博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかのレビュー・感想・評価

全48件中、1~20件目を表示

5.0爆笑

2024年3月27日
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爆笑

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Chirune

4.0皆んなイカれてる。それがアメリカとロシア? ピーター・セラーズ、芸達者!

2024年3月27日
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鑑賞方法:映画館

皆んなイカれてる。それがアメリカとロシア?
ピーター・セラーズ、芸達者!

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mini

4.0脚本が凄い60年前の傑作ブラック・コメディー。 今回は日本語吹き替...

2024年3月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

脚本が凄い60年前の傑作ブラック・コメディー。
今回は日本語吹き替えで鑑賞したが、吹き替えの方が良いかも?

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ナイン・わんわん

3.5コメディではなくリアリティある警告に思える

2024年3月20日
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鑑賞方法:TV地上波

怖い

興奮

難しい

冒頭に「このような出来事は絶対に起こらないことをアメリカ合衆国空軍は保証する」とのテロップが出る。でも、映画を見終わって「本当にそうか?」と思った。軍のトップが異常な思想に染まる可能性はゼロではないし、攻撃システムを一度作動させてしまうと止めることが難しいということはあり得ると思う。

映画では大統領は適切な判断をするまともな人として描かれている。一方、現実の大統領が「選挙は不正があった」と言って議事堂の襲撃をあおるということが起きた。核のボタンを押すことができる人が異常な思想を抱くということが現実に起こっている。

映画は核の脅威を描いているけど、将来、人間の知能を超えたAIが人類を選別したり、破滅的な害を与えることがあるかもしれない。攻撃システムを止められないのと同じで、AIの暴走を止めることができなくなるかもしれない。

映画の中のドイツ系の博士は、わかりやすい異常思想で、彼に賛同する人はほぼいないと思う。でも、現実は「魔女狩りだ」などと言う大統領候補に賛同する人がとてもたくさんいる。映画を見て、今の世の中はとても怖いと改めて思った。

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p.f.naga

4.0笑えない時代に逆戻り

2024年3月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

怖い

知的

アメリカ軍の将軍が勝手にソ連への核攻撃を命令、実行しようとした。
ソ連は対抗するため地球最終兵器を準備段階に進める。
ヒトラーを敬愛するストレンジラブ博士は・・・。
核は単なる抑止力から、武器としての抑止力に格上げされた今、果たして・・・。
ピーター・セラーズの一人三役は見事。

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いやよセブン

3.5さすが キューブリック監督作品

2024年3月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ピーターセラーズ扮するマンドレーク大佐に電話が入り基地が非常事態にあると言われた。そしてR作戦実行が命令されたのでマンドレーク大佐は反対の異を唱えたが誰もがソ連への原爆攻撃を阻止する事は出来ない状況になった。
さすが キューブリック監督作品だね。戦争スリラーと言うかブラックジョークと言うかきのこ雲がいくつ上がった事か。

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重

3.0軍拡競争を皮肉る

2023年8月2日
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鑑賞方法:VOD

知的

東西冷戦の世界で、なさそうだけど実はあり得るかもしれない論理の暴走を的確にかつ痛烈に茶化しながら描いたアンチ軍拡作品。
博士がRシステムを開発した理由は
「報復力を示して敵を諦めさせる」ためと
「皆殺し装置を作る方が軍拡競争より安上がり」だから。そして
「共産主義者は人類が滅んでも侵略主義をやめない奴らだ」からシステムは止められないのが正解。
だからと言って、おのれも滅ぶような武器システムを開発するってどうなのよ、ということだ。笑

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SpicaM

5.0We'll meet you again‼️

2023年6月29日
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笑える

怖い

興奮

アメリカ軍の司令官が、ソ連への水爆攻撃を命令した。周囲は司令官の狂気を止めようとするが、事態は国際問題となり既に手遅れ。そして大統領自らソ連に撃墜を依頼するが・・・叫び声を上げながら、爆弾に股がって地上に落下していく兵隊‼️炸裂するアトミックボム‼️美しく不気味で巨大なキノコ雲‼️世界滅亡のその時に甘く流れるラブソング "また会いましょう" ‼️原爆という重いテーマを、これほどまでにブラックな笑いの対象として料理できるスタンリー・キューブリックの "神様の視点" はホント素晴らしい‼️ヒコーキブンブンのジェスチャーのジョージ・C・スコットも狂演してますが、やはりピーター・セラーズですよね‼️副官、大統領、ストレンジラブ博士をひとり3役で怪演する彼のことを一時期本気で3つ子だと信じ込んでました‼️

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活動写真愛好家

4.0皮肉と狂気が入り混じり素直に笑えないコメディ

2023年5月3日
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鑑賞方法:映画館

なかなかとんでもない作品で、現代ではなかなか観られない。

人類にとって最悪なシナリオを全力でふざけあって描いているが、なかばふざけあっているとも言い難い。

指導者、権力者というのは狂っていないとできないと言えるので、一歩間違えばこうなるということ。

前半は、ひょうきんさに笑いが溢れるが、次第に現実味がましてきて、博士がでてきて、妙に説得力があり、怖くなり、笑えなくなってくる。 コミカルさと重さの両立はまるで火の鳥の実写のよう。

タイトルだけでなんとなく重い話とおもっていたが、その想像をはるかに超えてきた。

2023年劇場鑑賞65本目

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ひでぼー

1.0分からん

2023年2月20日
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邦題が好き

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aaaaaaaa

5.0人類への警鐘

2023年2月10日
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鑑賞方法:VOD

久々に鑑賞。人間の不完全さやエゴ、そこから人類は核戦争への突入を止められるか?までを強烈な風刺と笑えそうで笑えないコメディで描くキューブリック劇場。
『ジョニーが凱旋するとき』で騎兵隊を彷彿とさせる勇ましさ、なんらかの理由で狂ってしまった軍人、人類滅亡へのカウントダウン、元某国の技術者の勝手に動く右手、世界の運命を背負ってしまった自動販売機、馬乗りになり落ちていくカウボーイ…もう意味不明ながらもどんどんと作中に引き込まれていく。エンディングは静かでただただ美しい。

観終わって調べてみると狂ってしまった将軍役にスターリング・ヘイドン、本作の10年後にゴッド・ファーザーの悪徳警部役の方。確かにそうだと片膝を叩く。
更には本作は映画史に多大な影響を与えた事は間違いなく、直接他作に『博士の異常な愛情』と言う台詞が出る事もあり『アルマゲドン』でも強烈なインパクトのある場面があったな。
ちなみに、私のPCのデスクトップ背景は本作の会議場の場面だったりする。

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Iwarenkon

5.0初めて触れたキューブリック

2022年11月2日
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10代の頃、VHSをわざわざ購入した作品だった。どこで買ったかは忘れてしまったが、とても思い入れの強い映画です。U-NEXTで観かえしてみて、ピーターセラーズが三役もやってるのがいまだに信じられない!!!

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ししまる

3.5僕たちは尋常でない時代を生きている。

2022年8月19日
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この時代は、
人類の歴史上おそらく初めて人間という種の存在が疑わしいと感じ入ることになってしまった。
ほとんど同時に世界にわたって大多数の人間に破壊をもたらすほどの威力を持つ機械装置が存在しているのだ。
広島、長崎は間違いなくホロコーストだったわけで、誰もそれを口にしないだけだ。
人間の良心だけがこの機械装置に立ち向かえる。この映画は、実際にそうならなかったケースを描いている。
しかし、次の時はそうなるかもしれない・・・・・。

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はる

4.0ユーモアあり、皮肉あり、いろいろ詰め込んだ映画。

2022年4月18日
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個人的には銃撃シーンは見ごたえがあり、ずーっとみていたい。
将軍の大統領を前にしているのにもかかわらず、
感情さらけ出しまくっているところはおもしろい。
アメリカ大統領とソ連の首相の電話のシーンもおもしろおかしい。
けど、これがもし本当に起こったら、とても笑えない。
軍人も一般人も見た目ではわからない、
腹の中ではどんな思想をもっているかなんて知りようもない。

この映画を笑ってみられる時代が続けばいいなーと個人的な感想

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to

5.0核のボタン

2022年3月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

子供って、
バスの降車ボタンや エレベーターのボタンを押すのが大好きなのだが
水爆のボタンを押そうとする大人たちの背中のスイッチをマジ、OFFらなきゃダメなんだよ。

チャップリンは第二次大戦の真っ最中に(!)あの「殺人狂時代」を世に叩きつけた。

ピーター・セラーズは、東西冷戦の一触即発=「キューバ危機」に乗せてこれを嗤った。

いまウクライナに攻め入っているプーチン大統領も、そして世界中の核保有国首脳らも、自らの愚かしさをこの映画で直視して欲しい。
恥じ入って欲しい。

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きりん

4.5とても面白い.抑止力として開発を進めていた核兵器が人間だったり機会...

2022年2月22日
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鑑賞方法:VOD

とても面白い.抑止力として開発を進めていた核兵器が人間だったり機会だったりの誤作動で先制攻撃に使われるという逆説は昔から取り上げられてきたものだけれど,それをこれだけリアリティのある形にまとめたこともそうだし,それ以上に登場人物の臭みがすごすぎてとても面白かった.印象に残ったというか吹き出してしまったのは,米露の直通電話での政治と社交の入り混じった妙な会話だったり,公衆電話のためにコークの自販機を打つときの訴訟の話だったり,アメリカの文化を皮肉っているところが最高だった.タイトルに出ている博士は意外と登場の機会は少なくて,そして結構無茶苦茶なことを言っている.軍の長官も結構ゆがんだ利害関係を表現していたけれど,それと同じくらい問題解決にしか興味がないとああいった感じになるんだろうか.その問題解決の主張も,緩やかに権力者の利害を織り込んでいて,科学者の悪いところが絶妙に詰め込まれていたのもよかった.ソヴィエトの領事は最期のシーンで懐中時計のダイヤルを回していたけれど,あれがなんだったのかは結局よくわからない.そしてエンドロールの原子爆弾の炸裂の動画は,それが大量破壊兵器であるという倫理的な問題を抜きにすれば,とても素晴らしいものだった.

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ケ

4.0【米ソ冷戦時代に、キューブリックが核戦争が如何に容易に起こりうるかをシニカルブラックな視点で描いた恐ろしき映画。リアルな描写が説得力を大いに高めている作品でもある。】

2022年1月24日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

ー 時は冷戦の真っ只中。アメリカの戦略空軍基地司令官で、反共産思想に犯されたリッパー将軍が、大統領ら主要幹部に無断でソ連への水爆投下を命じる。
  だがソ連が保有する核の自爆装置は、水爆を受けると10カ月以内に世界を滅亡させると判明。
  アメリカ大統領を筆頭とした首脳陣は危機回避の努力を続けるが、一機だけがソ連領域に侵入し、水爆は投下されてしまう…。ー

・核のボタンは、アメリカ大統領にしか押す権利はないはずだが、今作ではR作戦と言う、敵に攻撃された時には、下級司令官でも核戦争が起こせることを、シニカルブラックな視点で描いている。

・ピーター・セラーズは三役(リッパー将軍付きの核戦争を止めるために奔走する英国大佐、大統領、どこかオカシイ、実は核戦争を望んでいるのではないかというドイツ人のストレンジラヴ博士)を演じているが、特に車椅子に乗っている、ドイツ人のストレンジラヴ博士の姿、発言は強烈である。
ー 核戦争が起こる前に地下に空間を作り、男1人に女性10人を宛がう・・。-

<核による人類絶滅という物騒な題材を、キューブリックが核戦争が如何に容易に起こりうるかをシニカルブラックな視点で描いた恐ろしき映画。
 地球終末時計による、地球滅亡時間が残り2分から100秒を切った現在、笑って観ることは出来ない恐ろしき作品である。>

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NOBU

4.0初見

2022年1月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

こんな映画だったんだ。

今でも怖い

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昔から映画好き

5.0これはわかり易い世紀の傑作です

2021年11月14日
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キューブ君だからどうせまた訳わかんないんだろうと敬遠しててやっと観たら、テーマも風刺も直球過ぎて、全くわかり易くて驚きです。
冗談と皮肉のじゅうたん爆撃ですが、パットン将軍とクルーゾー警部のトチ狂った演技は圧倒的であっけにとられます。
キューブ君お得意の生活感ゼロの無機質な装置に、計算されたキッチリ構図、人をバカにしたジョニー帰還の行進曲、監督の上から目線と冗談に見せかけた底意地の悪さが完全に成功しました。 パチパチパチ

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越後屋

5.0この作品以上の映画はできないと思える、笑えて背筋が凍る、最上級の風刺劇!!

2021年9月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

知的

人間の狂気、愚かさと機械化の危うさをこんな風にあぶりだすとは!

ん、でも今の国会・議員動静をみていると「風刺?現状?」と迷ってしまう。
こういう人々に私達の運命・未来を握られているのかと思うと、心の底からぞっとする。
でも選挙で当選させてしまっているのは私達なのだけれど(@_@;)。

冷戦時代を皮肉ったブラックコメディ。でも”冷戦時代”の話と言い切れるのか?

間違って発令された原爆投下指令。事態を阻止しようとする人々。
と書くと、多くのSF・スパイ映画で繰り返し取り上げられたストーリーなんだけど…。
この映画ほど、笑えてかつ不気味な映画はあるだろうか?

セラーズ氏やスコット氏の怪演に圧倒されてしまい途中から思考が停止する。
 映画として見事。こだわりのキューブリック監督と聞くが、さもありなん。
 台本だけを読めば本当にドタバタ喜劇。だけど、この場面の画をこういう構図にするか、こういう間(テンポ)や場面の切り替えで見せるか。ここにこのバックミュージックを入れるか。二重三重の懸け言葉的な構造をしつらえる(わざわざ「これはフィクションです」といれる反語的な誂え)。
 空軍基地では、狂った命令が進行してんやわんやなはずなのに、それを阻止しようとする大佐の表情、あまり抑揚のない言いまわし。風貌はチャップリンの『独裁者』を想わせる。
 迷走する会議室では、アクの濃いキャラが異常な発想を喚き散らす中、進行する最高指導者同士のなんじゃこりゃの会話。
 作戦実行隊員たちの、懐疑的、困っちゃったなあという会話から、妙にハイテンションになっていく様。有名なロデオのシーン。
 奇抜なんだけど、絶妙に挟まれるリアリティのある、隣のオジサン的な日常会話。
 設定は奇抜だが「あるある感」満載の、役者はまじめにやっているのに笑いを誘うコント的な場面が続くが、役者の迫力が違う。そういうコント的な場面が続くのに、へたなスパイ映画よりもハラハラさせる展開。そしてバックミュージックのおかげで、時にその場面を妙に客観的に眺めさせられることによって、じわじわと拡がるすぐそこにある不安と焦り、恐怖。
 映画の中だけでのバカ騒ぎに思えなくなってくる。他の似た題材の映画なら、映画館から出た時には「あれはしょせん映画の中の話」と収められるのに。
 これらをすべて計算してやっているのだろう。なんという監督なんだ!。

邦題は、直訳すると微妙に違って誤訳とする向きもあるし、マッドサイエンティストは主役じゃないから変だという方もいらっしゃる。
 けれど、映画を観終わって改めて邦題を読むと、シュールな映画のエッセンスを切り取った、これ以外にはない題だと思う。そう、なんだかんだいって原爆・水爆に関わることに異常な愛情を捧げている人々のドタバタ劇(そしてそれを危険視しながらもどこかで頼りにしてしまっている我々への皮肉)。

異常なのは博士だけ?将軍だけ?
映画の中で繰り広げられる茶番としたいけど、背筋が寒くなってくる…。

有名なラスト。「また逢いましょう」は甘くけだるく…。

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とみいじょん