守護神のレビュー・感想・評価
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作業しながらながら見。
愛と青春の旅立ち を彷彿させる
青春映画と言いますか?そこには挫折、犠牲が付きもの。そこを乗り越えた先に堅い結束力、友情、責任感が生まれる。最後は、ああそうかタイトルと出だしの言葉で気付くべきでした。鈍感なので察せず驚きました。
海猿のような…
日本の“海猿”のような。
アシュトン・カッチャーが出ていたので仕事中に☆
ケビン・コスナーは鬼教官。
でもただ鬼ではなく…
海猿の時任さんのような立ち位置。
アシュトン・カッチャーは荒波に揉まれている船の救助に向かい。
船長を置き去りにできずにひとり残る。
引退しようとしていたケビン・コスナーが助けに来るが…
ふたりを引き上げるワイヤーが綻び始め…
アシュトンが絶対手を離さないと分かっていたケビンはグローブを脱いで自分で海へ…
なんとケビンはひとりで置き去りにしてしまった船長の所に戻り救助が来るまで励まし続けていたという。
その後のケビンの行方は不明。
だから海には“守護神”がいると。
海猿の方が面白いけれど、良い作品だった☆
荒波に飲まれた命を守る
海猿とかぶるのかあまりヒットしなかった記憶があります。
邦画の海猿に全く興味のない私なので、比較ができないのですが作品としては結構面白く観る事が出来た。イメージは海難救助隊版トップガンみたいな感じです。現場で親友を亡くし、トラウマを抱える伝説の救助士が若者を育て若者の為に自らの命を絶つという物語。ストーリーもテンポよく、個人個人の描きこみも良くっていい映画だと思うが、多分公開の時期が悪かったのかな。伊藤某が好きでない私は邦画は観ていないが悩めるケビンコスナ―の演技も良かった。プチ感動をもらいたい人にお薦めです。年の割に頑張ってます(笑)
ラストシーンに到っては、憎いのひと言です。
日本で大ヒットした『海猿』がハリウッドでリメイクされるという噂があったようです。でも、それとは関係なく『守護神』はハリウッドのオリジナル企画のようです。
沿岸警備隊の鬼教官に鍛えられる若き訓練生の訓練風景となるとどうしてもかぶってくるものを感じますね。『海猿2』もなかなかの迫力で、最後のどんでん返しもあり日本映画としては頑張っている作品でした。けれどもそこはハリウッド。海難シーンのド迫力は比べものにはなりません。決死の救出シーンでは、命がけの撮影と思いきや、大型プールを使って、大時化のアラスカの海を再現しているそうで、それでもリアルティがすごいのです。
この映画は、なんと言っても52歳を迎えるケヴィン・コスナーの男臭い演技に尽きますね。JFKを始め、アメリカンヒーローを演じる役柄が多かったですが、若い隊員に闘志を露わにしていく鬼教官役にまさに体当たりで演じています。
彼に対峙するのが、アシュトン・カッチャー演じる天才スイマー。その圧倒的な自信と若さを前に、教官と激しく対立するのですが、単に反目し合うのでなく、ふたりの人生のエピソードを明かしながら、次第にその距離を縮めていくところがグッときますね。
その二人の会話の部分を、丁寧に描いているので分かりやすく、ラストの感動まで思い入れタップリ感傷に浸れました。
アシュトン・カッチャーについては、私生活でバツ2熟女と添い遂げたり、弟の学費のために芸能界に入ったりと、ハンサムな上に役柄の天才スイマーの過去に似て、結構苦労人なんですね。そういうことを知っていると、彼にもチョット感情移入できるかもしれません。
とにかくこの映画では、52歳のケヴィン・コスナーを起用しても、訓練シーンや救助シーンで嘘っぽさが全然感じませんでした。ボロを出していないのは、監督の演出がいいのかもしれませんね。ただ惜しむらくは、訓練シーンが、ちょっと長いような気がしました。
ラストシーンに到っては、憎いのひと言です。チョット書くとネタバレになってしまいますので、アバウトに言いますが、見返りを求めないこころこそ「守護神」なんだなぁと思いました。ラストのラストで「守護神」のタイトルの意味が解って、感激ひとしおでありました。ハリウッド映画の厚みをタップリと堪能できる作品です。
名優ケビン・コスナーの本領発揮
アメリカ沿岸警備隊の救難士の活躍を描く映画。ケビン・コスナーが伝説のベテラン救難士を演じています。
沿岸警備隊の救難士と言えば『海猿』を思い出すところですが、若い男女の恋模様も描き出した『海猿』とは異なり、こちらの『守護神』はベテラン救難士とその後継者にならんとする若い救難士の交流のあたりが描かれている男臭い物語になっています。ネタばれになるので詳しくは記しませんが、そんな男臭いというところから想像付くように、ベテラン救難士と若手救難士の衝突と和解、迫る世代交代、そして、予想通りの結末と進んでいきます。そう言う意味では、ストーリーに予想が付く安心してみることが出来る映画です。
この『守護神』は、2005年のハリケーン・カトリーナの際の沿岸警備隊の活躍からインスパイアされたと言うことで、『海猿』との関連は否定されているわけですが、それでも、海中から海面を見上げてのカメラアングルなんかは、その類似性を指摘したくなったりもします。まぁ、それ以外の類似点は、それほど感じなかったですけどね。むしろエンディングは『アルマゲドン』のストーリーとの類似性を指摘したくなりますね。まぁ、こう言う内容では、似てしまうのは仕方ないのかもしれませんが。
ところで、ケビン・コスナーって、こう言うベテランの役が多いですね。まぁ、実際、ベテランの俳優でもあるわけですが、かつて活躍したが、何らかの理由で苦悩しているベテランと言う役どころにはぴったりです。アシュトン・カッチャーも、若干陰のある自信過剰の若手を良く演じています。まぁ、ベテランに鍛えられて、いい救難士になって行くわけですけどね。
この映画を見て改めて思い出されるのは、アメリカの沿岸警備隊は準軍事組織だということ。平時は警察機関というか、国境警備隊というか、軍隊ではない活動を中心に行っているわけですが、戦時には第一艦隊としてアメリカ海軍に組み込まれることになっているんですよね。階級も海軍と同じだし。その辺が、完全に海上警察組織である海上保安庁とは大きく違うところです。まぁ、そんな事を知らなくても楽しめる映画なので、男臭い物語が見たいときは、非常にいいと思います。
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