カルラのリスト

劇場公開日:

カルラのリスト

解説

逃亡中の戦争犯罪人を探し出して告発する国連検察官カルラ・デル・ポンテの活動に密着したドキュメンタリー。オランダのハーグに設置された旧ユーゴ国際刑事法廷。ここで検察官を務めるスイス人女性カルラは、500万ドルの賞金が賭けられながらも未だ逃げ続けている戦犯たちを追い求め、世界各国を飛び回っている。国連裁判所の舞台裏に初めてカメラが入り込むと同時に、虐殺によって家族を失った人々の悲痛な叫びを捉える。

2006年製作/95分/スイス
原題または英題:La Liste de Carla
配給:アップリンク
劇場公開日:2007年11月10日

スタッフ・キャスト

監督
マルセル・シュプバッハ
製作
ジャン=ルイ・ポルシェ
ジェラール・リュイ
撮影
デニス・ユッツラー
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フォトギャラリー

映画レビュー

5.0「正義」について考えさせられる

2007年11月17日

悲しい

知的

10/1に日本が世界で105番目の国として加入したICC(国際刑事裁判所)の先駆けとなった旧ユーゴ国際刑事法廷(ICTY)に務める検察官カルラ・デル・ポンテに密着したドキュメンタリー映画です。 ボスニア紛争における1995年の大量虐殺を指揮した逃亡中の戦犯を探し出し起訴するための正義の闘いを追っています。「正義」という言葉を最近は耳にしなくなりましたが、権力者による最大の犯罪である戦争、それによってもたらされた犯罪を裁く国際法廷こそ正義の砦なのでしょう。 しかし、このICCに米国、中国、ロシアは加入していないという現状は何を意味するのでしょうか? 色々と考えさせられる映画でした。

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