デッドゾーン

劇場公開日:1987年6月

解説・あらすじ

教師のジョニーは恋人サラとのデートの帰りに事故に遭い、昏睡状態に。5年後、目を覚ましたジョニーには手に触れた者の未来と過去を見通す超能力が身についていた。ジョニーの能力は凄惨な殺人事件を解決に導いたが、その一方で彼自身を疲弊させていくことに。やがてジョニーは上院議員候補スティルソンにまつわる恐るべきビジョンを目の当たりにするが……。超能力者の孤独な戦いと悲劇を描いたサスペンス・スリラー。

1983年製作/100分/アメリカ
原題または英題:The Dead Zone
劇場公開日:1987年6月

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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

3.5 Another Satisfying Cronenberg Joint

2020年12月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

A Cronenberg film based on Stephen King material turns out to be a wildly apt combination. A series of bizarre events led underlined by a simple future-reading premise, dissentingly a potential atomic bomb. A thriller like no other really. Walken plays a role you might not be used to seeing him as. Aged like a fine wine, but quite fresh in this nightmare political climate we live under.

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Dan Knighton

5.0 ジョニー、なぜ?

2025年10月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

悲しい

怖い

驚く

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えふいーねこ

3.5 【”Vision of Death"今作は、自動車事故により5年間昏睡状態だった男が、目覚めた時に身に備わっていた能力を使い、身を呈して人々の不幸を防ごうとする姿が沁みるヒューマンサスペンスである。】

2025年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

■高校の教師・ジョニー・スミス(ムッチャ、若きクリストファー・ウォーケン)は、恋人・サラ(ブルック・アダムス)とのデートの帰り道、車を運転中に横転したトレーラーと衝突し昏睡状態に陥る。
 5年後、眠りから目覚めたジョニーは、過去や未来を見ることができる特殊な能力が備わっていることに気づく。

◆感想<Caution!内容に触れています>

・ご存じの通り、今作はスティーヴン・キングの小説「デッド・ゾーン」を可なり忠実に映画化している。

・この作品が切なくも沁みるのは、ジョニー・スミスが昏睡状態にあった5年の間に恋人のサラは結婚し、子供もいるのに彼は、足が不自由な生活をしつつも、凶悪殺人事件の犯人を、手を握っただけで彼が過去に起こした行為を当て、銃弾を浴びつつも犯人を捕らえる様や、家庭教師になった少年が所属するアイスホッケーチームが、池に張った氷が割れ水中に落ちる様を言い当て、少年の父に首になりながらも、少年の命を助けるために”ホッケーに行くな!”と言う彼の誠実さであろう。

■上院議員候補の、誠実を装うグレッグ・スティルソン(マーティン・シーン)が実は野心溢れる男で、大統領になった際に、歴史に名を残すために敵国に核爆弾を打ち込む指示を予知した彼が、身を呈して行った事は、哀しいが崇高である。
 彼はその前に主治医に対し”ヒトラーが産まれる前に、あの時代に行ったら・・。”と喋るシーンがあるが、彼は自らに備わった能力を、人間の幸の為に使ったのである。

<ラストシーンは哀しいが、ジョニー・スミスがグレッグ・スティルソンが表紙に乗った雑誌のタイトルが”彼は終わりだ。”と書かれ、更に彼がピストル自殺をする姿を予知夢で観て、且つての恋人サラに対し”これで、良いんだ。”と告げるシーンは沁みるのである。
 今作は、自動車事故により5年間昏睡状態だった男が目覚めた時に身に備わっていた能力を身を呈して不幸を防ぐヒューマンサスペンスなのである。>

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NOBU

4.0 切なくて面白い

2025年1月9日
PCから投稿

クローネンバーグ監督の初期のヒット作。
ストーリーは「事故が原因で5年間眠っていた主人公。5年ぶりに目が覚めるとすでに婚約者は別の男と結婚していて意気消沈。しかし主人公には未来が見える能力が何故か生じており、そこから思いがけないことが起っていく…」というもの。

通常の作品では超能力は『便利な力』として登場することが多いのですがこの映画では違います。
クローネンバーグ監督は以前にも「スキャナーズ」という作品で超能力者が登場しますが、それでも超能力は必ずしも便利な能力ではなくて、能力者自身を苦しめる能力として登場してます。
具体的にはテレパシーは人の心を読める能力として便利に描かれることが多いですが、スキャナーズでは他人の心が無尽蔵に聞こえ、主人公を苦しめる能力として描かれています。

本作デッドゾーンでも主人公は未来を見ることができるのですが、必ずしもそれを良い能力として描いていません。
そこが素晴らしいと思いました。

おススメの一本。

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みる

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