パピヨン(1973)

ALLTIME BEST

劇場公開日:2025年1月31日

解説・あらすじ

無実の罪で13年間の刑務所生活を強いられたフランスの作家アンリ・シャリエールの実話に基づく小説を、スティーブ・マックィーン&ダスティン・ホフマン主演で映画化。自由を求めて執念の脱獄にかけた男たちの姿を描く、バディ冒険ムービーの名作。

胸に蝶の刺青を持つ金庫破りパピヨンは、無実の罪で南米フランス領ギアナの監獄に送られる。移送中の船の中、パピヨンは天才偽造職人ルイ・ドガと知り合う。ほかの囚人たちに襲われていたドガをパピヨンが助けたことがきっかけで、2人は絆を深めていく。たどり着いた流刑地の監獄では、劣悪な環境と苛酷な労働が待ち受けており、囚人たちは次々と命を落としていく。当初は脱獄意思のなかったドガも、生命の危機を前に気持ちが揺らぎ、パピヨンもついに脱獄を決意するが……。

マックィーンがパピヨン役、ホフマンがドガ役をそれぞれ務め、死が目の前に迫る過酷な監獄島で、危険な脱獄に挑みながら信頼関係や友情を育んでいく男たちを演じた。監督は「猿の惑星」のフランクリン・J・シャフナー、脚本は「ジョニーは戦場へ行った」のダルトン・トランボと「コンドル」「キングコング」のロレンツォ・センプル・Jr.、撮影は「タワーリング・インフェルノ」のフレッド・コーネカンプ、音楽は「エイリアン」のジェリー・ゴールドスミス。

1973年製作/151分/G/フランス・アメリカ合作
原題または英題:Papillon
配給:東京テアトル
劇場公開日:2025年1月31日

その他の公開日:1974年3月16日(日本初公開)、1977年5月

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第31回 ゴールデングローブ賞(1974年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) スティーブ・マックィーン
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映画レビュー

4.5ギラギラしたマックイーンの眼に魅了される名作

2025年8月6日
PCから投稿

軽い罪で捕まった男
重罪の判決から終身刑
幾度もの脱獄と自由
実在の男を描く。

蝶の刺青の男パピヨン
演じるマックイーン
絶対脱獄不可能の場から
自由を求め行動する執念
気迫は全編通して伝わる。

自伝を書いたアンリは、映画公開年に亡くなるが、その前年か撮影の現場を訪れていた、という記事と写真を見た記憶があるが…。彼は貧困、罪人から繰り返す脱獄、自由から平穏な生活と自伝、そして映画化と、通常の人の何倍もの人生を歩んだ事になる。

美しい自然
過酷な自然
パピヨンとドガ
彼らと体験する
自由への長い闘い

劇中に流れる切ない音楽
ジェリー・ゴールドスミス
後世に残る素晴らしい音楽
映画の最後にトドメを刺す

この音楽、ずるいと思う。

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星組

2.5眠かった・・・

2025年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

スティーブ・マックイーンってあんまり観てないから、50周年リバイバルだってんで見てみました。

けど、なかなか話が進まないので眠い眠い。

ウトウトっとしてなんか起こって、何だったんだって思ってるうちにウトウトして・・・。

やはり刑務所物は「ショーシャンク」と比較しちゃうんだよなあ。

もちろん50年前ならドキドキハラハラだったのかもしれないけど。

主人公の夢の映像とかも混ぜてくるので、最後まで、今どこにいるのか、何をどうしたいのか、ダスティン・ホフマンは何もんなのか、よくわからなかった。

そりゃウトウトしながら観てるほうが悪いんだけどさ、別に睡眠不足でも疲れてるわけでもないからなあ・・・。

反論ありそうだけど、やっぱり昔の映画はモタモタしてるし、説明描写も下手だし、いろいろ未熟だったんじゃないかな。

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バビ

4.5スティーブ・マックイーンに圧倒

2025年5月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

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共感した! 2件)
はねひつじ

5.0名優そろい踏みで、圧巻されました…

2025年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

子供の頃、日曜洋画劇場かなにかで、見た記憶がある。

最後のシーンで、ドガが、飛びこまずにいたことが理解できなかった。
なんて臆病なドガと…。

でも、今ならよく理解できる。
確かに臆病かもしれない。でもそんな言葉でひとくくりにできるほど単純ではないのだ。
2時間半を超える長い物語を堪能した後では、軽はずみなことは言えないのである。

パピヨンはそんな親友(盟友、同志)の気持ちを痛いほど理解し、ゆっくりとドガを抱きしめる。そして、すぐに断崖絶壁を飛び降りる。

この余韻…。ただただ感動である。

さすがに古さを感じる演出や、今では決して許されることであろう表現があったが、
映画が自由であった時代を感じさせてくれて、古臭ささえヨシと思えてしまう。

一週間限定の上映とのことだけど、延長してもっと多くの人に見てもらいたいと切に願う。

特に、今の若い世代の人に見てもらいたいと思う。
自由が溢れている現代は、実は不自由な世界であると感じてしまうかもしれない。

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うさぎさん