劇場公開日:1948年
解説
戦後の混乱期。ヤミ市を舞台に飲んべえの医者と結核を患う若いやくざとの交流を描いた作品。新人・三船敏郎は痩せこけた頬にギラギラとした眼光を放ち出色の演技を見せ、この1本でスターダムにのし上がった。映像とかけ離れた音楽を配する演出手法は、この作品以降多用されている。戦後の混沌としたエネルギッシュな雰囲気が見事に描かれた本作は、黒澤=三船の黄金コンビ誕生の記念すべき作品である。
1948年製作/98分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1948年
劇場公開日:1948年
戦後の混乱期。ヤミ市を舞台に飲んべえの医者と結核を患う若いやくざとの交流を描いた作品。新人・三船敏郎は痩せこけた頬にギラギラとした眼光を放ち出色の演技を見せ、この1本でスターダムにのし上がった。映像とかけ離れた音楽を配する演出手法は、この作品以降多用されている。戦後の混沌としたエネルギッシュな雰囲気が見事に描かれた本作は、黒澤=三船の黄金コンビ誕生の記念すべき作品である。
1948年製作/98分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1948年
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2015年8月18日レオとスコセッシ、そろって来日キャンセル
2005年3月1日終戦後の1948年公開
黒澤明監督の酔いどれ天使
志村喬 演じる町医者
町のチンピラ三船敏郎
そのほか癖の有る俳優達
+ 結核の少女、久我美子
映画初出演の久我
駆け出しの三船
志村は中心にいる。
戦後の混乱期、人を生かす事に執着する医者は、絶望感の中にいるヤクザを治療し大きな病気を発見する。療養を進言するが聞く耳を持たない。しかしその眼は死への恐怖に怯え、治そうとも考えた。一方 同じ病気の少女は医者の言葉を聞き未来を見つめる。ある事がありチンピラは壮絶な死に方をする。医者は心を痛めた。良くなってきた病気、少女は埃にまみれた町で強く生きようとしていた。
チンピラの衝撃的な死に方
厳しいが根は優しい医者
笑顔の少女、白い花
どん底の日本の姿
そこから光を見せる
黒澤監督の手腕。
凄い人だと思う。
数日前、久我美子さんが亡くなった。
この作品は17歳くらいか?
いい監督、いい作品と出会った。
映画はその人の姿を残す。
多くの人の心に残すもの。
※
思い出しながら書いた。
また鑑賞しよう。
※
■闇市に住む人々を診る町医者の眞田(志村喬)は、口は悪いが心根は優しく腕も一流。
そんな眞田の元に、闇市の顔役でありチンピラである松永(三船敏郎)がピストルの傷の手当てを受けにやって来る。
眞田は松永が肺を病んでいることを知り何かと世話を焼くが、血気盛んな松永は聞く耳を持たないが、冷酷な上役の扱いもあり、眞田の元に再びやって来る。
◆感想<感想になってません・・。)
・私にとって、黒澤明監督に出演している三船敏郎氏のイメージは豪放磊落な知恵に長けた武士のイメージが刷り込まれている。
・だが、今作は終戦直後の闇市を舞台にしており、志村喬も、三船敏郎も無茶苦茶若い。
ー 驚くのは、三船氏の声である。時代劇では声を作っていると思っていたのだが、元々テノールの、響きある佳き声の持ち主であった事が分かる。-
・志村喬氏演じる眞田もアルコール依存ではないかと思う程、医療用アルコールに水を入れて呑んでいるが、彼は多くの貧しき民に慕われているのである。
・印象的なのは、破滅の物語かと思いきや、セーラー服の少女を演じた久我美子さんが、結核を患いながらも、眞田の治療法により、病を克服していく姿である。
<黒澤明監督=時代劇と思い込んでいた私に、彼の名監督がオールラウンドプレーヤーであった事を教えてくれた作品である。
それにしても、若き三船敏郎氏はイケメンであったのだなあ・・。(イメージとしてイケオジだったので。
邦画は、昔からハイレベルであったのだなあ・・。私の様な若輩者にとっては嬉しき限りである。>