シービスケット

ALLTIME BEST

劇場公開日:

シービスケット

解説・あらすじ

大恐慌時代のアメリカで一頭の競走馬に人生の再起をかけた男たちの姿を描いたドラマ。実在の競走馬シービスケットを題材にしたローラ・ヒレンブランドのノンフィクション小説「シービスケット あるアメリカ競走馬の伝説」を映画化し、第76回アカデミー賞で作品賞ほか7部門にノミネートされた。

大恐慌に喘ぐ1930年代のアメリカ。厩舎に見放された競走馬シービスケットと、片目が不自由な騎手レッド、時代に取り残された元カウボーイの調教師スミス、息子を亡くした失意の馬主ハワードという3人の男たちが巡り合う。心の傷を負った彼らは、それぞれのやり方で自分の傷を癒やしていく。

「ビッグ」「デーヴ」などの脚本家を経て「カラー・オブ・ハート」で監督デビューしたゲイリー・ロスが、監督・製作・脚本を務めた。レッド役に「スパイダーマン」「サイダーハウス・ルール」のトビー・マグワイア、ハワード役にこれまでに4度オスカー候補となっている名優ジェフ・ブリッジス、スミス役に「アダプテーション」で第75回アカデミー助演男優賞を受賞したクリス・クーパー。音楽を「ナチュラル」「モンスターズ・インク」のランディ・ニューマンが担当。

2003年製作/141分/アメリカ
原題または英題:Seabiscuit
配給:UIP
劇場公開日:2004年1月24日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第28回 日本アカデミー賞(2005年)

ノミネート

外国作品賞  

第76回 アカデミー賞(2004年)

ノミネート

作品賞  
脚色賞 ゲイリー・ロス
撮影賞 ジョン・シュワルツマン
編集賞 ウィリアム・ゴールデンバーグ
衣装デザイン賞 ジュディアナ・マコフスキー
美術賞  
音響録音賞  

第61回 ゴールデングローブ賞(2004年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀助演男優賞 ウィリアム・H・メイシー
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

映画レビュー

4.0ボロボロの男たちのプライド。

2023年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
すっかん

5.0いい映画は何度見てもいい。

2025年5月5日
PCから投稿

馬と騎手の話だったと記憶してたけど。
アメリカの大恐慌時代。
①全てを無くした富豪(後の馬主)②流れ者の調教師
③一家離散した少年(後に騎手)④荒馬すぎて見放された馬。
それぞれ底を見てきた男たちの、群像劇でした。

一生懸命練習して、重賞(大きなレース)で勝った!!
話じゃないのが、興味深い。
途中怪我や、浮つきすぎて負けたり。
人生と同じように、上手くはいかないもの。
でも立ち上がらなければ、前には進まない。

実際の話を書いた小説が、元になっているそうで。
競馬シーンはあまりなく、人の人間模様が濃く出ててずっしり。
いい映画は、何度見てもいいのでした。
俳優陣も豪華でした←覚えてなかった・・・。

⭐️今日のマーカーワード
「命一つを見捨てるもんじゃない」

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ゆき@おうちの中の人

4.0恐慌下に現れたアイドル馬ものがたり

2024年7月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

知的

幸せ

2003(日本は2004)年公開のアメリカ映画。
監督・脚本はゲイリー・ロス。
アメリカの人気作家であるローラ・ヒレンブランドによる『Seabiscuit: An American Legend(2001年)』が原作。

主な配役
【騎手レッド・ポラード】:トビー・マグワイア
【馬主チャールズ・スチュワート・ハワード】:ジェフ・ブリッジス
【調教師トム・スミス】:クリス・クーパー

タイトルの『シービスケット』は、アメリカの競走馬の名前だ。海軍で供される堅パンが名前の由来らしい。

小柄で、毛並みも悪く、膝にはコブ状の隆起もあり、
性格もノンビリしていたため、最初の馬主から「大きなイヌ」と呼ばれていたとのこと。

キャリアの最初はまったく振るわなかったらしいが、
徐々に本領を発揮し始め、ハワードに買い取られると独自の調教で仕上がっていく。
このあたりは、映画よりWikipediaのほうが圧倒的にこまかい。

映画の冒頭、繁栄を続けていたアメリカに大恐慌がおとずれるくだりから始まる。
当時のアメリカの荒み切った世情の中で、
開眼したシービスケットは、一躍アイドルになった。

大ケガを乗り越え、復活するシービスケット。

当時のアメリカ国民は、この馬に自分を重ねたのだろう。
硬派に作り込まれた本作は、視点をぶらすことなく当時の空気を見事に再現した。
レースシーンの迫力も素晴らしい。

アカデミー賞7部門ノミネートは、伊達ではない。
残念ながら、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』が大半を受賞してしまったが、本作の素晴らしさは何も損なわれはしない。
☆4.0

コメントする (0件)
共感した! 8件)
Haihai

2.0「面白い」と思える前に離脱してしまいました…

2024年7月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「面白い」と思える前に離脱してしまいました…

コメントする (0件)
共感した! 1件)
tuna