けている、世界で一番安全なロケットであり、ロケット界のフォルクスワーゲンと呼ばれている。

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全国連加盟国不可侵条約締結、武装中立主義、多様性男女平等自由主義、5名作4良作3いい作品なので他は2以下です。

5.0映画作ったところでパンひとつ焼けない。それでも...!!

2024年1月31日
PCから投稿

「下らないなんて悲しい事言うなよ立派だよぉ、歴史の教科書に載るぐらい立ッ派だよぉ!!」
心底みっともなくて、悲痛な叫び。大好きな台詞です。

【映画作ったところでパンひとつ焼けない。それでも...!!】
映画製作なんて、悪く言えば、無くてもどうせ誰も困らない仕事。
そのくせ理不尽にキツくて厭になる。
でも、医者になれるほど頭良くないし、強い責任も持てない。
「あぁ、何やってんだろ自分」と途方に暮れる、山賀監督の心境が滲み出た映画。
職業問わず、誰でも抱く不安なんじゃないかなと思い、私は深く共感した。

堅気とアニメ産業、どちらにものめり込めない冷めた自意識。
食いッぱぐれなければOKス、とうそぶいて隠す、不安と無力感。
山賀監督の宙ぶらりんな立場が、とてもよくわかる。

クライマックスのロケット打ち上げシーンは、息を飲む素晴らしさ。
人間が心血注いで作り上げた物は何であれ心を打つ、という彼らの切実な願いが叶う、見事な瞬間。
・・・でもさ、心を打つだけなんだ。
ほんの一瞬、みんなは心を奪われるけれど、すぐにまた日常に戻って行く。
打ち上げ花火のようなもの。命を懸けてまでやるようなことじゃない。

・・・一心不乱に興じることのできない切なさ。
バブル絶頂期の熱狂を冷ややかに見降ろす心情。
それでも、誰かの役に立ちたい/力になりたいという純粋な願いが透けて見える。
マニアへの目配せ的サービスとは無縁の、ガイナックスらしからぬ一本。
だから、私はこの映画がガイナ作品中で最も好き。

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雨丘もびり

4.5前へ進もうとする人たち

2024年1月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

GAINAXは認識してたはずなので、観たのは90年代のはず。そらを目指す話にはめっぽう弱いとはいえ、手作り感如実に残しながらも、このクオリティには脱帽する。ある意味製作サイドの狂気の産物なんだと思う。

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なお

4.0はるか昔に見た映画。当時劇場で見たがラピュタと同時上映だった。 一...

2023年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

はるか昔に見た映画。当時劇場で見たがラピュタと同時上映だった。
一緒に行ってた友達がいまでいうアニメオタクで、ラピュタはその日2回、これは1回見た。
だけどこっちの方が自分としては見たかったな。とにかく映像がすごかった印象しかない。

内容はというと、なんともいえない青春時代の話。わざとらしいセリフもあるしエロ要素もある。
女の子がちょっとかわいそうな境遇だったが、話に引き込まれた。
人工衛星の話もよかった。人工衛星の仕組みをわかりやすく話してるシーンがあるが、今でも誰かに説明するときにそのシーンを思い出す。
人工衛星は常に落下しているっていうフレーズを聞いたときは「ほお!」と感動したものだった。

最後のロケット打ち上げシーンは友人から「このシーンはセル画を〇枚かさねて書いているんだよね」と教えてくれた。
何枚だったか忘れたが、ありえない数字と教えてくれたことが記憶に残ってる。

今じゃCGバリバリで書かれているアニメが大半だと思うが、CGを使っていない最後の超大作アニメはこれだと思う。

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みにまに
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