ナイト・オン・ザ・プラネット

劇場公開日:

解説・あらすじ

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市で同時刻に走るタクシーで起きる物語をオムニバスで描く、ジム・ジャームッシュ監督作品。大物エージェントを乗せる若い運転手、英語の通じない運転手、盲目の女性客と口論する運転手、神父相手に話し出したら止まらない運転手、酔っ払い客に翻弄される運転手。地球という同じ星の、同じ夜空の下で繰り広げられる、それぞれ異なるストーリーを描く。ウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ロベルト・ベニーニら豪華キャストが集結。

1991年製作/129分/アメリカ
原題または英題:Night on Earth
配給:フランス映画社
劇場公開日:1992年4月25日

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(C)1991 Locus Solus Inc.

映画レビュー

4.0閑話休題、私は今日も仕事に行く。

2025年1月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

タクシーという箱庭に世間の縮図あり。

夜という時間は特殊。暗いからこそ見たくなる、聴きたくなる。想像したくなる。何か自分が違うものになったかの様な解放感に包まれる瞬間もあるし、逆に隠すのにも丁度良い。

知らんやつの知らん人生感なんて、世が明けたらすっかり頭から抜けてしまうものだけど、人生のどこかでふと思い出す様なそんな一期一会を覗き見した気分だ。
まんまローマ人のマシンガンお下劣懺悔に昇天した神父は記憶ないだろうけど。

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や

3.5珠玉のタクシーオムニバス!

2024年3月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキを舞台に
タクシー車内外(主に車内)での会話劇が繰り広げられるオムニバス作品。

とにかく会話劇だけで成り立たせる手腕に脱帽ですし、
脚本も本当に面白いです。
そして映像もフィルムならでは夜の風景は本当に美しい。これだけでも一見の価値があります。

私としてはロサンゼルス編が最も気に入りました。
主演のウィノナ・ライダーの若干やさぐれ感のある若い女性ドライバー自身が語る
キャリアビジョンに好感が持てますし(それ以前にキャリアビジョンを描いていることにリスペクトします)
目の前の美味しい話を自分のビジョンに沿わないという“判断軸”で即答で断るところは、
世のビジネスマンも見習うべき思考・行動だと思います。

ローマ編が私は気に入りませんでした。
というのも、ほぼロベルト・ベニーニがひとりでしゃべりまくるんですよね。
『ライフ・イズ・ビューティフル』ばりのしゃべくり方ですから、ちょっと単調だし、ストーリーとしても
いただけない感じで、映画としてはよくできていると思うものの、フェイバリットではないという一編でした。

あと気に入っているのは邦題ですね。
『ナイト・オン・ザ・プラネット』。原題のアースをザ・プラネットに置き換えているところが何とも好きなんです。
アースと敢えて言わないところや語感が好きですね。
映画のイメージはこちらのタイトルの方が私としてはマッチしていると思いました。

劇場には若い男性客がそこそこ居て、なんかうれしかったです。
私も92年にリアルタイムで観たかったです。

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ひでちゃぴん

3.5鑑賞動機:ウィノナさん6割、ジャームッシュ4割

2024年2月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ロス。まだ夕方。導入でそれぞれの状況をコンパクトに提示しつつ、自然に合流させる手際が好き。そこまで事細かに説明しなくても、ちゃんとわかるし、この着地点になるのが納得できる。
ニューヨーク。意外な展開に笑ってしまうが、語られないところで色々想像できる所もあり、一番好き。時期的にベルリンの壁崩壊直後かな。
パリ。ベアトリス・ダルに圧倒される。コートジボワール…。隣国同士ってやっぱり色々あるのかね。
ローマ。ベニーニのコテコテ感を許容できないと辛い。人物も話もかなり苦手だった。
ヘルシンキ。もう明け方です。うーん、これ運転手さん側にもう一捻り必要だった気がする。

後半がちょっと物足りないものの、こういう単独監督によるオムニバス物も面白いかも。

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なお

4.5ロサンゼルスの出だしはとても良くて引き込まれる映画だなと思った。ロ...

2024年2月24日
iPhoneアプリから投稿

ロサンゼルスの出だしはとても良くて引き込まれる映画だなと思った。ローマは見てるこっちもだいぶやられたけど、見ていて落ち着ける感じと演技の真実味が全体としてあった。

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kp