ホワイト・プラネット
劇場公開日:2006年6月24日
解説
地球温暖化の影響で今世紀中には消滅の可能性もある北極大陸を舞台に、ホッキョクグマ、イッカク、アザラシ、カリブーなど、それぞれの動物のサバイバルを、季節の移り変わりを通して記録したドキュメンタリー。監督は「沈黙の世界」で知られる海洋学者で映画作家のジャック=イブ・クストーに師事したティエリー・ラコベールとティエリー・ピアンタニダ。
2006年製作/83分/フランス・カナダ合作
原題:La Plane'te Blanche
配給:東北新社、コムストックオーガニゼーション
スタッフ・キャスト
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2018年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
昨年の『皇帝ペンギン』に感動したものだから、それ以上の感動は生まれなかったのですが、やっぱり癒されました。夏の暑い日に鑑賞するべき映画です。冒頭のテロップで「数十年後には見られないかもしれない」という地球温暖化への警鐘が鳴らされますが、北極ツアーへ行く金もなければ暇もない多くの人間にとっては温暖化が防止できたとしても見ることができません。
いきなりシロクマの登場です。スクリーンで観ても大きく感じるのですが、実際にはもっと威圧感があるほど巨大なはずです。故植村直己さんも襲われました。人間が近くにいると凶暴さを増すはずなのに、いったいどうやって撮ったのだろう。このシロクマ映像だけでも奇跡的なフィルムなのです。だけど、ここで「がきデカ」を思い出したら感動が薄れること必至です。こんなときには、地球の行く末を見守る神の目になって鑑賞することをオススメします。
シロクマ映像からはなれて、北極に棲息する様々な動物たちを映し出し、ドキュメンタリーは進む。フランス語のナレーションによって睡魔にも襲われながら、動物たちの生命力に驚いてしまう。しかし、撮りたい動物がいっぱいあったせいだろうか、映画の作り方は50年前のディズニーのドキュメンタリーとさほど変わりがない。もうちょっと工夫がほしいなぁと批判しつつも「自然と絶滅種を救わなければならない、温暖化は阻止しなければいけないんだ!」と心に誓い、その後に観た『カーズ』のおかげでガソリンを撒き散らしながら帰途についた・・・
2013年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
総合:70点
ストーリー: 50
キャスト:0
演出: 70
ビジュアル: 80
音楽: 70
極北の厳しい自然の中に生きる動物たちの生態に迫る。こんなふうに主題を絞ってまとめるのはわかりやすくて良い。「ディープ・ブルー」ほど映像美を追求した作品ではないが、その分動物たちの生き様がわかりやすく伝わってくるので、ドキュメンタリー映画としては評価できる。やはり極地の自然は厳しく、そこに生活する動物の暮らしも厳しい。普段の我々の生活には縁がないが、このような自然や生き物があるということを知らせてくれる価値ある作品。