ナイト・オン・ザ・プラネット

劇場公開日:1992年4月25日

解説・あらすじ

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市で同時刻に走るタクシーで起きる物語をオムニバスで描く、ジム・ジャームッシュ監督作品。大物エージェントを乗せる若い運転手、英語の通じない運転手、盲目の女性客と口論する運転手、神父相手に話し出したら止まらない運転手、酔っ払い客に翻弄される運転手。地球という同じ星の、同じ夜空の下で繰り広げられる、それぞれ異なるストーリーを描く。ウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ロベルト・ベニーニら豪華キャストが集結。

1991年製作/129分/アメリカ
原題または英題:Night on Earth
配給:フランス映画社
劇場公開日:1992年4月25日

スタッフ・キャスト

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(C)1991 Locus Solus Inc.

映画レビュー

3.5 みんな、よくお金払ったな。

2025年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

多分、作品を観るのは大学以来かな。
LA,NY,Paris,Roma,Helsinki で、日時は異なれど、現在進行形のタクシーの中のお話。33年前の当時の息遣いが聞こえてくる都市の事情が反映されたウィットとユーモアに富む会話劇。夜ってのが良いね。
こわれないジーナローランズ。
当時のブルックリンの物騒さ。
ベアトリスの達観した妖艶さ
ロベルトベニーニはおふざけが過ぎるw
酔眠の結果セリフなし(あるある)。

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そろそろだな。

4.0 ドライブもん

2025年10月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

松居大悟監督の「ちょっと思い出しただけ」を見。主題歌の「ナイトオンザプラネツト」を聞いてから、ずっと見たかった映画。
ほぼ、運転手とお客さんの会話のみでストーリーは進むのだが、「ドライビングミスデイジー」などのドライブもんと同様に、引き込まれていく。
殺人事件や戦いなどのない、ほんの日常の一部なのに。
最初のやつが、日常に対して建設的で、一番好きです。

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nyaowan

5.0 掘り出し物

2025年10月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

私にとってはこれはちょっと掘り出し物だったな♪そうそう、Netflixとかこういうのでプレミアムで利用するからには、こういう楽しみ方発見し方がしたかったんだ♪確かにちょっと変わった、映画だし、ド散らかった感も結構あるし、かなりつかみどころのない映画なんだけど、名も無き人たちの一夜のタクシーで客を拾い、客を目的地に送り届けるまでの話が5つ淡々として、あるだけのそれだけの映画ではあるんだけど、その中身が中々これは面白い。会話が?話の内容が?というか、その場の空気というか雰囲気が結構淡々と飄々としていて、それがなんとなく見ていて一種の気持ちよさ?みたいなのがある気がする。メジャーな雰囲気の映画では決して無いけど、これは私にとっては掘り出し物です。独特な楽しさがある。また、時代がちょっと古いのもいい。そして、ローマの恋人たちの奔放さ、ときたら、もクスッとね

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☆魅乃乎☆minoco19860125

5.0 しみじみと、いい映画。

2025年9月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

何かを声高に伝えてくるわけではないが、映画に浸っている時間そのものが、何ともいえず心地よくて、観終わった心の深い部分に、余韻と共に小さな明かりが灯る感じと言えばよいだろうか。
映画を観る楽しみの、一つの模範解答のような作品だと思う。

今から30年以上前の、訪れたことはないのに、なぜか懐かしさを感じる街並み。
出てくるタクシーの車種は様々だが、どれも使い込まれ、ドライバーたちの身体やその都市に馴染んだ雰囲気があり、闇を照らす街灯にも、レトロな温かみと美しさがある。
そうしたロケーションを背景に、タクシーという限られた空間の中で展開される登場人物たちのやり取りは、ありそうでなさそうなのに、自然と了解させられてしまう説得力があった。
やっぱりジム・ジャームッシュの描き出す人物たちは、一癖ありながらも、しょうもなさとキラッと光る魅力が同居していて、たまらなく好き。

5つの話の並び方も、久しぶりに聞いたトム・ウェイツのダミ声も沁みた。

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sow_miya