ファミリー(2004)

劇場公開日:

ファミリー(2004)

解説

父娘の深い絆を描き、韓国で200万人を動員した感動のヒューマンドラマ。3年の刑期を終えて出所し、父と弟が暮らす家に戻ってきたジョンウン。父はそんな彼女に厳しい言葉を投げかける。やがて彼女はかつての不良仲間と接触するが……。韓国テレビドラマの“涙の女王”と呼ばれるスエが主人公ジョンウンを熱演。「友へ チング」のチュ・ヒョンが父に、「青春漫画 僕らの恋愛シナリオ」の名子役パク・チビンが弟に扮する。

2004年製作/96分/韓国
原題または英題:A Family
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2006年12月2日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

3.0 今は魚やの店員だが元刑事の父。娘がヤクザとのいざこざで金を返せと...

2018年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 今は魚やの店員だが元刑事の父。娘がヤクザとのいざこざで金を返せと脅される。そんな父は白血病でいつ死ぬかもわからない身。問題山積みの家族だ・・・

 目が悪くて警官をやめた父親。実はジョンウンが4歳のとき、ハサミを父の目に落としてしまったという秘密を医師のピョンチョンに聞かされたのだ。母親が死んだのは父が苦労かけたせいだと信じていたジョンウン。そんな話を聞かなくても骨髄移植の検査を受けたというのに・・・

 借金といっても5000万ウォン。それを父が勝手に返してしまう。ヤクザと縁を切ってもらいたいがために・・・。しかし、ヤクザはもっと仕事をしろと脅す。殺るのは警察の副署長・・・
 骨髄検査の結果は不適合。父にとっては死を宣告されたようなもの。そんなとき、ヤクザのナンバー2から、親分を殺せと言われるのだ・・・

 弟ジョンファンは『奇跡の夏』でも名演技を発揮したパク・チビン。この映画においても、溌剌とした賢い子を演じていた。そのジョンファン(小学3年くらいなのに)に酒を注ぐ父。自分の葬式での礼儀作法まで教えるのだ。まだ早いのに・・・と思っていたら、父には別の意図があったのだ。娘や息子の幸せを願う父。美容師になる夢を適えてやりたいがために・・・

 考えたら、とんでもない展開。ナンバー2のドンス(オム・テウン)がジョンウンに殺しの命令をしていた話を父が聞いていたためだけど、元刑事なんだし、警察の仲間だっているんじゃないかと思う。この父親の心理は論議されてもいいくらい。

 それでも俳優の演技は皆素晴らしいです。特に父親役のチュ・ヒョンは頭を剃ってまでの熱演。しかも白血病ということもあり毛が抜けていて、普段はカツラを被ってたほど。それをヤクザがカツラを奪って、娘の働いている美容院の前で曝け出させるシーンにはゾッとしてしまう。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kossy