新・少林寺三十六房
1984年製作/香港
原題または英題:霹靂十傑 Disciples of the 36th Chamber
スタッフ・キャスト
- 監督
- ラウ・カーリョン
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リュー・チャーフィー
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シャオ・ホウ
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ラウ・カーリョン
1984年製作/香港
原題または英題:霹靂十傑 Disciples of the 36th Chamber
リュー・チャーフィー
シャオ・ホウ
ラウ・カーリョン
小学生に混ざって勉強に励むサイヨ(ホウ)。母親に鍛えられた武術によって身体は鋼のように頑丈な青年で、冒頭で登場する武術大会にも優勝。しかし、傲慢で勝気な性格で、思慮分別のなさは天下一品。頭は小学生並で、バカとしか言いようがないのだが、満人に占領された広東を愛する漢民族。このサイヨが主人公。釣りにきていた清朝の武官と一悶着起こしたため、彼を引き渡さねば広東会館を閉鎖すると脅され、サイヨと腹違いの兄2人を少林寺のサンダ和尚(チャーフィ)に匿ってもらうことになった。
ワンパク少年そのままの性格のサイヨは武術が身についているため三十六房の修行を嫌がり、夜に抜け出し清朝提督のもとで行われていた祭りを見学に。そこでも一悶着あったのだが、提督は少林寺について詳しく知りたくなりサイヨを利用する。
満族と漢民族の融合だと偽り、サイヨとその同門10人に招待状を送り、まんまと呼び出されたのだが、サンダ和尚が気付き、サイヨの母親とともに救出するため乱入する。
師弟愛というほどではないが、サンダ和尚がかっこよすぎ!
ほぼ備忘録
【2012年ケーブルテレビにて】
清朝行政府の圧政から逃れるため、少林寺で修業する3兄弟の物語。
「少林寺三十六房」の続編です。
前作で主役の三徳がサポートの役回りとなり、新たに私塾経営者の末子が主役を担います。
ただ、この若者に共感出来ません。自由奔放と言えば聴こえは良いですが、単なるワガママで自己中心的。ジャッキー・チェンも、そのような主人公を演じますが、最終的には改心するから、共感出来るわけで・・・・周囲にかける大迷惑にも関わらずワガママを続ける主人公には、嫌悪感すら覚えます。
余りにも不愉快に感じられて、思わず敵側を応援したくなりました。
クライマックスの大乱闘は迫力がありましたが、上記の理由が余りにも重く、私的評価は厳しくしました。