嵐の季節(1995)

劇場公開日:

解説

俳優の川野太郎の青春時代をモデルにした高橋三千綱の恋愛小説『掠奪の初夏』を原作に、「心臓抜き」の高橋玄監督が映画化した人間ドラマ。95年ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭招待、95年あおもり映画祭招待作品。

1995年製作/142分/日本
配給:インデックス・ガン・オフィス
劇場公開日:1995年5月13日

ストーリー

空手選手だった片桐俊太郎は大学卒業間近の大会で右拳を複雑骨折、同時刻に郷里の父親が突然死したことを契機に、それまでの何不自由ない仕送り生活に見切りをつけて慣れない自給自足を始めた。片桐の年上の恋人・奈塚泰子は銀座のクラブに勤めながら片桐の生活を援助していたが、片桐は泰子からも意図的に遠ざかり、ストイックな生活を自ら強いていた。そんな片桐の前に不思議な17歳の少女・藤川アイが現れる。空腹のあげくに万引きを企てた片桐を機転を利かせて救ったアイは、実は4年前に片桐に窮地を救われていたのだ。アイは中学生当時、チンピラの手島と組んで売春行為とそれをネタにした恐喝で稼いでいた。ある時、レスラー上がりの客を引いたアイだが、恐喝に逆上した客は手島たちに暴行を加えた。そのホテルに遊びで男二人と投宿していた片桐が、結果的にアイを逃亡させ手島を逮捕させたのだった。片桐はアイの存在を忘れていたが、それ以来アイは小学校にあがった妹とバー・ホステスでだらしのない母親・あけみを支えるためにウェイトレスをしながら夜間中学に通っていた。アイは偶然に再会した片桐に恋心を抱きながら平穏な生活を送っていたが、ひょんなことから手島の部下に発見され、4年前の返礼として輪姦される。アイは忌まわしい過去が清算されたと気持ちに整理をつけるのだった。その頃、片桐は借金取り立てのアルバイト先だった映画会社で監督に見出され、アクション俳優としてトントン拍子に芸能界入りする。しかし、アイが輪姦され、その際に妊娠してしまった子供を堕胎したということを知った片桐は、スターへの階段を捨てて復讐のために手島一派を追い詰めていった。しかし、その時アイはこの町のすべてを忘れるために一人で東京を離れようとしていた。手島たちによって反対に叩きのめされた片桐は、ボロボロに傷ついた体で町をさまようのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5夜のシーンがとても印象的。

2013年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

大雨の中のシーンがとても印象的なのを覚えている。
監督がものすごい借金をした話をきいたことがある。
カードもたくさん持っていたという話だ。
映画で作った借金もたくさんあったらしい。
俳優も結構いい俳優が出ていて、役者で崔陽一とか出てたのをなんとなく覚えている。
でも印象に残っているシーンがあるということはいい映画だったのだろうとこの映画を評することにした。
内容までは思いだせない。

改札をジャンプで通り抜けるシーンがあったようななかったようなとかそんな事は思いだせる。
男と女の話だったのも覚えている。
まあ、とにかくとても素敵なワンシーンがある映画だった。

追記
新宿の今はヴァルト9がある辺りの映画館でこの映画を見たのだが、このときに同じ劇場でエヴァの映画をやっていた。
その頃エヴァというものに興味がなかった私はまっすぐに嵐の季節を見たのだが、外でエヴァ好きだと思われる若い男の人が、謎の数式を書いた紙を一生懸命に配っていたのを覚えている。
何かいい思い出である。

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lotis1040

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