ホーム >
作品情報 >
映画「ジョン・カサベテスのビッグ・トラブル」 ジョン・カサベテスのビッグ・トラブル
解説
保険会社の勧誘員レナードは音楽の才能に恵まれた3人の子供を大学へ進学させようとするが、その資金がなく、困り果てていた。そんな彼の前に現れたブランシェ夫人がとんでもない提案をする。余命幾ばくもない彼女の夫スティーブを保険に加入させ、事故死に見せかけて保険金をせしめようというのだ。レナードはその話に飛びつくが、これにはウラがあった……。保険金殺人をめぐる騒動を描いたコメディ。ジョン・カサベテス監督の遺作となった。
1986年製作/89分/アメリカ
原題:Big Trouble
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2018年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
まずは社長のコネを利用して奨学金を得ようと頼んでみたが、あっさり断られ、仕事に精を出すレナード・ホフマン(アーキン)。住宅保険を売るために大邸宅に住む夫人ブランチ・リッキーを訪ねてみると、旦那のスティーブ(フォーク)が心臓病のためもうすぐ死ぬなどと悩みをぶちまけてくる。100万ドルの借金を抱え、中国人たちと奇妙な行動をする男。レナードは、傷害保険をかけ列車事故死に見せかければ500万ドル下りると説明するが・・・
まんまとリッキー夫婦の詐欺に片棒をかつがされたレナード。まずは車中で夫を殺し、スティーブの変装をして列車から飛び降りたレナードは、元々小心者なのでおじけづいてしまう。彼の知らないうちに、夫妻は遺体安置所から死体を盗み、スティーブが列車事故で死んだことにしてしまったのだ。しかし、保険調査官のオマラ(チャールズ・ダーニング)は彼らの詐欺行為に気づいて、全てを暴こうとするが、リッキー側はオマラを拉致。自暴自棄になったレナードは社長の家から盗みを働こうとするがすぐに見つかり、今度は会社にある金品を強奪しようとする。が、そこには先客のテロリスト集団が爆弾を仕掛けていた・・・
前半までは騙されたアラン・アーキンの演技が最高!死んだと思っていたピーター・フォークが弁護士に化けて現れたときのうわずった声が笑える。後半になるにつれスラップスティック度が増してシッチャカメッチャカ。過激派を捕まえたことでハッピーエンディングを迎えると、なんだかこじんまりとまとめたな~という印象しか残らない。