22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語

劇場公開日:

22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語

解説

大林宣彦監督が、「なごり雪」に続く“大分3部作”の第2弾として手掛けた恋愛ドラマ。伊勢正三の名曲「22才の別れ」をモチーフに、母娘2代に渡る切ない恋を綴る。44歳のサラリーマン・川野俊郎は、同僚の有美と煮え切らない関係を続けていた。ある日彼は、コンビニで働く少女・花鈴が「22才の別れ」を口ずさんでいるのを聞き、ふと懐かしさを覚える。やがて花鈴と親しくなった俊郎は、彼女から驚くべき事実を告げられる……。

2006年製作/119分/日本
配給:角川映画
劇場公開日:2007年8月18日

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(C)DIAX,PSC,2006

映画レビュー

3.0伊勢正三ファンです!

2021年3月6日
PCから投稿

 1960年代症候群とは、晩婚・非婚・少子化。団塊世代と団塊ジュニアにはさまれた微妙な立場。今ならアラフォーと呼ばれる世代なのか。閉塞性無精子病と診断された川野(筧)。子供を産みたい女と産みたくない女と会話したわけだ。若い花鈴は川野と同郷の大分。そしてかつての恋人葉子が死んだ時の嫁ぎ先と同姓だったのだ。

 キスさえしない中年と21歳の女性のお付き合い。それでも花鈴は上海についてくると言う。花鈴はボロアパートで同級生浅野(窪塚俊介)とルームシェアしてたのだ。しかし、浅野に会ってみると、彼もまたキスさえしてないと言う。同じだ・・・川野は22年前の別れのシーンを思い出し、自分が身を引く決心をする。会社に辞表。年収1500万を棒に振るほど決意が固かったのだ。

 彼岸花、“葉見ず花見ず”とも呼ばれる赤い花。母娘に関わった川野。伊勢正三の「22才の別れ」の歌詞がそのまま重なるところではドキリとする。エンドロールでは伊勢正三のプロモーションビデオ風。彼のファンならば楽しめるはず。

 冒頭のセリフから想像すると、かなりエロい内容になるかと思うのですが、途中からは完全なプラトニック・ラブストーリー。はっきり言って、基本の筋はつまらないのですが、就職難であるとか、格差社会であるとか、社会問題もちりばめられている。年収100万のフリーターで、飯も食えないなんてかなり深刻・・・

 大林監督の意味のない斜め映像も健在!大分3部作の第2作。多分3作目も不安定になるんだろうな。

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kossy

3.0フォークで一番好きな曲

2015年5月23日
iPhoneアプリから投稿
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ジョニーデブ

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