ニュースの天才

劇場公開日:

解説

98年、政治雑誌「The New Republic」誌の最年少記者スティーブン・グラスはスクープを続々執筆して注目を浴びるが、彼の記事がすべて捏造だったことが判明する。この実話についてのピューリッツアー賞作家バズ・ビッシンジャーの記事を原案に、「ボルケーノ」「ジャスティス」などの脚本家ビリー・レイが脚本を執筆して監督デビュー。主演は「スター・ウォーズ エピソード3」のダースベイダー役ヘイデン・クリステンセン。

2003年製作/94分/アメリカ
原題または英題:Shattered Glass
配給:ギャガ・ヒューマックス
劇場公開日:2004年11月27日

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3.0嘘の記事

2021年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 デタラメな記事を書かれたら、ショッキングであるし、悪質な捏造と言えるだろう。映画『ニュースの天才』を観る前までは、かなり重大なデマゴーグや情報操作を想像していたのに、“ハッカー天国”をはじめとする、どちらかと言うとホノボノ系の嘘の記事でしかなかった。大統領専用ジェット機に置いてあるくらいの雑誌なんだし、元来の記事も緩いものが多そうだ。これなら『ビッグフィッシュ』のお父ちゃんのホラ話の方が絶対いいし、実話ものでいくなら、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の大胆さには到底及ばない。

 色々と考えさせられたことは事実だ。日本の週刊誌記事においても、取るに足らない記事やどうでもいいけどちょっとだけ面白い記事、これらを勝手な脚色で売上部数を伸ばそうとすることくらい日常茶飯事であるようにも思えてしまうし、重大な事件や、名誉毀損に当たらなければ罪の意識も低くなりそうだ。

 俳優は良かったのではないでしょうか。ヘイデン・クリステンセンの憔悴しきったメイクや泣き出しそうな表情。沈着冷静なピーター・サースガード(今後も注目!)や、コメディアンとしてもいけてるスティーヴ・ザーンもいいですね。やはりストーリーがつまらなかったのが残念。これだけの素材があるのなら、もっとスリリングな構成にすることも出来たのじゃないでしょうか。

【2005年2月映画館にて】

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kossy

3.0この題材で他にも作品てある?

2019年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

もしかしてこの題材で他にも作品てある?
観たことあるぽいな、と思いながら、でも思い出せない。で、もしかしたらドキュメンタリーか再現的なやつ(アンビリバボーみたいな)で見たのか、この題材。とまで思うが結局思い出せず。。

ありあまる才能を発揮する場所を間違えた人って感じ。すぐれた創作力が仇になった、という。ジャーナリズム畑に首を突っ込んだのが、そもそも間違いだったんだろう。ただ、少し触れているが育った環境、家柄が良いようで物書きになるにしても「肩書き」を求められたのでは。そこで本人も気づかない人格のねじれが生じ、捏造記事を連発してしまった。

自分自身をも思い込みで欺こうとする、一種の強迫性障害みたいなかんじがある。悪いことをしている、という認識もなかったのでは。自分を追い込みすぎて。

ということで題材はおもしろいです。

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okaoka0820

4.0嘘をつくことの恐ろしさ

2019年1月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

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a0064

4.5夏休みハワイ行ってきた!

2018年4月28日
Androidアプリから投稿

って嘘ついてた友達がクラスメイトから質問攻めにあってやばくなってたのを思い出しました。一瞬の快楽のための嘘って絶対ばれるんですよね。
スティーブの立ち回りが上手くて羨ましかったです。もちろん捏造抜きで。周りの皆を味方にできるってある種の才能なので見習いたいです…。ストーリーは地味だけどじわじわ最後までずっと面白かったです。

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暗黒卿