手紙のレビュー・感想・評価
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重ーーーいテーマだった
犯罪者の家族を描いた映画だった。重い!重過ぎる!で、観ながら沢尻エリカがミスキャストーー!!あのヤンキーがしなりしなりと歩き良い主婦、母親やってますって見せたいのだろうけど似合わないっ!気持ち悪い!元々メガネかけて田舎娘みたいな設定だったのに、いきなりバーに飲みに来る都会のギャルに。いきなり変わりすぎ! 更に遺族の所に家族なら嫌でもお参りやお詫びに行くでしょう?断られても断られても毎年行くべきです。お兄さんの代わりにやれる事はそれしかないから。お兄さんもあれだけ兄弟想いなら強盗殺人なんてしませんよ。最悪盗みに入っても刺したりしませんよ。脚本とキャストに不満残りました。二度と観ようとは思いません、重いです。
加害者養護
作品として決して悪くはないが、被害者が置き去りであることが納得いかない。
加害者やその家族の苦悩は当然理解できるし、それを作品にしようとする気持ちも
分からないではないが、何の非も無い被害者やその家族や知人達など多くの人が
どん底に突き落とされるのにそこにはスポットが浴びない。
不幸な境遇に生まれ情状酌量の余地があるのかもしれないが、それによって犯罪者は
擁護され被害者は何も救われない。
被害者はどんなにどんなに不幸な環境だろうとどんなに必死に頑張ろうとおかまいなしに
(被害を軽減してはもらえない)無残に全てを奪われる。
どんな言い訳を並べても結局加害者以上の被害を被っているのは被害者側だということを
忘れてはいけない。
加害者家族の苦悩。
綺麗ごと描いてるけど、犯罪者のほとんどは反省なんかしていない。
仮に反省しています。といってもほんの上辺だけだ。
被害者家族は加害者家族の何倍も苦しむ。
それも被害者には何の非も無いのにだ。
加害者は法を犯したにもかかわらず法で守られるのだ。
被害者は法で守られなかったのにである。
被害者は被害を食い止められることもなく穴埋めされることもなく何の落ち度もないのに
唯々一方的に無残に全てを奪われる。
そして被害者側は加害者の傲慢な自己満足のために一方的に苦しむのだ。
刑事罰を償っても多くの加害者は民事賠償はほんの一部しかなされないし、
仮に賠償額を満額支払ったとしても到底被害の穴埋めには程遠い。
日本の法制度は犯罪者を擁護し、被害者を切り捨てる犯罪を起こしたもん勝ちの制度なのだ。
作品的には完成度は高い。
ただ、犯罪者側の目線で描かれているのが気に入らない。
世間の目線と違う切り口で訴える手法はありだろうが、犯罪者以上に
被害者の苦悩ははるかに深い。
それをしっかり受け止めてほしい。
演出や音楽はドラマのような感じだったけど、 最後のシーンを観たらも...
あらすじから連想されることしか起きない
電気屋さんの会長の言葉がズシンと響いた
桜の花は美しいのに、加害者の家族が背負う苦しみという、
ひどく重いテーマの作品でした。
ラスト、刑務所での漫才の余興と、
兄の玉山鉄二の合掌する姿は涙なしでは見られませんでした。
しかし、見終わってしばらくすると、多少、物語は美談になりがちなところがあったかなと思ったと同時に、ストーリーがあれよあれよと、短い間に都合良く進んだ感があったように思います。
一番、考えさせられたのは、
みかんの袋を持った、電気屋さんの会長の言葉だったかも。
しかしねえ、差別は当然なんだよ。
どんな人間だって、犯罪から遠くに身を置きたいと思う。
犯罪者やそれに近い人間を排除しようとするのは、
至極まっとうな行為なんだ。
自己防衛本能とでも、言うのかねえ
自分としては、加害者はともかくその家族には罪がない、
という風に考えていたので、ちょっとびっくりしましたが、
やはり、これが現実なのかなと思いました。
あとに続く、電気屋の会長の言葉
君の兄さんはそこまで考えなくちゃいけないんだよ。
自分が刑務所に入ればいいという問題じゃない。
今の君の苦しみをひっくるめて
君の兄さんの犯した罪なんだ
もしも、自分の家族が犯罪を犯してしまったら・・・
もしも、好きになった人の家族が犯罪を犯していたら・・・
もしも、友達の家族が犯罪を犯してその友達が苦しんでいたら・・・
など、いろいろと考えてしまいました。
原作を読んでもいないのに、いろいろ書いてしまいましたが、また、小説を読むと違った感想も生まれてくるかもしれません。
とても嫌なストーリーです
私は実際に家族に犯罪者がいます。この映画のようにテレビで騒がれたり...
世間はこういうもんだと思う。 自分も周りに重犯罪者の親族なんて人が...
世間はこういうもんだと思う。
自分も周りに重犯罪者の親族なんて人がいるとまともに接する気にはならないだろうしそれが普通。
悪いのはその人じゃないと分かってても何かあると結局あの人の親族は犯罪者だから〜とか思うだろうな。
もちろん山田側の人は可哀想。
答えは出ないけど考えさせられた問題だった。
終盤、遺族の人がもう終わりにしようと赦してくれて決着つきましたみたいになったけど、問題は遺族にまだ恨まれてる事じゃなくて世間からはられたレッテルだろう。
遺族から赦しを得たからといって世間からのレッテルは消えないし消せないし何片付けた感じにしてんだよ東野アホか。
もしくはそんなのどうでもよくて兄弟の復縁の話だったとしたら構成がおかしい。
沢尻のやり過ぎ感あるけどまぁああいうスーパーお節介女いるだろうな。
あとこの頃の沢尻かなりかわいい。
ギャルっぽいより清楚な感じの時の方がだいぶかわいい。
真剣に観れたからそれなりに観入った。
ラストに小田和正のあれを持ってくるのはさすがにせこい。
サビを玉山号泣にぶつけろよタイミング悪いな。
文句は書いたけど話は面白かった
泣けました
1年くらい前に原作を読んでいて、新年なので映画でもと思いGYAOで無料だったので観ました。
逃げたって差別はなくならない。何も悪いことしてないのなら、ここで戦えばいい。と言い切ってくれる彼女の存在が奇跡で神々しかったです。本当にどれだけ救われたかと思います。最後、お兄さんの席が分かっただろうに、目は合わせられないけど、必至に漫才しているのが泣けて仕方がなかったです。連絡取ってなくても、心の繋がりって相当強いんだなぁって改めて思い知らされました。手紙が命より大事な事もあるってのも名言。娘ちゃんが友達と砂遊び出来たのも一歩ずつ一歩ずつ諦めなかったから。本当に素敵な映画でした。
作品のメッセージ
加害者、加害者家族、被害者家族の葛藤がどうしようもないくらい辛く、救いようも無い。
いつまでたっても続く負の連鎖は、逃げることすら出来ない。
そんな中にある色々な愛の糸に感動してしまう。自然と涙が出ていました。
この映画を観て、どのようなメッセージがあるのか考えました。
おそらく根幹はシンプルで、「どんな辛い事があっても犯罪をしてはいけない」という事なのかと。
人は生きていく中で人との摩擦は避けられない。
いつ魔が差して悪い事をするか、それは誰にもわからないし、自分にいつそれがやってくるかもわからない。
ほんの少しの気持ちで罪を犯したとしても人を殺す結果になってしまうかもしれない。
自分を抑制する事は凄く大事な事でそれは凄く難しい。
でも、もしそんな時が来てしまった時、この作品の事を思い出し、自分の愚かな行為が家族に対して永遠に絶望を与え続けるという事が頭をよぎれば、あるいはその手を止められるかもしれない。
この作品は素晴らしい。
原作は小説であると思いますが、私はまだ読んだ事がありません。小説を読むのには時間が掛かる人もいて、手に取る事がない人もいると思います。
ですが、映画であれば2時間ほどです。
必ず見る価値はあると思います。
凄かった
苦しくも現実と向き合う
愛憎を描いた名作
役者の演技に涙
罪
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