海の上のピアニストのレビュー・感想・評価
全83件中、61~80件目を表示
一番好きな映画
一番好きな映画。船の上で一生を過ごしたピアニスト、ナインティーンハンドレットの話。こんな生き方は最高にクールだと思った。ニューシネマパラダイスと同様、エンニオ・モリコーネ担当の音楽も素晴らしかった。
印象に残ったセリフ
「陸の人間は“なぜ”ばかり
冬が来ると夏を待ち
夏が来ると冬を恐れる
だから飽きずに旅に出て
遠い常夏の地を求めてさまよい歩く
あの大きな町。終わりがなかった。
タラップまではよかった。
さっそうとコートを羽織って。カッコよかった。
降りることは平気だった。それは問題なかった。
問題は目に映ったものでなく、映らなかったものだ。
ピアノは違う。
鍵盤は端から始まり端で終わる。
鍵盤の数は88と決まっている。
無限ではない。弾く人間が無限なのだ。
人間の奏でる音楽が無限。そこがいい。
無限の鍵盤で人間が弾ける音楽はない。
ピアノが違う。神のピアノだ。 」
ピアノの音色は海に似ている
ピアノ決闘のシーンはしびれた。
でも、主演の人物がどうも、、怖い個性であまり好きじゃないというか。
単純に私と相性が合わないだけなのかもしれないけど
最後にふたりで船の中で語り合うところは最高であった。
マックスの涙が忘れられない。
陸に住む私たち
この上ない現代へのアンチテーゼ。
海の上でしか生きられないピアニストは、現代社会を俯瞰することができた。
限りないビルの高さ、限りない道の本数、限りない金、限りない女、そして限りない戦場。
すべて海の上から音楽を通して、見てしまったのだろう。
そうなったら怖くて陸には降りれない。この映画のピアニストのようにすべてを見てしまったら。。
ピアニストの親友の船酔いの後遺症の残った揺れる目は、現代の私たちの目と同じだ。
限りない選択肢に将来を迷う目、限りない欲望に惑わされる目。
それに対して、ピアニストの目はただ一点を見つめる。
迷わない。人生はピアノだ。
陸に暮らす私もただ一点を見つめていたい。何事にも惑わされず限りある鍵盤の上で無限に生きたい。
限りない鍵盤の上で惑わされて生きるのは嫌だ。
そんな声が爆発する船から聞こえた。
切ない
見せ場がいろいろあり、豪華客船が華やかなりしころの郷愁と相まって、映画っていいな、と思わせる作品。生きるのに不器用な男のファンタジーだが、老朽船と運命を共にする結末は切ない。私としては船を下りて次の人生に挑んでほしかった。「選択肢がありすぎる人生は怖い」という主人公のセリフの意味を考えたい。
ナィンティーンハンドレット!
この映画の中で過去(思い出)はドキュメンタリー、現在(船爆破)はファンタジーだという印象で鑑賞していました。
主人公の天才ピアニストっぷりが凄い。
ピアノと共に生きた人生…友情、怒り、喜び、恋愛が、どれも印象深く描かれている。
そして船の上でしか生きることが出来ないという現実離れした設定…。ただ、その事が、よりこの映画を切なく素晴らしい作品にしていると思います。
忘れられない映画です。
言葉
意外と言葉でのストーリー説明が多かったかも。
映像や仕草で読み取るってゆーよりは、
セリフで感情を伝えていたと思う。
船爆破前に再会した時に
すごい説明セリフだな〜…とは思ってしまった。
名言風?ってゆーか。
悟ったようなセリフをいっぱい言う。
これは好みの問題だと思うからいいんだけど!
私はちょっとクドいなって思っちゃった!
大人になってからの1900、少し目がこわいし…笑
なんか幼少期の頃はそんな不思議雰囲気出てなかったから、大人になってちょっと不気味だった。
演奏シーンは良かったなー
ジャズいいなー!
味わい深い作品
映画!!って感じの映画でした。
嵐の中、揺れる船でワルツを舞い踊るような演奏は音楽を心の底から楽しんでるんだなっていうのが伝わってきました。
語り手がいて回想を追っていく構成も私好みで良かったです。
一人のピアニストの人生が凝縮された、とっても素晴らしい一品でした。
演奏シーンが素晴らしいです。ピアニストも聞いている人もみな楽しんで...
演奏シーンが素晴らしいです。ピアニストも聞いている人もみな楽しんでる雰囲気が良かったです。
良かったんだけど、最後の会話と終わり方が納得いかなくて…すっきりしません。
音楽を聴くだけでも一見の価値あり。
以前から興味があったこの映画。
実は私、「ニュー・シネマ・パラダイス」はそんなにハマれなかったのです(良い映画だとは思いましたが)。けれど自分がピアノを長く習っていたこともあり、この作品は観たいと思っていました。
全体的に良かったと思います。
まず、やはり一番は音楽。全編音楽につつまれていて、観ていて心地よかった。
そして、ヒューマンドラマだけど、優しいヒューマンドラマであるところ。
困難を克服していくとか、気合系ではなく、嫌な人たちが出てこない。
(ジャズのピアノ対決の人はちょっとした悪役ではありましたが、あの程度は悪役と言わなくて良いでしょう)
そういった心休まる映画で、そこが今の疲れた自分の気分と合っていて気に入りました。変な言い方ですが、心に優しい映画だと感じました。
実話ではないけれど、モデルはいるらしいこの作品。
「一生船から出ないなんて」と皆は思っても、彼にとっては船上での生活が人生の全てだったし、そのことを彼自身、最終的に後悔したりしていなかったのだと思う。
地上に降り、世界を旅して大きな舞台で活躍する、それが豊かな人生かのように周りは語るけれど、彼がそうしていたらもっと幸せだったのか?
その答えはわからない。
確かに世の中に名は残せただろう。お金持ちにもなれただろう。
でも彼は、名声や富を求めるような人間ではない。
だから、彼は才能があるのだから世界で活躍する道を選んだら良かったのに、なんて風には私は思わない。
ただ一つ思うとすれば、彼がもし外に出れば、より多くの人を癒せただろうな、彼のピアノによって救われる人がいただろうな、ということくらい。
でも、彼の人生は彼だけのもので、どう生きるかは彼自身が選び決めていく権利がある。それがどんな決断でも。彼は地上に降りるチャンスもあったけれど、結局船上で生き続けることを選んだ。周りがなんと言おうときっと、それが彼にとって一番だったのだと思う。
コーンという友人が、回想しながら1900を探しまわり、見つからないかと思った矢先に会えたのは本当に良かった。
1900は、
「それに僕は存在しない人間だから」
と言うけれど、コーンに、
「君だけが、君だけが僕がいたことを知っている」
と言う。
彼が望んだのは、有名になることでも、バンドを組んで楽しく暮らすことでもなんでもなく、ただ、自分という人物が存在したということを、覚えておいてくれる人が一人でもいることだった。
その事実が、心に響いた。
彼がラストに、地上に降りることより死を選んだことは共感しづらいですが、でも、彼にとってはあの船が全てだから、船がなくなる=自身の死、と同じだったのだと思います。特別な、数奇な運命を背負って産まれ生き続けた彼。船上でしか、生きられなかった彼。船上でしか、生きなかった彼…。
見終えた後に、本当に豊かな人生とは何か。本当の幸せとは何か。本当に良い生き方とは何か…そんなことを考えさせられました。
この監督が好きな方にはきっと合うと思いますし、音楽は本当に素晴らしいので音楽好きな方にもオススメ出来る映画だと感じました。
ピアノはキングオブ楽器
最後の会話で腕のジョークが絶対いらない
なんか、冷めちゃいました(´・_・`)
でもふと思ったけど
コーンの妄想の話に思えてくる
最後の1900の格好といい。。。
ピアノの上手い幽霊の話に思えてきた
永遠の子ども
「えも知れぬ美しさ」とパッケージに描いてあったけど、まさに見終わって「美しいな」と思った。1900の悩みは今の時代若い子はみんな持ってるものじゃないだろうか?地元から出れない、家から出れない。一歩踏み出せない。何か大きな物に迫られるような不安。なので、気持ちが凄く分かった事もあり最期は自死のような感じもしてやりきれなかった。その才能で勝負してやれ!あっと驚かせてやれ!とラストに行くまでに感情も入ってるからラストは空っぽになってしまった。一方で彼の人生=船なのだから仕方ないのかなとも思った、数日この作品について考える事になりそうだ。
ジャズ黒人との対決、女の子と出会い演奏するシーン、初恋のシーンもとても良かった。
ティム・ロスの表情が焼き付いて離れない。
変化.
初見。
悪くない話なんだけど、変われない、変わりたくない、っていう価値観に乗れるかどうかで評価が分かれるのかな。
私は乗れない側の人間なんだな、ということを感じました。
淡い恋模様含め、不器用な、真摯な男の人生を覗き見る2時間。
ピアノ!
ラスト以外はとてもいい
普段は退屈に感じてしまいそうな、ピアノの演奏シーンはもっと聞いていたいほど良かった
友情、一目惚れ、ピアノ対決、どれも好きだった
だが最後の、降りずに爆死はどうしても嫌い。どんな自分の哲学を語っても、弱虫で腰抜けにしか見えない。全てを知り尽くして最高に居心地の良い船の上での生活しか知らない未熟な男。
ベッタベタでいいから、女の子に会いに行って幸せに暮らす方がよかった。
ある男の物語
映画評価:85点
語りから始まり、過去を振り返っていくという進行形式でした
最初からドっとストーリーに集中してしまい、最後まで息つく間もなく感動しっぱなしでした
だからクライマックスでは、目に涙をためてしまいました
映画の中に流れてくるメロディ♪もとても美しく、心を動かされます
是非、観てください
全83件中、61~80件目を表示