ザ・メキシカン

当時旬の二人のキャスティングならもっと面白い映画になっていたはず、でもそれ程でもない。

ロードムービーっぽく軽快でポップな感じなんだけど、なんか観ているこっちがノリきれない。

原作と脚本と監督のミスマッチなのか、音楽も足りないのか、なんか勿体無い作品。

冒頭からトホホな様子のブラッド・ピットと、彼はどうしてこんなに困ったことになっているのかが徐々に明らかになる展開が愉しい。
エリン・ブロンコビッチ調のジュリア・ローバツ演じる恋人サマンサの描写の方が多め。彼女が彼を好きな感じは伝わってきたが、彼(ジェリー)がサマンサを愛している感じがもう一つ足りない気がしたのが少し残念だった。
メキシコでのシーンは建物や風景に風情があってロマンチックな感じを演出していた。

人気絶頂のブラッド・ピットとジュリア・ロバーツが共演したコメディ。
ギャングのボスの指示により、メキシコに謎の拳銃を受け取りに行ったブラピ、一人でラスベガスに向かった恋人のジュリア。
この二人、合わないと思うが、ジュリアをメキシコに連れて行ったゲイの殺し屋が一番面白かった。

途中何度も観るのを止めようかと思ったくらい退屈してしまった。マフィアの使いパシリ、可愛くて憎めないジェリーの役柄をブラピが好演していたけど、それでも今一ブラピの良さが出きっていない気がした。恋人役にジュリアロバーツを起用したのも何だかなーという感じ。2人が一緒にいる場面もなぜか恋人同士という感じがしなくて違和感を持ってしまった。
もう観なくていいかな、、、