ボーン・アルティメイタムのレビュー・感想・評価
全99件中、61~80件目を表示
アクションはよくストーリーもいい
ストーリーは実際ありそうな政府による政治的暗殺を題材にしている。デイモンのキレのあるアクションは面白くカーチェイスシーンはスピードがあり良かったです。知能戦の要素もたっぷりあり始終緊迫感が味わえる。
変わらない面白さ
3部作を観てきましたが、この作品も変わらない面白さがありましたね。アクションは相変わらず激しく、またカット割りや音楽も、こちらの興奮を高めるかのような激しさでした。 観終わって、普通に楽しかったな、という思いはあるんですが、前2作からだいぶ間が空いての鑑賞だったので、少し、ボーンのアイデンティティへの希求の切実さが、スッと入ってこない感じもありましたかね。 ただ、ラストは好きでした! イェイ!って言ってしまいそうでしたよ!
こんなスッキリする3部作は珍しい
『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』に続くサスペンス・アクションの第3弾。 今までの謎が全て明らかになり、綺麗に完結しています。前2作よりも、さらにさらにスケールがアップしていて、アクションシーンに緊張感すら感じました。 とにかく素晴らしい3部作でした。
☆近年稀にみるシリーズ物の成功作品☆
今回オススメするのは「ボーン・アルティメイタム」!! 「ボーン・アイデンティティー」「ボーン・スプレマシー」に続く記憶を失くした工作員ジェイソン・ボーンの自分探しを書いたスパイアクション3作目。 シリーズ物といえば前作以上に作品のクオリティーを上げるのはとても難しく、「インディ・ジョーンズ」・「ターミネーター」・「パイレーツ・オブ・カリビアン」などから解るように、終わっている物に無理やり話をとってつけるから徐々に作品自体がトーンダウンしていくのが普通。(スターウォーズ・エピソード7もどうだか心配…。) しかしこのボーンシリーズはこの3作目が一番面白い。 これはとても珍しい事。 それがポール・グリーングラス監督の手腕なのかは分かりませんが、特にアクションに関しては映画史に革命を起こす程の神レベルで、後の作品に幾度となく影響を与えています。 (最近ではなんとスパイ映画の本家007シリーズにも影響を与え、「慰めの報酬」でアクションパートを担当したのはボーンシリーズのスタント・コーディネーターとのこと。) 中には揺れるカメラワークが「見づらい」とか「酔う」などと批判的な意見も聞かれますが、自分としては最近の3D映画に比べればとても臨場感を感じることができました。 アクションシーンの中でも特に見所は、[タンジールでのバイクチェイス]・[屋根伝いの追跡劇]・[暗殺者デッシュとの格闘シーン]・[ニューヨークでのカーチェイス]・・・。これだけでも観る価値あり。 それと近頃少しおっさん化しつつあるマット・デイモンがまさにジェイソン・ボーンにハマリ役。 アクションシーンでの切れ味の良さ以外にも愛する者を失った孤独感・悲しみ・怒りを静かに表現する演技力は彼以外にはできないでしょう。 もちろんストーリーも息を呑む展開ばかり。 前作「ボーン・スプレマシー」との絡みも面白く、思わず“ここに繋がるのか”と感心してしまいました。 自分が特に良かったと思ったのは、ニッキーの扱い。 彼女はボーン以外に1作目から出ている数少ない人物で、意外というかけっこうな物語の“キー”になっている。 その彼女が徐々にボーンを助けるようになるのだが、恋人までにはならないというその微妙な距離感が実に丁度いい。 このシリーズはボーンの「自分探し」がテーマだと思うが、ニッキーにとっても本来あるべき自分探しになっているのではないだろうか。はたして・・・。 それにしても近年映画界は不況の中にある。 話のネタ切れ感もあるのだが、最近はやたらシリーズ物に頼ったり、アニメの実写化、ドラマの映画化、などがほとんどで安易な道に逃げているようにしかみえない。 (別に金儲け至上主義が悪いと言っているわけではない。) 期待して観れば予想通りというか内容が全くゼロの作品ばかりで、こっちからすればもうウンザリだ。 それくらい近年面白い作品が少なかった。 そんな中、本当~に久々の良作シリーズだったと思う。 続く4作目「ボーン・レガシー」で多少息切れ感があったのは残念だったが今後に期待して☆5つ。
ありがとうございました!
見終わって、エンドロールが流れ、一息ついて「ありがとうございました!」と言いたくなるほど最高の締め。どんどん良くなるシリー物とはこうだ!と言わんばかりの作品。 ジェイソン・ボーンにカリスマを見ました。 しかしこの最高の三部作を観た後「ボーン・レガシー」観るのが恐い。
一層磨きがかかった活劇
総合:85点 ストーリー: 75 キャスト: 85 演出: 90 ビジュアル: 75 音楽: 70 シリーズ最終作らしいが、これも良い作品でした。本作は特に活劇が良く出来ていて、最初から緊迫感が途切れることなく次々に疾走感と共に突っ走ってくれた。 本物の工作員は007シリーズのようにいろんな秘密兵器を使うだけではなく、周りにあるあらゆるものを武器や囮として使うように訓練をされると聞く。細かく見ていると、秘密兵器はおろかたいした武器すら持っていないボーンが、移動するときも追手を撒くときも戦うときも、地形や扇風機や普通の本から怪しい風貌のただの通行人や地元の警察に至るまで、使えるものを探しては自分を優位に立たせようとしている姿に感心する。 相変わらず活劇は素晴らしく、挌闘技術なども現実に迫っている。自分は通常の格闘技だけでなく、工作員や兵士の実践的挌闘技術についても少し知識があるのだが、映画用の見せる挌闘ではないが故に派手さはないが無駄がなく、玄人好みで逆に迫力を感じる。カーアクションも派手。 次々に切り替わる場面や空撮を交えて三次元的に撮影した方法も迫力と迅速性が増していて良い。設定も例にもれず緻密で、エシュロンなんていう盗聴システムが普通に出てくる情報戦も見もの。 物語は疑問点があった。近くで爆弾が爆発しても怪我するどころか鼓膜が破れることすらもなく、車が転落したりひっくり返ってもすぐに普通に走り出す。派手な活劇の良さに対してあまりにボーンが不死身なので、これはダイハード・シリーズなのかと感じてそこに違和感もあった。また警備厳重なCIAの建物に簡単に侵入してさらに局長室に入り、そこからさらに金庫破りをあっさりとやってしまうのはおかしい。そこがどうやってやったかが細かく描写されずいきなり部屋の中に侵入し終えたところからの場面から始まったのも、流石に製作者側もここは無理があると感じていたのかもしれない。 それでもかなりの秀作で、堪能出来たと言える満足感のある作品だった。
はぐれ狼ジェイソン・ボーンの逆襲が小気味いい
記憶を失ったまま社会に放り出されたジェイソン・ボーン。自分が誰なのか追い求めているだけなのだが、追い求めれば求めるほどCIAが知られたくない暗部に近づき、また追われるハメになる。 前作でボーンに古巣への復帰を促し、ボーンの本名まで教えたパメラ・ランディだが、組織の一員としてボーンを野放しにしては置けないジレンマに陥る。的確な支持を出す女性指揮官ランディを前作のジョアン・アレンが続投する。 そのランディの実力に嫉妬を覚えつつ、ボーンを執拗に追いかける局長、ノア・ヴォーゼンが登場。捜査ではランディの後塵を拝するが決して愚かではない。テロ対策局の局長という要職に就く風格も醸し出しつつ、今作の嫌われ者であるヴォーゼンをデヴィッド・ストラザーンが粘っこく演じる。 リアリティを重視した設定とアクションは前2作同様健在だが、さらにクォリティを上げてくるあたりは、このシリーズの真骨頂といえる。 とくにモロッコ・タンジールの複雑に入り組んだ路地と建物を使ったアクションが見せ場だ。 今回、さらに重要な役になったニッキーを追いかける殺し屋デッシュと、それを屋上伝いに追いかけるボーン、そしてボーンとデッシュの死闘は映画史に残る。 人ごみの中に入ってもニッキーの所在がわかるのは、まだらのヘアカラーのおかげで巧い演出だが、このヘアスタイルは前作からそうだった。先を見越しての設定だったとしたらスゴい。 相変わらずの素早いカット割りも磨きがかかり、1秒にも満たないようなカットにも必要な情報が盛り込まれ、無駄なカットが一切ない。それらがきちっと計算された長さと順序で並んだとき特有のスピード感を出す。 手持ちカメラの揺れも気にならず、むしろリアリティを出す効果がよく出ている。 「トランスフォーマー」シリーズでマイケル・ベイも手持ちカメラを使い同様に素早いカット割りをやるが、あれは目が回って吐き気がするだけの似て非なるものだ。(「トランスフォーマー」のレビューでも書いた) 「情けは人の為ならず」的なところがあるラストは、正しく強く生きようとするボーンの姿勢にぴったりだ。 TVの報道番組でボーンの安否が不明と知り、逃避先で微笑むニッキーがいい。水の中で動かないボーンとの割り振りも巧い。
シリーズ第三部
アクション多めで、カーチェイス、格闘シーン、銃撃戦と盛り沢山です。 暗殺者がボーンの排除に向かう度、また犠牲者がひとり出るのか・・・と ちょっとだれてきます、が、ボーンの心情変化がスパイスになります。 CIAのニッキーがかなり好みです。 頭がよくて、クールで、役に立つ女、別れる時も物怖じしない。 道連れには一番適してそうなのですが・・・ 戦闘員ではないため実戦はだめ。 でもむやみに闘いだしたりしないから (よくある逃避行もののスパイ映画は一般人の女が急に強くなりますよね?) ちゃんとリアルを感じれました。
ボーン・アルティメイタム
ボーンシリーズの最終作。 ジェイソン・ボーンは記憶を失い愛する人も失い一人孤独に生きているトレッドストーン計画で造られた最強の暗殺者。 彼は自分の記憶を求めてCIAから情報を奪おうとする。 この作品はシリーズで一番面白いと思います。 ボーンを演じるマット・デイモンのアクションや演技がとても凄かったです。
あっという間の3部作。
すべて観終わっての感想。 短期間で観たけど、飽きなかった。 アクションシーンやストーリー。 ボーンの抱えてるものが、自分自身。 そこに目が離せなかった。 派手な撃ち合いシーンがないのが、この映画の見所だと…。 ほぼ素手で戦うアクションが本当に見応えありました。 あと100%逃げ切る、逃走シーンは圧巻。 ボーンの手助けをする人達のキャラも素敵。 COOLなボーンのキャラが映画全体に染み渡っていて、 とても「静かな映画」だと思いました。 面白かったです。
アクション・ストーリー共に最高
ストーリーも文句なしに最高 シリーズを通して決して飽きさせない内容になっている 緊張の連続で目が離せない。 アクションシーンもかっこよくマッドデイモンの最高の作品だと思う
ジェイソン・ボーン大好き
物凄く評判がよくて、ずっと見たかった映画です。ボーン・シリーズは地味に好きなのです。(設定も映画の進み方も地味ですが) 元CIAで作られた殺人兵器みたいな戦闘能力を持つ見た目、極普通のアメリカの青年が、記憶を失い、自分のアイデンティティーを求めていくうちに戦いに巻き込まれていくのが1作目のThe Bourne Identity (身元)。 自分の存在を疎ましく思う誰かに付けねらわれ、最愛の恋人を失い、復讐に燃えるのが2作目のThe Bourne Supremacy (優越性、優位)。 そして、逃亡の中で更なる黒幕の存在を知り、なぜ自分が作られたかまでが明らかになる本作、The Bourne Ultinatum (最後通牒)。 マット・デイモンってルックス地味ですよね。町ですれ違っても、「のあ~っ!!」とかならない(だろう)ところが彼の魅力(?)だと思うんですが、本作の主人公とばっちりマッチ。アクションも地味で、思いっきり走ったりするシーンはちょっと。ほとんど、早歩き。銃もなるべく撃たないです。人ごみにまぎれてまぎれて、一人で、プロの追跡部隊を煙に巻くのは、見ていてすっきりします。(まるでゲームのメタルギアソリッドみたい)同様の設定にも関わらず、3作目でも飽きが来ないどころか、3作の中で最も評価の高い作品です。地味~におすすめ。アクション好きな方は是非。
冒頭からほぼノーストップでスペクタクルシーンの雨あられ!!
素晴らしい緊張感、スピード感のある映像で、大満足しました。 およそアクションは、台詞や仕掛けで語らせるのでなく、純粋に映像で迫力をアピールするものであると考えております。 その点、「ボーン」シリーズは、007のような派手な装備が出てこないところが、いいですね。 とにかくリアリティを感じさせる瞬殺の格闘シーンや、手近なものをなんでも武器にしてしまう肉弾戦が大きな魅力なんです。この三作目も冒頭からほぼノーストップでスペクタクルシーンの雨あられ。 この特殊アイテムに頼らない、アナグロなスピード感がボーン・シリーズの魅力の根幹なのではないでしょうか。 そのスピード感を表現するために、短いカットを畳み掛けるようにつないでいくポール・グリーングラス監督の演出も冴え渡っています。現代の映画では最高レベルのスピード感あふれる格闘場面は、何気なくコマ落としのようにつないでいるように見えて、しかし細かい工夫がなされているようです。 これが普通だとストーリーが早くて観客が置き去りになりがちなのですが、台詞が少なめで聞き取りやすいので、充分ついていくことができました。 たとえば狭いバスルームで殺し屋とボーンが戦う場面。殺し屋がカミソリを拾い、それを見てボーンが防御のためタオルを取るといった、その一連の動きはあまりに早すぎてまったく見ることが出来ません。あっという間に、二人の手にそれがあるといった感じでも、そのスピード感でドキドキの連続で、全然気になりませんでした。 続けて、これまたまったく"見えない"爆速の攻防戦が繰り広げられるです(^^ゞ 途中でチリーンと殺し屋がカミソリを取り落とす音を、監督はわざと目立つように入れるのですよ。私たち観客に戦いの経過を音で見せて、それだけで見せてしまうのですね。 この「チリン」という音ひとつのおかげで、あたかもボーンの超人的なスピードに自分もついていっているような気になり、大いに快感を得らました。こうした工夫は随所にみられ、この作品がいかに高度な計算に基づいた優秀なエンタテイメントかがよくわかります。 エシュロン(盗聴システム)を駆使する当局から逃亡するという大筋がありながら、各々の見せ場を「逃げるボーン」一色にしないあたりもそうです。 あるときは王道の逃亡劇、あるときは味方記者を敵から逃がすため、携帯電話で離れた場所から指示を与えていく。そしてときには女を助けるため、彼女を追跡する殺し屋を追う側にまわります。 しかもその一つ一つは複合的な要素で構成され(たとえば殺し屋を追うボーンを、さらに地元の警察が追っているという二重構造)、さらに中途で二つの要素を合体させたりなど、単調な部分は一秒もありませんでした。 ついでに、アクションシーンのバックにはモロッコなどロケ地の美しい風景が広がっており、目の保養にもなります(^^ゞ 最大のおすすめは終盤のカーチェイスですね。 これもむちゃくちゃスゴイ迫力で、緊張しました(^^ゞ 何が凄いかというと、これを見ていると「ああ、いよいよボーンの物語も終わるのだ。奴はもう後のことなど考えておらず、ここで決めるつもりだ」という、主人公の悲壮感のようなものがバシバシ伝わってくるのです。 文字通り満身創痍になりながら、それでも彼は前に進みます。ここまで"物語と感情"を感じさせるカーチェイスは、なかなか他の作品では得難いことでしょう。 それにしても、ボーンシリーズには組織の狂気を感じます。 CIAという大きな組織が、一旦狂い始めたら、アメリカ国民の安全を守るという大義名分のために、同じ国民を暗殺のターゲットにし、秘密の維持のためには、仲間のエージェントや職員ですら抹殺しようとします。 ボーンの戦いを通じて、組織の中で思考停止する恐ろしさも感じさせてくれました。 但し、完結編としてストーリーはすっきりされてくれましたけど。 ボーンが助けたエージョンとの女性が、ラストにテレビのニュースを見て微笑むのを見て、ボーンの新シリーズへの展開も予感させてくれました。
ハラハラドキドキ
テレビでやっていた過去2作を見てからこの映画に臨みました。 過去とのつながりがある映画なので、過去2作を見てからみるべき! ハラハラドキドキの中に、常に悲しさが現れる映画でした。 最近、パリとロンドン旅行から帰ってきたばかりなので、スコアも若干^^;
シリーズ3作のベストです
テンポが速く、初めから終わりまでハラハラドキドキの連続。シリーズ3作の中で、一番面白かった。 この作品では、なぜかボーンに関わる女性は皆いい人、結局ボーンの味方になる。これって、女性ファンを意識しているのかな? 何より、普段はそれほどステキとは思えないマット・デイモンが、ホントにかっこよく見えるのが不思議。 私的には、今年見た約60本の映画の中で、ベスト3に入る映画です。
ハラハラ
実はあまりにも期待はずれだったベオウルフを観た後に そのモヤモヤを打ち消したくて、この作品を観ました(笑) アクションものって、ダイハードやミッション・イン・・・ などを思い出したりするけど これはそういうのとは違って、緻密なアクション映画 って感じがします。 やや地味な感じがしないでもないけど、息つく暇無く 観るものを飽きさせない作りになってると思います。 ここでも一見殺伐としているように見える状態の中で 信頼とかそういうのが垣間見えて、安堵感を感じたりもしました。 シリーズの最初から観ていた訳では無いけど それなりに楽しめました。
リアル!
現実離れした最新鋭の武器や道具を使うのではなく、ボーン自身の頭と身体を駆使して危機を乗り越えていくさまは、前2作以上に、とても現実味を帯びていて、ボーンの行動1つ1つに有無を言わさぬ説得力を感じるほどです。 アクション映画にマンネリ感を抱いてしまっている方にもオススメの作品です!
全99件中、61~80件目を表示