「ラストエンペラー」を配信している動画配信サービス(VOD)
「ラストエンペラー」の動画配信サービス(VOD)・視聴方法をまとめてチェック!
自宅で、旅先で、移動中に…、
見放題やレンタルなどサブスクで「ラストエンペラー」を楽しむ方法をまとめて紹介します!
「ラストエンペラー」の配信サービス一覧
| 配信サービス | 配信状況 | 料金 | |
|---|---|---|---|
| | 見放題 | 月額2,189円(税込)~ | 今すぐ見る |
「ラストエンペラー」の配信サービス詳細
おすすめポイント
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配信形態
見放題 / レンタル / 購入
無料期間
31日間
月額料金
月額2,189円(税込)
ダウンロード可否
可能
複数端末同時視聴
可能
※最大4台まで同時再生可能
特典
(ポイント付与等)
毎月1200ポイント付与(購入・レンタル・コミック購入・ライブ配信チケット購入・映画館で使用可能)
支払い方法
クレジットカード(Visa/Master Card/JCB/アメリカン・エキスプレス/ダイナースクラブカード)、キャリア決済(d払い/au PAY(auかんたん決済)/ソフトバンクまとめて支払い/ワイモバイルまとめて支払い)、楽天ペイ、Amazon.co.jp、Apple Account、Google Play、ギフトコード、U-NEXTカード
全作品数
340,000本
見放題作品数
300,000本
映画作品数
見放題17,700本以上/レンタル1,200以上
ドラマ作品数
見放題5,400本以上/レンタル680本以上
アニメ作品数
見放題5,800本以上/レンタル260本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介
解説・あらすじ
「ラストタンゴ・イン・パリ」「1900年」で知られるイタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督が清朝最後の皇帝・溥儀の生涯を映画化し、1988年・第60回アカデミー賞で作品賞をはじめとする9部門に輝いた歴史大作。溥儀の自伝「わが半生」を原作に、激動の近代史に翻弄された彼の人生を壮大なスケールと色彩豊かな映像美で描き出す。
1950年、ハルピン。ソ連での抑留を解かれ母国へ送還された大勢の中国人戦犯の中に、清朝最後の皇帝・溥儀の姿があった。手首を切って自殺を図った彼は、薄れゆく意識の中、波乱に満ちた自身の半生を思い起こしていく。
「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のジョン・ローンが成長した溥儀を演じ、「アラビアのロレンス」などの名優ピーター・オトゥールが少年時代の溥儀を導く英国人教師役で出演。坂本龍一が甘粕正彦役で出演したほか音楽を手がけ、日本人として初めてアカデミー作曲賞を受賞した。オリジナル全長版は218分。
1950年、ハルピン。ソ連での抑留を解かれ母国へ送還された大勢の中国人戦犯の中に、清朝最後の皇帝・溥儀の姿があった。手首を切って自殺を図った彼は、薄れゆく意識の中、波乱に満ちた自身の半生を思い起こしていく。
「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のジョン・ローンが成長した溥儀を演じ、「アラビアのロレンス」などの名優ピーター・オトゥールが少年時代の溥儀を導く英国人教師役で出演。坂本龍一が甘粕正彦役で出演したほか音楽を手がけ、日本人として初めてアカデミー作曲賞を受賞した。オリジナル全長版は218分。
レビュー
Haihaiさん
知的
投稿日:2025-02-25
1987(日本は1987)年公開のイタリア・中国・イギリス・フランス・アメリカ合作による歴史大作。
劇場公開版は163分。
いわゆるディレクターズカットは219分。
【監督】:ベルナルド・ベルトルッチ
【脚本】:ベルナルド・ベルトルッチ、マーク・ペプロー
【原作】:愛新覚羅溥儀〜『わが半生』
【音楽】:坂本龍一、デイヴィッド・バーン、蘇聡
主な配役
【愛新覚羅溥儀】:ジョン・ローン
【皇后・婉容】:ジョアン・チェン
【レジナルド・ジョンストン】:ピーター・オトゥール
【甘粕正彦】:坂本龍一
【戦犯収容所所長】:英若誠
【西太后】:リサ・ルー
【川島芳子】:マギー・ハン
1.まさに歴史的な作品
1日あたり数万人の観光客が訪れるといわれる「故宮」を、数週間にわたり立入禁止にして撮影された。
つまり、中国政府の全面協力で映画は製作された。
鄧小平による改革開放のひとつの象徴である。
公開の2年後に天安門事件が起きることになる。
そう考えると、本作が製作された時期の奇跡は感慨深い。早くても、遅くても、ダメだったのだろう。
2.溥儀の半生 ≒ 日本近代史
大杉栄暗殺事件(甘粕事件)の主犯で、服役後、満映理事長として満洲国を牛耳った甘粕正彦を、坂本龍一が演じた。
『戦場のメリークリスマス』から4年たっている。
坂本龍一は、生涯、映画に出演したのは3作品しかない。
最後の皇帝・溥儀を演じたジョン・ローンともども、実物とのギャップを強く感じる配役だ。
だが、よほどの歴史マニアでないかぎり、本作を日本近代史のテキストとしても、間違いではない。
日本陸軍が首謀して満洲国をでっちあげ、本作では深く触れないが、アヘン販売で巨額の富を得た。
陸軍内部で利権争いが起きるほどの巨万の富だ。
溥儀は、ただの飾りに過ぎなかったが、
溥儀自身は、皇位返り咲きに大いに満足していたと伝わる。
3.一番印象的なシーン
冒頭、文革の嵐が吹き荒れるシーンが一番印象的だ。
文革(文化大革命)は、いわゆる、官製暴動だ。
よく、中共政府が協力したなと思う。
中共が公式に文革を誤りだと認めるのは、本作公開から4年後のことだ。
(1981年「 建国以来の党の若干の歴史問題についての決議」)
徒党を組んだ若者たちから、元収容所幹部などがリンチにあうのを溥儀が止めようとする。
こんなシーンの撮影を許すなんて、ちょっと考えられないが、中国政府としても、かなり思い切ったイメチェンにトライしたのだろうか。
4.まとめ
例によって、映画につきものの、
◆省略
◆デフォルメ
◆ある側面からの切り取り
はある。当たり前だろう。
時間の制約のあるなか、よく描き切ったと思う。
いま、製作しようとしても、もっと改竄され、もっと制約を受けるだろう。
奇跡の作品だと思う。
歴史を描くのだから、多少退屈なシーンがあってもやむを得ない。
☆4.5
劇場公開版は163分。
いわゆるディレクターズカットは219分。
【監督】:ベルナルド・ベルトルッチ
【脚本】:ベルナルド・ベルトルッチ、マーク・ペプロー
【原作】:愛新覚羅溥儀〜『わが半生』
【音楽】:坂本龍一、デイヴィッド・バーン、蘇聡
主な配役
【愛新覚羅溥儀】:ジョン・ローン
【皇后・婉容】:ジョアン・チェン
【レジナルド・ジョンストン】:ピーター・オトゥール
【甘粕正彦】:坂本龍一
【戦犯収容所所長】:英若誠
【西太后】:リサ・ルー
【川島芳子】:マギー・ハン
1.まさに歴史的な作品
1日あたり数万人の観光客が訪れるといわれる「故宮」を、数週間にわたり立入禁止にして撮影された。
つまり、中国政府の全面協力で映画は製作された。
鄧小平による改革開放のひとつの象徴である。
公開の2年後に天安門事件が起きることになる。
そう考えると、本作が製作された時期の奇跡は感慨深い。早くても、遅くても、ダメだったのだろう。
2.溥儀の半生 ≒ 日本近代史
大杉栄暗殺事件(甘粕事件)の主犯で、服役後、満映理事長として満洲国を牛耳った甘粕正彦を、坂本龍一が演じた。
『戦場のメリークリスマス』から4年たっている。
坂本龍一は、生涯、映画に出演したのは3作品しかない。
最後の皇帝・溥儀を演じたジョン・ローンともども、実物とのギャップを強く感じる配役だ。
だが、よほどの歴史マニアでないかぎり、本作を日本近代史のテキストとしても、間違いではない。
日本陸軍が首謀して満洲国をでっちあげ、本作では深く触れないが、アヘン販売で巨額の富を得た。
陸軍内部で利権争いが起きるほどの巨万の富だ。
溥儀は、ただの飾りに過ぎなかったが、
溥儀自身は、皇位返り咲きに大いに満足していたと伝わる。
3.一番印象的なシーン
冒頭、文革の嵐が吹き荒れるシーンが一番印象的だ。
文革(文化大革命)は、いわゆる、官製暴動だ。
よく、中共政府が協力したなと思う。
中共が公式に文革を誤りだと認めるのは、本作公開から4年後のことだ。
(1981年「 建国以来の党の若干の歴史問題についての決議」)
徒党を組んだ若者たちから、元収容所幹部などがリンチにあうのを溥儀が止めようとする。
こんなシーンの撮影を許すなんて、ちょっと考えられないが、中国政府としても、かなり思い切ったイメチェンにトライしたのだろうか。
4.まとめ
例によって、映画につきものの、
◆省略
◆デフォルメ
◆ある側面からの切り取り
はある。当たり前だろう。
時間の制約のあるなか、よく描き切ったと思う。
いま、製作しようとしても、もっと改竄され、もっと制約を受けるだろう。
奇跡の作品だと思う。
歴史を描くのだから、多少退屈なシーンがあってもやむを得ない。
☆4.5
鑑賞日:2025年1月4日 CS/BS/ケーブルで鑑賞
コメント(2件)
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