白い肌の異常な夜のレビュー・感想・評価
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イーストウッドとシーゲルが自らのイメージを覆そうと試みた野心作
ソフィア・コッポラ監督作『ビガイルド』と同じ原作小説をベースにした異色スリラーである。長らく男性映画のシンボル的なイメージが刻まれてきたイーストウッドとドン・シーゲル監督は、この題材が自分たちの表現の枠を広げてくれると確信した。スタジオ側が「もう一つのマカロニ・ウェスタン」的な売り方をしたため興収的には振るわなかったと聞くが、彼らにとってはキャリアを賭けた挑戦作。悔いは無く、シーゲル監督も自身のお気に入りの一つに掲げていたと言われる。
ソフィアが女性目線で原作を紐解いたのに対し、シーゲルは男性目線が際立つ。女性の様々な感情を濃厚なまでに抽出した描き方にも、やや過剰で狂気じみた側面が目立つ(現代の目線からすると批判を食らうかもしれない)。だが、スリラーとしてみると大変スリリングで面白く、最初は女性たちを手玉に取っていたはずが、どんどん最悪の方へ転げ落ちていくイーストウッドの表情も見ものだ。
これはマクビーが悪いでしょ
南北戦争中、南部の森で足を負傷した北軍兵士マクビーが、女子の学園の生徒に見つけられて運び込まれる。本来であれば北軍の兵士に引き渡されるところを、傷が治るまではと療養しているうちに、発見した少女エイミー、色恋に積極的な少女キャロル、看護していた若いエドウィナ、学園
長のマーサに甘い言葉で言い寄り、それぞれにキスをし、自分の身の安全を確保し、あわよくば関係を持とうとする。屋根裏部屋のキャロルに部屋で関係を持とうとして裸でいた所を、エドウィナに見つかって揉みあい、転落し足を複雑骨折。朝には壊疽が始まるので気絶したままマーサらが協力して足を切断することに。
彼は、知らない間に足を切断されたことに怒り、マーサの部屋から拳銃を持ち出し、以前にいた兄と言われる男とマーサの手紙を読んで、兄ではなく男と女の関係だったことを暴露すると脅す。エイミーの大切にしていたカエルを投げつけ死なせ、学園の女一人一人と毎日関係を持つと言い放つ。危機を感じたマーサらは、発見した少女エイミーに毒きのこを取ってこさせて、彼を夕食でもてなす提案を。エイミーも同意する。彼がキノコを食べたところで、マクビーとエドウィナは二人が結婚するつもりと明かす。エドウィナがキノコを食べようとした所で、マーサが静止してマクビーも気づいたが時遅し。死体となったマクビーは袋に詰められるが、女の園は何ごともなかったかのように普段通りの会話をしているシーンで幕を閉じる。この最後のシーンでの女たちが怖かった。
鑑賞し終わって、これは、さすがにマクビーが悪いだろって。自分が南軍に突き立てられて当たり前の所、治療してもらい、衣食を与えられたのに、4人の女性に甘い言葉巧みに近寄り、嘘を並べ立てる。自業自得としか考えられない。足を切断したのだって、身から出た錆で生じた事故。しかも命を助けるために手術までしてもらったのに。その夜、マクビーがマーサの部屋に行かずにキャロルの部屋に行ったにせよ、それを恨んで切断というのは言いがかり。その前にマクビーを裏切って、北軍に引き渡そうとしたキャロルの元に行くなんて馬鹿すぎる。また、浮気の現場を見たエドウィナが彼と結婚するって言いだすなんて。そこがこの脚本の弱いところ。この学園の地位を確かにしたいのならマーサ園長の部屋へ、若い盛りの女子を求めるのならエドウィナの部屋へ行くべきでしょ。そうなれば、丸く収まったかもしれない。
白い肌の異常な夜という邦題はいかがなものか。確かに女たちは彼に興味深々なのだが、それを悪用した男が悪い。たくさんの女子に言い寄るとこんな目にあうよって映画かな。異常なのはマクビーです。
イーストウッドが名うてのプレイボーイだったと聞くだけに、なんか下心が透けて見えるようで、嫌な感じが残った。
トラウマ映画の代表らしいです
そんなジャンル誰が言い始めたんですかね?
大したトラウマじゃないし、レビューでいうほどの女性の恐ろしさも感じません。
着眼点と題材はいいのにスリラーもサスペンスも感じません。
シーゲル選手にしては演出不足です。
女はげに恐ろしい
ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演ときたら派手なアクション映画と思いこんで観るとちいと痛い
お話は邦題の通り
前半はちいと退屈だが、後半に入るとグイグイこの二人が牽引し始める
観終わってみると、結構なかなか!となる
クリント・イーストウッドの演技開眼の作品ではないでしょうか?
ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演の黄金コンビの次回作はいよいよダーティハリーとなります
本作は1971年3月公開
ダーティハリーは同年12月公開です
12歳のエイミーが「キノコ狩り」で北軍の落武者を助ける所から始まる
彼が12歳の少女にキスする所からこれは異常と警報が鳴り出す
オチもまたエイミーの「キノコ」
女だらけの職場に男が一人配属されると怖い目に合うという良く聞くお話
心してかからないとこうなる
映画だけのお話ではありません(キッパリ)
決して自分の身に起こったことではありません
絶対に手を出してはなりません
身の破滅です
イーストウッドがイケメンの頃の作品✨
最初に見たのは40年以上も前です。
中学生だった私は既にイーストウッドのファンでしたが、家族と一緒に自宅のテレビで見たので、気まずい思いをしたのを覚えています。でも不思議な音楽と残酷な映像が印象深い作品でした。
エドウィナを演じた女性は、今見ても個性的なお顔です。女性陣は皆イーストウッド演じる「マクビーさん」に色仕掛けをし、一番年少の女の子も「マクビーさん」に淡い想いを抱いて・・・だからこそのしっぺ返しが怖かった。決してペットの亀を邪険にした恨みだけではありません。
近年「ビガイルド」も見ましたが、戦時中なのにドレスがあまりにも汚れひとつなくて白けましたし、ニコール・キッドマン、コリン・ファレルも魅力不足。
オリジナル作品には到底及びませんでしたね。
未だにラストシーンの鳥の鳴き声、イーストウッドのか細い歌声が耳に残っています・・・
"playboy"
ハーレム状態のイーストウッドが少女から熟女と幅広く女性たちを魅了しながらも、欲情した女性陣から手痛いシッペ返しを受ける。
同じ男としてイーストウッドの行動に理解を示しつつ、羨ましくもあり、結末を踏まえると最悪でもあり、女遊びに御用心。
"マカロニウェスタン"な“ダーティハリー"のイメージが強いイーストウッドの意外な姿を垣間見れる、性格俳優としての一面が。
心の声が頻繁に、多少の古臭く思える演出に気が散ったり、女心を弄んだ成れの果て、イーストウッドも完敗。
え?幼女にキス?異常やし気持ち悪い… 地上波録画し吹き替えで見たけ...
え?幼女にキス?異常やし気持ち悪い…
地上波録画し吹き替えで見たけど、
声がルパンにしか聞こえなくて、
ルパンだ…イーストウッドはルパン…としか思えない呪いに掛かってしまい純粋に見れなかった
若い女とセックスしてるのを見た後に
この人と結婚しますって照れながら言う女教師は頭のネジがぶっ飛んでる
他のレビューにギャルゲーって感想してる人がいたけど同意
イーストウッド変態度全開。 冒頭からいたいけな少女に・・なんてこと...
イーストウッド変態度全開。
冒頭からいたいけな少女に・・なんてことを!
南北戦争の負傷兵イーストウッドはその少女に救われ神学女学校へ。初めは警戒する女性たち、だが各々が女の性に目覚め始める。熟女校長、女教師、女学生、さあどうするイーストウッド。羨ましい〜(笑)
ところが物語はいきなりエロからグロへ。これがまた「ミザリー」が真似たってくらいのなかなかなもの。最後は恐怖映画として締めくくり。
結論、いや〜女は怖い。ラストのなんだか楽しげに◯◯を運ぶ姿が印象的。
いや〜面白かった。
白い肌の異常な夜
イーストウッド主演ではダーティハリーのイメージがあったのを思い出しながら鑑賞しましたので、笑って見られました。足を切断されたり、殺されたり・・・踏んだり蹴ったりの男。でもあれだけ性欲のかぎりをつくしたのだから案外幸せだったのかも・・・プッ笑えます。
ギャルゲーみたい
テレビで放送してたので録画してみてみました
レンタルビデオ屋さんとかでは何度もタイトルを見たことあったのですが、
タイトルにそそられずかりたことなかったけど、見て正解!
おもしろかったです
はじめは幼女まで守備範囲?の主人公を生理的にきもいなあ…と思って見てたけど、
だんだんハーレム状態になってきて笑えました…
簡単に言ったら光源氏みたい
最後のバッドエンドは想像通り。
主人公に執着する女性像が中々おもしろかった
最後結局結婚する~ってなったのは、若い教師でしたが、
遊ぶのはかわいくてきれいな少女で、
主人公にまったくなびかない女子たちもいて。
設定がおもしろかったです。
面白かった
イーストウッドが負傷兵で一見真面目そうなのに、お盛んで欲求不満の女たちにどんどん粉をまいていくので、振り返れば後先全く気にしていないことが分かる。校長先生の部屋に行くのが一番有益なのに、よりにもよって一番どうしようもないけど一番魅力的な女の子に行くのがまたすごくいい。
最後の晩餐、あの女の子たちには生涯のトラウマになる。特に亀を殺されたエイミーちゃんがかわいそうだった。
幼女から淑女まで守備範囲広い。
閉鎖空間だからすごい極端に見えるけど非常にわかりやすく女たらしの理屈を見た気がする。
クリントイーストウッドじゃなきゃ成立しなそう。でも髪型ダサいせいかそんなにかっこいいのか疑問。
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