ラッキーナンバー7

冒頭のシリアスな雰囲気から一転、あり得ないほど呑気でコミカルな展開に、キャストだけ豪華にしたB級映画か？と思いきや…。多少推測できるものの、これほど全部綺麗に繋がっているとは！Henry君の会話に一瞬出てくるSaul君までちゃんと登場していました。最初からもう一度確認したくなるタイプの作品でした。

人間の計画に100%の成功率はあり得ない。殺し屋ですら、予想外の決断を下す。“A sure thing” なんてものはこの世に存在しないのです。

“The unlucky are nothing more than a frame of reference for the lucky….. You are unlucky, so I may know that I am not. Unfortunately, the lucky never realize they are lucky until it's too late. Take yourself for instance; yesterday you were better off than you are today, but it took today for you to realize it. But today has arrived, and it's too late. You see? People are never happy with what they have. They always want what they had, or what someone else has.”

“Sense is something you have when you have a choice.”

映画の殆どが、前振りで
つじつまが合わないと思っていた。
ツッコむ所が満載だったけど、最後の最後（10分間）にどっと伏線の回収が始まり、スッキリした映画。

なんですか、このツンデレ感‥。途中見てても意味わかんないし、見終わったらぜった低い点数つけてこき下ろしたろって思っていたら・・あらら・・なんですかこの回収の魔術は・・・

もう脚本から監督から・・それでもまだ酷評するかい？の上から目線を感じるこの作品・・癪ですがめっちゃ面白い・・・

でもなんか悔しさが残る傑作です。最後までこのイライラ・・作品の進行がバラバラでその不快さと付き合っていくとあらまこう来たかのカタルシス(笑)。お勧めです、最後まで見れる人には・・・

スゴい豪華キャストなのに、そんな豪華キャストの必要があるのかというそれぞれの役どころと軽いテイストの映画。
ある意味、贅沢な映画でした。