絶対の愛

劇場公開日:

解説

韓国の鬼才、キム・ギドク監督が放つ衝撃のラブ・ストーリー。セヒとジウは付き合い始めて2年になる恋人同士。2人は強く愛し合っていたが、セヒはジウが自分に飽きてしまうのではないかとの不安にさいなまれていた。ある日、整形を決意したセヒは、ジウの前から突然姿を消す。それから半年後、セヒの失踪に傷ついたジウは、スェヒという美女と出会い恋に落ちるが……。愛のために整形するヒロインを「スカーレットレター」のソン・ヒョナが熱演。

2006年製作/98分/韓国・日本合作
原題または英題:Time
配給:ハピネット
劇場公開日:2007年3月10日

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(C)2006 KIM Ki-duk Film. All rights reserved.

映画レビュー

3.5【キム・ギドク監督が、整形がはやり始めた韓国の社会状況を痛烈に揶揄した哀しくも、恐ろしき作品。】

2024年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

■付き合っているセヒとジウ(ハ・ジョンウ)。
 セヒは彼と永遠に愛しあいたいと思うが愛を交わす途中のジウの態度を見て、「彼は自分の顔に飽きているのでは。」と不安を感じ始める。
 そしてある日、整形手術を行う決意をしたセヒは、ジウの前から姿を消して、自分の顔にメスを入れる決断をする。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・何とも言えない、鑑賞後の気分である。正にキム・ギドク監督の術中に嵌ったとしか言いようがない。

・整形して、スェヒ(ソン・ヒョナ)と名を変えたセヒ。だが、ジウはセヒの顔に飽きていたわけではなかった事に気付いた時の、セヒの想い。

・そして、ジウも整形手術の道を選ぶのである。スェヒが行きつけの喫茶店に現れる男達をジウではないかと思い、近づく姿が哀しい。

<私は、故、キム・ギドク監督作品を見ていると、天使の部分と悪魔の部分が非常に分かり易く同居していた人ではないかな、と思ってしまう。
 今作は、故、キム・ギドク監督の悪魔の部分及び且つシニカルに社会を見る眼が前面に出た作品ではないかと思ったな。>

■喫茶店のウェイトレスが杉野希妃さんだったのが、個人的には嬉しかったな。

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NOBU

4.5人を愛するとは

2024年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

人を愛する時にあなたが愛しているのは何なのかを考えさせられる映画です。

あなたが人を愛する時、愛しているのはその人の顔なのか、
体なのか、それとも心なのか、記憶なのか。
パーソナルアイデンティティの思考実験のような映画です。

答えはありませんが、私は多分それらの全部なのかなと思います。

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FormosaMyu

3.0喫茶店はいい迷惑だ

2023年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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kossy

3.5整形天国

2022年6月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

当時の韓国を揶揄。展開は極めてシュール。下手なホラーより怖い。最後は独特なループと位相に導かれる。やはりキム・ギトクは天才である。整形水を先取りするシュールと恐怖。

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mark108hello