ONCE ダブリンの街角で
劇場公開日 2007年11月3日
解説
ダブリンのストリートで自作の歌を奏でる男の前に、ひとりの女が現れる。彼女のピアノにほれ込んだ男は、彼女のために曲を書き、2人のセッションは美しいハーモニーを奏でる。07年サンダンス映画祭で注目を集め、上映館が全米2館から口コミで140館まで拡大したドラマ。主演はアイルランドのロックバンド、ザ・フレイムスのグレン・ハンサードと、彼のアルバムで共作しているチェコ出身のミュージシャン、マルケタ・イルグロバ。
2006年製作/87分/アイルランド
原題:Once
配給:ショウゲート
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2021年6月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
最近90分以上の映画を観ていると寝てしまうので、時間内の音楽ものないかなぁと探していたらヒット。主演の2人、めちゃくちゃ歌うまっ!って思って調べたらプロのミュージシャンなのね。ストーリーに抑揚がないから、同じテーマなら、「はじまりのうた」の方が好きかな。
2021年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ずっとハンディカメラで
酔って吐きそう。
曲もストーリーもなかなかに地味で
酔いを忘れさせるまでにはならず。
気になって内容にいまいち入れなくて悲しい。
テレビで観たけど映画館の大きなスクリーンで観たらやばかった。
友達はジョン・カーニーの映画で一番好きと言っていたのでなお残念に思った。
2020年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ドレミレ♪ドレファミ♪と始まる「フォーリング・ストーリー」はアカデミー賞歌曲賞にもノミネートされている。サントラ盤が全米チャート2位にまでなっているほど、音楽に満ちている映画なのです。ミュージカルではないものの、それぞれの歌には出会った男女の想いが込められているので、歌詞がストーリーに溶け込んでるかのようでした。いきなり“君を知らないけど君がほしい”なんて・・・と思ったけど、昔の恋人のことを歌ったものだったんですね・・・
役名のない男女。ストリート・ミュージシャンとしてギターで歌うguy(グレン・ハンサード)とチェコ出身の花売り娘girl(マルケタ・イルグロヴァ)が出会い、音楽を通して心を通わせていくという小さな物語。恋愛としての感情の起伏なんてものより、音楽の素晴らしさに目覚めていくことが中心なのであり、ありふれた恋愛ものとは一味違うのです。ラストもいろいろと想像させてくれるし。
演奏されるのは70年代風のフォークロックといったところでしょうか。彼らの曲がスタジオディレクターを唸らせるほど斬新なものではないにしろ、心がこもった優しい恋愛の歌にうっとりしてしまう。もともとはグレンのギター弾き語り用の曲。楽器店でマルケタとセッションして生まれるハーモニーは彼にとっても新鮮だったし、音楽の可能性、コンビを組めば素晴らしいものができると感じた一瞬でした。なぜだか、こんな序盤で涙が・・・
さあ、プロデビューを目指してデモテープ作りするぞ!てな展開は唐突感もあるのですが、彼女とのセッションがあってこその展開なんですよね。それに簡単にバンドメンバーを見つけるシーンなんかは偶然すぎるけど、音楽映画はほとんどがこのパターン。理屈なんて要らない。純粋に音楽を楽しむためには超絶技巧派ミュージシャンなんて必要ないものです。
全体的なストーリーのバランスはしっくりこないけど、随所にバンド経験者なら理解できる懐かしさが織り込まれてたり、どことなく笑えるシーンもあったりしました。マルケタのアパートの住人なんてずかずかと入り込んでテレビを見始めたり、覚えたての英語が「妊娠していますか?」だったりして、笑わせてくれます。
グレン・ハンサードが俳優ではなくミュージシャンであるだけに、この映画のような経過でプロになったんだろうと想像できる。初めてのスタジオでも怖気づくことなく楽しんで録音してたのが良かったのでしょう。今はデジタル全盛の時代。パソコンでもプロ仕様のソフトがあるんですから、自宅ではカセット録音してる光景を見ると、貧しさということも伝わってきます。
〈2008年2月映画館にて〉
2020年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ー ”はじまりのうた”を観て”ビックリし”、レンタルビデオで鑑賞。ー
・音楽好きの男女が交わす”一線を越えない”遣り取りを支える楽曲群が素晴らしい作品。
・男女には夫々、想う人がいるというのも、この作品の肝かも知れない。
・男が女に初めて自作の曲”Falling Slowly"を教え、一緒に演奏するシーン。(素晴らしい・・。)
・女が男の曲に自ら作詞をした、哀切だが美しい曲”If You Want Me"が流れるシーン。
・ええ、勿論サントラ買いましたよ。上記2曲が取り分け素晴らしいので・・。勿論映画も。
<ジョン・カーニー監督作は、「はじまりのうた」で、惹きつけられ、遡って今作を鑑賞し「シング・ストリート 未来へのうた」を鑑賞した。
気難しい監督のようであるが、新作を待ちたい監督の一人である。>
<2015年7月10日 鑑賞>
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