ニュー・シネマ・パラダイス 3時間完全オリジナル版

解説・あらすじ

シチリアの田舎町にある、庶民にとって唯一の娯楽場「パラダイス座」を舞台に、父親がいないトトと映写技師アルフレードの長年の友情を綴った名作。初公開版より約50分長くなり、トトの青春時代の恋愛エピソードや、シチリアへ戻った中年時代のその後が詳細に描かれている。パラダイス座では、「どん底」「駅馬車」など1930~50年代の名作が数々上映され、ノスタルジックな雰囲気やラストシーンは、映画好きにはたまらない。

1989年製作/175分/イタリア・フランス合作
原題または英題:Nuovo cinema paradiso

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5 何度観ても飽きない。映画好きにはたまらない作品。音楽も最高。トトと...

2025年11月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

何度観ても飽きない。映画好きにはたまらない作品。音楽も最高。トトとアルフレードのコンビ大好き。ジュゼッぺトルナトーレ監督の作品は面白い。今まで観た映画の中で間違いなくベストテンに入る。

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千尋

3.5 最初の国際版とは印象がかなり違う

2025年10月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

驚く

カワイイ

当初の劇場公開版の感想はそちらに記述。

当初の劇場公開版は短縮された国際版で、イタリア本国で劇場公開された155分のオリジナル版の興行成績が悪かったため、123分に短縮されて国際的に公開され成功したらしい。この3時間完全オリジナル版は実際にはオリジナル版ではなくディレクターズカット完全版らしい。

主人公の少年時代は国際版とほぼ変わらず、ほとんどカットされていなかったことがわかる。青年時代の主人公の恋愛と、老年になった現在のかつての恋人との再会が国際版ではばっさりカットされていたようで、主人公の現在を演じていたジャック・ペランは国際版ではほぼ特別出演状態だったが、こちらでは堂々と主演の1人だ。

ノスタルジックな味わいの国際版に対して、この3時間完全オリジナル版は主人公のほろ苦い人生物語で、ずいぶん印象が違っている。個人的には最初に観た国際版のほうが好きです。

それにしても青年時代の恋人役のアニェーゼ・ナーノという女優が可愛いのだが、なぜか毎回観てからしばらく経つと忘れてしまい、また観た時に思い出すの繰り返しなのが自分でも不思議。

(追記)この3時間完全オリジナル版、調べてみたら日本では2000年にVHS&DVDスルーされたらしい。もっと前の90年代に映画館で観たような記憶があったのだが……人間の記憶なんて当てにならないものだ。

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バラージ

5.0 衝撃の「完全版」

2025年7月25日
Androidアプリから投稿

泣ける

悲しい

知的

ぼくは50代半ばの男。今から三十数年前、大学生のとき、フジテレビのゴールデン洋画劇場で初めて劇場公開版を観た。その頃は自分自身、特に映画鑑賞が趣味ではなかったが、この映画は公開当時、単館ロードショーの日本記録を作る等、非常に話題になっていたので、世間の興味についていくために観た。なるほど、ノスタルジーを掻き立てられる、美しい感動作だということはよく分かった。が、一旦、ニュー・シネマ・パラダイスは自分の人生から離れていった。
それから数年が経ち、ニュー・シネマ・パラダイスにはロングバージョンがあるという話を、映画好きの知り合いから聞き、その後、その知り合いは、噂の完全版を観る機会に恵まれた。とんでもない内容だった!自分は2時間版の方が好きだな・・とのことだった。
それからさらに数年が経ち、中田英寿選手のペルージャでの活躍を観るためにWOWOWに加入したら、そこで、あの、伝説の3時間オリジナル完全版のテレビ放送にようやく辿り着いた。恐らく、2時間版を観てから6〜7年の時間が流れ、ぼくは30歳手前のサラリーマンになっていた。
あっという間の3時間が過ぎ、ラスト30分位泣きっ放しだったぼくは、テレビの前からしばらく動くことができなかった。映画を観て、これほどの衝撃を受けたのは人生で初めてだった。苦々しい気持ちと、リアルな悲しみと虚しさで、とにかく胸が張り裂けそうで、もう数十分前にテレビを見終わったのに、まだまだ涙が溢れて、感情の制御が難しかった。トトとアルフレードとエレナの間には、想像だにしないエピソードが隠されていた。本当にショックだった。それまで、この作品の登場人物たちは、あくまでも別の世界の架空のキャラクターだったが、完全版を観ている3時間の間に、3人はぼくの心に入り込み、気楽に観ていられる別の世界の人たちではなくなっていた。ジュゼッペ・トルナトーレ監督に脱帽すると同時に、2時間版→3時間版、それもその間に6〜7年を要したという異例の流れが、完璧にぼくの心を捉えたのだった。
以来、十数回は完全版を観ている。人生で、これ以上の創作物には出逢わないのではないかと感じた、最初のWOWOWでの視聴から、もう25年位経つ。あれから1,500本以上の映画を観たはずだけれど、完全だ、と確信した映画は、未だ、人生でこれ一本である。

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コウチャン

5.0 より濃密に…深みを増した愛と郷愁

2024年12月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

興奮

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しゅうへい

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