ナイト・オン・ザ・プラネット

劇場公開日:

解説・あらすじ

ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市で同時刻に走るタクシーで起きる物語をオムニバスで描く、ジム・ジャームッシュ監督作品。大物エージェントを乗せる若い運転手、英語の通じない運転手、盲目の女性客と口論する運転手、神父相手に話し出したら止まらない運転手、酔っ払い客に翻弄される運転手。地球という同じ星の、同じ夜空の下で繰り広げられる、それぞれ異なるストーリーを描く。ウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ロベルト・ベニーニら豪華キャストが集結。

1991年製作/129分/アメリカ
原題または英題:Night on Earth
配給:フランス映画社
劇場公開日:1992年4月25日

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(C)1991 Locus Solus Inc.

映画レビュー

4.0LA→NY→パリ→ローマ→ヘルシンキ

2025年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

5つの都市を夜走るタクシー🚕内の奇妙な出来事
気の利いた小咄が5つでした。
★配役にハッとする!!
★音楽が洒落てて印象に残る!!
★5つの都市の夜の風景がすごく良い!!

1話のタクシードライバーはメチャキュートなウィノナ・ライダー。
キャスティング・プロデューサーのジーナ・ローランズに、
「あなたスターにならない?」と言われて、
自分の夢は修理工が夢だから、
と断る。
小娘ドライバーのプロ意識の高さに、若者を見直す。

2話のニューヨーク。ブルックリン橋のイルミネーションに見惚れる。

3話の客は若い女で盲人。
演じているのは、「ペディブルー/愛と激情の日々」のミューズ、
ベアトリス・ダル。
白目を剥いての怪演・・・やりすぎるところがダルらしいね。

4話のドライバーはロベルト・ベニーニ。
客の神父の体調不良にも気づかず、バカ話を喋り倒して、
神父さんが死んでしまう話し。
毒舌とはこのことか?

5話は凍てついたヘルシンキのタクシー。
呑み潰れた友達の不幸話を聞いたドライバーは、
その上を行く不幸話を聞かせる。

そして長い夜はヘルシンキで薄明るくなっているのだった。
夜が明けた
新しい一日が始まる、
今日は良い日に!!

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琥珀糖

4.0感想メモ

2025年4月16日
iPhoneアプリから投稿
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ヒラめ

4.0独特な世界観が癖になる

2025年3月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

観よう観ようと思いつつ、気がつけば30年以上もたってしまったジム・ジャームッシュ監督の代表作をとうとう鑑賞。久しぶりにこの年代の作品を観ることに。
オープニングのしゃがれ声歌に、一気に90年代初頭に引き込まれる。
やはりポリコレも多様性もへっちゃらな感覚の90年代初頭がリアルに表現されているあたりがまぶしい。当時の自分であればどう感じたか。この独特な世界観にドはまりしたのだろうか。ウィノナ・ライダーのはすっぱさは今の自分にはあり得ないが、当時の自分はこの魅力に呑み込まれたのではないだろうか。観終えてとてもノスタルジックな気持ちになった。
エンドロールもまたしゃがれ声歌でいい感じに締める。ラストの咳払いはねらい!?
この世界観嫌いじゃない、ジム・ジャームッシュ監督作品もう少し観てみよう。
それにしても5話にわたってとても夜の色のきれいな映画だったな。

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いけい

4.0閑話休題、私は今日も仕事に行く。

2025年1月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

タクシーという箱庭に世間の縮図あり。

夜という時間は特殊。暗いからこそ見たくなる、聴きたくなる。想像したくなる。何か自分が違うものになったかの様な解放感に包まれる瞬間もあるし、逆に隠すのにも丁度良い。

知らんやつの知らん人生感なんて、世が明けたらすっかり頭から抜けてしまうものだけど、人生のどこかでふと思い出す様なそんな一期一会を覗き見した気分だ。
まんまローマ人のマシンガンお下劣懺悔に昇天した神父は記憶ないだろうけど。

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や