博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかのレビュー・感想・評価
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ブラックユーモア、シュール作品であって、 爆笑するような笑いどころ...
ブラックユーモア、シュール作品であって、
爆笑するような笑いどころはないけど何故か最後まで魅入ってしまった。
見終わってから一人三役であることを知ってもう一度見たけど別人に見えるピーター・セラーズの演技力すごい。
核抑止論の脆弱性を説いたブラックコメディ
偶然が重なり、本来抑止力であった核兵器による攻撃とその報復で米ソが滅亡するまでを示唆したブラックコメディ。
モノクロ映画ながら最後まで飽きずに楽しめた。
21世紀を生きている自分ですらとても他人事と割り切れず、薄ら寒さを感じてしまったクライマックス。
冷戦時代真っ只中の1964年に作られたことから想像するに、劇場公開当時このブラックコメディを笑って見れた人間は殆どいなかっただろう。
全編に流れるシニカルさと痛烈な社会批判の姿勢はキューブリックならではという他ない。
核攻撃後の地下シェルターでの生活を雄弁に語るストレンジラブの狂人っぷりも印象的だ。
核攻撃のボタンを押すのは人間には荷が重すぎるし、何より不確実性が伴う。
ならば自動報復システムにしよう…という発想は現代にも通じる問題だ。
「映画はフィクションであり、現実には起こりえない」
このテロップが意味するのはむしろ逆で、キューブリックは
「現実はノンフィクションであり、実際にも起こり得る」と言いたいんだろう。
シャイニングにおける「REDRUM」の文字と同じ。
映画とは現実の映し鏡なのだから。
同じ監督ならあまり好きでは無い方の映画
ちょっと頭のネジが外れた人たちが、地球を破滅させるまでの話。ンフフ、と軽く笑える感じのシーンが多いが、時代背景を深くしれば知るほど、もっと面白く感じるだろうな
正直笑いどころ良くわからなかったけど
正直笑いどころが良くわからなかったけど、何だか最後まで魅入ってしまった。ブラックユーモアが瞬時に分かればとてもうなってしまう映画なのだろうな、ということはよく分かる。現実にはあり得ない、と冒頭にテロップで流れていたが、本当にそうだろうか?
ひゃー
ドクターストレンジラブの狂気つぷりに背筋が凍るおもいだった。
また、一人三役のピーターセラーズを讃えたい言われても分からないほどすごい演技だった。
人間が内に持っている3つのものが人として表されている気がした。
米ソの戦争を皮肉った表現でユーモラスに撮ってますね笑まさにブラック...
米ソの戦争を皮肉った表現でユーモラスに撮ってますね笑まさにブラックユーモア
解説見てて色々納得
キューブリックの戦争に対する馬鹿馬鹿しいと思う気持ちみたいなのがこの映画を作るきっかけになったんだなぁ
ソ連は緊急時でもスパイしちゃうし、
軍人は戦争したい欲すごいし、勝ち負けに拘るし
生き残る人間の選別しましょうとか
2000万人の被害で済むんですよ!!とか犠牲者数の比較とかして何なん笑
あほらしいって思わせるのがこの映画の目的なのかな
博士が立ったのは笑った笑
お前立てるんかい!!
米ソの滑稽なやり取り
ラスト付近のミサイル投下までが焦ったくてイライラしたがロデオ・カウボーイ状態での発射がカウボーイハット?テンガロンハット?小道具効果が抜群。
博士はナチ癖が治らない敬礼ポーズで三役演じた役柄がまるで別人に見えて気付かなかった!?
冷戦中にこのような内容の映画をコメディ色ってか皮肉交じりにコケにした感で撮るキューブリックは凄いが全体的に単調に観てしまった。
オープニング、落書きのような英字がセンスあって重そうな雰囲気を遊び心で軽くしてくれる。
軍人はやはり戦争したくて堪らないんだなぁ!?
文系映画
正直全然わからなかったです!笑
もうちょっと歴史に通じてたり、政治的考えがあったりしたらもっと楽しめたかな。
夜に酒飲みながら観たら最高な類の映画だがわからないと自分のように酔っ払って寝てしまうので集中して観てください笑。
どこで笑えばいいのかわからない感がブラックユーモアっぽかった。キューブリックだからって構えて観ると逆にダメかも普通に考えてこれはおかしいだろうって冷静に観てみると面白さがわかるかも?
最後博士がプルプルしながら歩けます!!!って叫んでたのが一番面白いと思ってしまった自分は心が汚れているのか普通のことなのか、自分の人間性を疑わせる映画笑。
この風刺、核を落とされた日本人のこの絶賛っぷりはなんともとっても複雑な気もするんですよね
キューブリックwktk
オチはパッケージの裏に書いてありましたw
そこからどうするじゃなくてそれでおしまい
だから全く話を知らない人は裏読んじゃだめ
そしてユーモアであってコメディじゃないよ
リッパー将軍のフルネームがジャック・リッパーだったりねwすごい名前w
まぁ彼は基地内の基地外とされています
そしてなにより一番の見どころは
ピーター・セラーズの一人三役!!!!!!!
これは鳥肌物◇
知らずに観終わっちゃった人は絶対にもう一度みるべき
天才、よりも奇才、もしくは鬼才
そしてこれは、白黒作品なのでキューブリック独特の色彩観がみれなくて残念
理由は諸説あげられますが、B52との兼ね合い説が一番有力なところでしょうか
あと、B52のBGMのジョニーが凱旋するとき
いいですね、
大好きです
でもね、
映画はほんとにすばらしいです、ほんとに。
キューブリックは神だと思ってます
…けど
この風刺、核を落とされた日本人のこの絶賛っぷりは
なんともとっても複雑な気もするんですよね
イギリス映画
監督 スタンリー・キューブリック
出演 ピーター・セラーズ
ジョージ・C・スコット
●シュールなブラックコメディ
相変わらずぶっ飛んでる。東西冷戦の最中にこんな映画つくるなんて。逆にいえば、冷戦中だからなのだろうけど。冒頭の字幕「ありえません」の文章は脚色なのか、お咎めなのか。まあ脚色だろうけれど。
ピーター・セラーズが英軍大佐マンドレイク、マフリー米大統領、ストレンジラブ博士の3役を見事に演じる。
核戦争の指令が発動されたら、取り返しがつかないことを如実に描く。軍部の暴走。不測の事態。こんな緊張状態続けてると、エライことになるよというブラック・コメディだ。博士は、あれ、ナチなんだろね。
爆発シーンには、お決まりのユルい音楽が流れる。
Ridiculously long title
These days I started watching Kubrick films and heard from people such as film critics that most of his films are really weird but brilliant , which makes me watch them , I watched Clockwork orange first and not bad and his film that I watched at last was "Dr Strangelove or : How I learned to stop Worrying and Love the bomb" it's about a struggle between the United States Air Force and Soviet Union , it takes passing shots at numerous Cold War attitudes so lots of black humour are cracked in the film against the war Well the ending would make us think it over a little but actually there was an alternative ending ... one was scrapped due to ... I don't wanna spoil the story , just try to watch it at least once !!! Hope you guys will enjoy it :-)
風刺映画
ブラックコメディというけれどそんなに笑えるところはなかった。博士が急に立ったところが一番好きかも(笑)
公開当時に出会えていたら絶賛していたかもしれない映画。
ただ、こんな映画を他に知らないので評価は高めです。もう一回観たい。
キューブリックのコメディ
水爆が未知の脅威だった時代、
一人の狂ったアメリカの将軍によって
核による先制攻撃がなされ、
ソ連の報復によって全世界が死滅するまでを描いた映画。
荒唐無稽なコメディの割にキューブリックの完璧な絵がアンバランス。
ナチと保守派が嫌いってことは伝わりました。
80点。
ブラックコメディ?
ブラックコメディと聞いていたので、笑えるものとして観たけれども、笑えるシーンは無かったかなぁ?
オープニング映像と音楽とフォントのセンスは素晴らしかった。
こんなフォントがボトルに書かれた韓国の飲み物があるが、
今の時代におしゃれだ人気だとされているものは、とっくの昔にあったりするんだなと思った。
ここのレビューを読んでから、ピーター・セラーズが1人三役をやっていると知りました…。
最後にソ連の大使が時計を弄っているのは何故なのか分かりませんでしたが、あれも小型カメラなのですね。
死の灰がばら撒かれた時点で、外に出られないからスパイ行為は意味をなさないと思いますが、それだけ混乱していたんだと捉えました。
その後にパイ投げのシーンがあったらしく、それがあったら大使が何をしていたのかはっきり分かったのになあと思いました。
別所で読みましたが、博士が最後に立ち上がったのは、「私も歩けるからシェルターへ入る権利がありますよ」というアピールではなく、敬愛するヒトラーの理想国家がいよいよ実現するということに興奮して、思わず立ち上がってしまった、という意見に賛同します。
歩行能力の有無に関係なく博士はシェルター入りできるだけの知識学力があると思うので…。
下手なお笑い番組より笑える
最後に、コング少佐が爆弾に乗っかったまま、ICBM基地に、
落っこちていくシーンは、何度見ても笑えますね。しかし、
最高に重たいテーマで笑いが取れるのですから、キューブリック
は、天才ですね。
コメディだがテーマは風刺で、人類はすでに人類を破滅させることのでき...
コメディだがテーマは風刺で、人類はすでに人類を破滅させることのできる科学を手にしていることを危惧している。このようなことは現実的には起こらないにしろ、同類のことを起こすことは可能だろう。
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