ナイト・オン・ザ・プラネット
劇場公開日:1992年4月25日
解説
ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市で同時刻に走るタクシーで起きる物語をオムニバスで描く、ジム・ジャームッシュ監督作品。大物エージェントを乗せる若い運転手、英語の通じない運転手、盲目の女性客と口論する運転手、神父相手に話し出したら止まらない運転手、酔っ払い客に翻弄される運転手。地球という同じ星の、同じ夜空の下で繰り広げられる、それぞれ異なるストーリーを描く。ウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズ、ロベルト・ベニーニら豪華キャストが集結。
1991年製作/129分/アメリカ
原題:Night on Earth
配給:フランス映画社
スタッフ・キャスト
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ちょっと思い出しただけ繋がり。ウィノナライダーの若気が凄い。盲目にこそ見えるものがあり、目に頼るから見えなくなることもある。ヘルシンキは朝を迎える。世界のあちこちで人生が交錯する。
2023年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
奇妙な関係
微笑ましい
チクリと風刺
ドキリ
明けない夜はない
2023年1月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
公開当時僕はジム・ジャームッシュを知らなかった。
全て、トム・ウェイツの歌から始まる。
『クロージング・タイム』から叔父の影響で聞いていた。だから、レンタルビデオ屋さんで、ウィノナ・ライダーのカワイイ女性のカバーに惹かれて借りたビデオを見て、最初にトム・ウェイツの『Good Old World』が流れ『お~トム・ウェイツじゃないか!』とえらく感動したのを覚えている。実は、当時僕は10本位ビデオを借りるのは当たり前で、必死に見たものだ。だから、見たものをよく覚えていない。この映画も実は最初の音楽とウィノナ・ライダーのカワイイ事とニューヨークの汚い言葉とパリの暗闇の黒人とマシンガントークのローマ野郎と無骨な寒そうなヘルシンキしか頭に残らず、詳細はすっかり忘れていた。一期一会な映画になるはずだった。しかし、見終わった後、カーテンを開けると、雪は降っていなかったが、曇り空の寒そうな朝の冬景色が見えた。なんか、ライブでそのタクシーに乗っていたと感じた。その後、ダウン・バイ・ロー等色々なジム・ジャームッシュの映画を見て、この映画は僕にとって一期一会の映画ではなくなった。ジム・ジャームッシュの味のあるコメディの始まり始まりとなる。アメリカ映画だけど、屁理屈なフランス映画から、屁理屈が無くなった映画と思っている。その後、前述の叔父にこの映画を紹介した。彼は当時タクシー運転手をやっていた。彼は『こんな客いたら、殴ってやる』と言って映画を罵倒していたのを思い出す。その彼はこの映画と一期一会のまま地獄に墜ちた。因みに『タクシードライバー』も大嫌いだった。それには僕も同感だが、この映画はジム・ジャームッシュの中で一番好きな映画かもしれない。まるで『一期一会の宝石箱』のようだ。
追伸 ロベルト・ベニーニのギャグをしもネタには思えない。勿論、そんな真似はしたことないが、彼の語る話は無骨な純愛に思えた。また、司教は死んでいないと思った。
タクシーオムニバス。
それぞれの運転手たちがどこかで繋がるのかなって期待してましたが。